User Manual

グラフィック EQ/ パラメトリック EQ/ エフェクト /PREMIUMRACK
V5 リファレンスマニュアル
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FF 回路方式は、現代のコンプレッサーでは主流の方式です。音色の変化を抑えつつ、しっかりとコ
ンプレッションをかけたい場合に使用します。
FB 回路方式は、ビンテージコンプレッサーで使用されている方式です。音色に対して機器固有の
色づけをしつつ、ムーズなコンプレッションをかけたい場合に使用します。
4 GAINREDUCTION メーター
ゲインリダクション量が表示されます。
5 THRESHOLD ノブ
コンプレッサーがかかりはじめるレベルを調節します。
6 RATIO
圧縮率を調節します。ノブを一番右まで振り切るとリミッターになります。
7 ATTACK ノブ
コンプレッサーがかかりはじめるアタックタイムを調節します
8 RELEASE ノブ
コンプレッサーのリリースタイムを調節します。
9 GAIN ノブ
出力ゲインを調節します。
Portico5045
RupertNeveDesigns 社の Portico5045PrimarySourceEnhancer を忠実にモデングした
プロセッサーです。とても簡単な操作で、マイクに入り込むバックグラウンドノイズを抑制して明瞭度
を上げたり、主音声をエンハンスしてハウリングマージンを向上させたりできます。ハンドマイクだけ
でなくラベリアマイクやヘッドセットマイクにも適しておりさまざまなイベント PA やコンサート、
放送などで使用できます。また、Portico シリーズのシグネチャーであるオーディオトランスやディス
クリートアンプ回路を搭載しており、通すだけでサウンドに艶や奥行き感を加えます
1 PROCESSENGAGE ボタ
エンハンス回路をオン / オフします。
2 RMS/PEAK ボタン
レベル検出器の動作モードを選択します。RMS モードか PEAK モードを選べます。
3 TIMECONSTANT ノブ
アタックタイムとリリースタイムを切り替えます。設定は次のとおりです。
4 THRESHOLD ノブ
エンハンスしはじめるレベルを調節します。THRESHOLD 以下の信号はアッテネートされます。
5 PROCESSACTIVE 表示
入力信号が THRESHOLD 上回っているときに点灯します。主音声が入力されているときは点
灯し、無音時やフレーズとフレーズの間などでは消灯するよう THRESHOLD を設定してくだ
さい。
6 DEPTH ノブ
THRESHOLD 下の信号のアッテネート量を調節します。
■U76
U76 はさまざまな場面でオールマイティーに活躍する代表的なビンテージコンプレッサーをエミュ
レートしたプロセッサーです。通常のコンプレッサーにあるスレッショルドはパラメーターとして用意
されておらず、入力ゲインと出力ゲインのバランスでコンプレッサーのかかり具合を調節するスタイル
を持っています。RATIO パラメーターの「All モード」と呼ばれる設定では、非常に強力なコンプレッ
ションサウンドになり、このモデルのキャラクターとなっています。音質は豊かな倍音を付加してアグ
レッシブなサウンドを生み出します。
1 23 54 6
RMSMode PEAKMode
A:50ms
B:100ms
C:200ms
D:750ms
E1.5s
F:3s
Attack: 20ms 固定
Release: A:20ms
B:200ms
C:1s
D:2s
E:5s
F:30s
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