User Manual

セットアップ
V5 リファレンスマニュアル
207
ユーザー設定
ユーザーレベルを設定することにより、操作できるパラメーターをユーザーごとに制限したり、USER
DEFINED キーやプリファレンス設定をユーザーごとに切り替えたりできます。ユーザーごとの設定
「ユーザー認証キー」として本体に保存したり、USB メモリーにまとめて記憶しておいて、簡単にユー
ザーを切り替えできます。たとえば、以下のような場合に便利です。
不用意な誤操作を防止できます。
外部のエンジニア ( ゲストエンジニア ) が操作できる範囲を制限できます。
複数のオペレーターが交代で操作する場合などに、出力設定をロックするなどして、誤操作を
防止できます。
オペレーターごとに好みの設定に簡単に切り替えられます。
ユーザーの種類とユーザー認証キー
ユーザーの種類には、次の 3 つがあります。QL リーズを操作するには、いずれかのユーザーでログイ
ンします。
管理者 (Administrator) ......... QL シリーズの管理者でべての機能を使用できます。管理者
設定は本体内に 1 つだけ保存されます。ほかのユーザーのユー
ザー認証キーを作成できます。また、他のユーザーがロックし
たコンソールであっても、管理者は、管理者パスワードでロッ
クを解除できます。
ゲスト (Guest) ............管理者 (Administrator) が許可した範囲でのみ操作できます。ゲスト
設定は本体内に 1 つだけ保存されます。
ユーザー(User)............管理者 (Administrator) 許可した範囲でのみ操作できますユー
ザー設定は本体や USB メモリーにユーザー認証キーとして保存され、
任意のユーザー名で複数保存できます ( 本体には 10 個まで )。
パワーユーザー(PowerUser) 権限がある場合はユーザーレベルを
設定したユーザー認証キーを作成したり編集したりできます。
ユーザーにはそれぞれのユーザーの情報が設定されていて、ログインするとそれらの設定が有効になり
ます。ユーザー設定には次のような情報が含まれます。
パスワード ( ゲストは除く )
ユーザーレベル ( 管理者は除く )
プリファレンス設
USERDEFINED キー
USERDEFINED ノブ
CUSTOMFADERBANK
MASTERFADER
ユーザーごとの権限は、以下のようになります。
ログイン中のユーザー
USERDEFINED
キーやプリファレン
スなどユーザーセッ
トアップの編集
ユーザーレベル
の編集
パスワード
設定
コメント
編集
ユーザー認証キー
新規作成 上書き保存
管理者
( 管理者用設定と
ゲスト用設定を
編集可能 )
( 管理者は常にすべ
て操作可能なため
編集不可・ゲスト
用設定を編集可 )
○ー
ユーザー
パワーユーザー ○○
通常ユーザー
( パワーユーザー権
限のないユーザー )
×
( 閲覧のみ可能 )
○○
( ユーザーレベル
以外の設定のみ )
ゲスト
×
( 閲覧のみ可能 )
ー○