User Manual

グラフィック EQ/ パラメトリック EQ/ エフェクト /PREMIUMRACK
V5 リファレンスマニュアル
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NOTE
TAPTEMPO を設定している EFFECTEDIT ポップアップ画面が開いている場合、このポップ
アップ画面は表示されません。
QLV3.0 以降の場合、ディレイ値 (msec) も表示できます。
エフェクトとテンポの同期
QL シリーズの一部のエフェクトでは、効果をテンポに同期させることができます。同期させることが
できるのは、ディレイ系、変調系の 2 種類のエフェクトです。ディレイ系のエフェクトでは、テンポに合
わせてディレイタイムが変化します。変調系のエフェクトでは、テンポに合わせて変調信号の周波数が
変化します。
テンポ同期に関するパラメータ
テンポ同期には、次の 5 つのパラメーターが関係します。
1)SYNC 2)NOTE 3)TEMPO 4)DELAY 5)FREQ.
SYNC:............................... テンポ同期 ON/OFF のスイッチです。
NOTE TEMPO: .......... テンポ同期の基準になるパラメーターです。
DELAY FREQ.:........... DELAY はディレイタイムを表わす値、FREQ. は変調信号の周波数を
表わす値です。エフェクト音の変化に直接影響を与えます。DELAY
ディレイ系エフェクトのときだけ、FREQ. 変調系エフェクトのとき
だけ関係します。
各パラメーターの関係
テンポ同期は、TEMPO NOTE から DELAY( または FREQ.) の値
*a
を算出します。
SYNC ON にする
NOTE を変更する→ DELAY( または FREQ.) が設定され
このとき、DELAY( または FREQ.) の値は次の式で計算されます。
DELAY( または FREQ.)=NOTEx4x(60/TEMPO)
TEMPO 変更する→ DELAY( または FREQ.) が設定される
このとき、DELAY( または FREQ.) の値は次の式で計算されます。
DELAY=NOTEx4x(60/TEMPO)sec
FREQ.=(TEMPO/60)/(NOTEx4)Hz
例1SYNC=ON、DELAY=250ms、TEMPO=120 で、NOTE 8 音符から 4 分音符に変
更した場合
DELAY =変更後の NOTEx4x(60/TEMPO)
=(1/4)x4x(60/120)
=0.5(sec)
=500ms
となり、DELAY 250ms から 500ms に変化します。
例2SYNC=ON、DELAY=250ms、NOTE=8 分音符で、TEMPO 120 から 121 に変更
した場合
DELAY =NOTEx4x(60/ 変更後の TEMPO)
=(1/8)x4x(60/121)
=0.2479(sec)
=247.9(ms)
となり、TEMPO 250ms から 247.9ms に変化します。
*a計算結果には近似値が適用されます。
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