User Manual

セットアップ
V5 リファレンスマニュアル
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WORDCLOCK/SLOT 画面
MASTERCLOCKSELECT フィールド
1 マスタークロック周波数表示
現在選ばれているマスタークロックの周波数 (44.1kHz または 48kHz) が表示されます。同期が
外れている場合はこの位置に「UNLOCK」と表示されます。
NOTE
DANTEController アプリケーションでプルアップ処理または
プルダウン処理が設定されている場合、周波数の増減が
「-4.0%」「-0.1%」「+0.1%」「+4.1667%」とパーセントで
表示されます。
プルアップ処理またはプルダウン処理を設定しているときにマスタークロックを変更する場
合は、DanteController にて一度プルアップ処理またはプルダウン処理を中止し、マスターク
ロックを変更してから、再度プルアップ処理またはプルダウン処理を設定してください。
2 マスタークロック選択ボタン
マスタークロックとして使用するクロックソースを次の中から選択します。
・INT48k
INT44.1k
QL シリーズ本体の内蔵クロック ( サンプリング周波数 48kHz、44.1kHz) をクロックソースと
して使用します。
WORDCLOCKIN
本体のリアパネルにある WORDCLOCKIN 端子から供給されるワードクロックをクロック
ソースとして使用します。
DANTE48k
DANTE44.1k
本体のリアパネルにある Dante 端子から供給されるワードクロックをクロックソースとして使
用します。
NOTE
QLV1.07 以降では、本体を工場出荷時の状態に初期化すると、ワードクロックの初期値が
DANTE48k になります。CL QL を複数台使用するシステムで初期設定のままでもワードク
ロック同期するためです。
・SLOT12
本体のスロットに装着されたデジタル I/O カード経由で供給されるワードクロックをクロック
ソースとして使用します。ワードクロックは、スロットごとに 2 チャンネル単位で選択できます。
3 クロックステータスインジケーター
Dante オーディオネットワーク内でマスターになっているか、スレーブになっているかを表示し
ます。
NOTE
が表示されているとき、設定したワードクロックが Dante マスター
として動作している機器と同期していない場合、音切れが発生しますのでご注意ください。
4 クロックステータス表示
クロックソースごとに、マスタークロックへの同期状態 ( ステータス ) を示します。表示内容は次
のとおりです。
・LOCKED()
選択したクロックソースと同期したクロックが入力されていることを示します。該当する端子 /
スロットに外部機器が接続されている場合は、その機器 QL シリーズとの間で正常な入出力が
行なわれています。なおンプリング周波数が近接している場合、非同期であってもこのステー
タスを示すことがあります。
LOCKED,BUTNOTSYNC'ED( 黄色 )
有効なクロックが入力されていますが、選択したクロックソースとは同期していません。該当する
端子に外部機器が接続されている場合、その機器と QL シリーズとの間では、正常な入出力が行な
えません。
SRCON( 緑色 )
SLOT1 2 だけに適用される特別なステータスです。該当するチャンネル SRC( サンプ
ングレートコンバーター) が有効となっていることを示します。のため、たとえ非同期であって
も、QL シリーズとの間で正常な入出力が行なわれています。
UNLOCKED( 赤色 )
有効なクロックが入力されていません。該当する端子に外部機器が接続されている場合、その機器
QL シリーズとの間では、正常な入出力を行なえません。
3
1
5
2
4
7
6
8
マスターのとき
スレーブのとき