User Manual

セットアップ
V5 リファレンスマニュアル
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UNKNOWN( 黒色 )
外部機器が接続されていない有効なクロック入力がないなどの理由で、クロックの状態を検出で
きないことを示しています。その端子 / スロットを選択することはできますが、有効な接続が確立
されるまで、正常な同期は行なえません。
NOTE
選択したクロックのインジケーターが水色にならない場合は、外部機器と正しく接続されてい
るかどうか、また、外部機器がクロック情報を送信できるように設定されているかどうかをご
確認ください。
ワードクロックの設定を変更したときに、出力端子からノイズが発生することがあります。
ピーカーを保護するために、ワードクロックの設定を変更するときは、必ずパワーアンプのボ
リュームを絞ってください。
SRC がオンのチャンネルをクロックソースとして選択しようとすると、ンプリングレートコ
ンバーターを解除する旨を警告するメッセージが表示されます。
SLOT フィールド
本体のリアパネルにある MY スロットの各種設定を行ないます。
5 カード名
スロットに装着されているカードの種類が表示されます。未装着の場合は「----」と表示されます。
6 SRC タン
SRC( サンプリングレートコンバーター) 機能のあ MY カード (MY8-AE96S) が装着され
いるスロットで、SRC 機能のオン / オフを切り替えます。そのほかのカードが装着されている場
合、たはカードが未装着の場合は何も表示されません。
7 FREQUENCY 表示
AES/EBU カードなど、入力信号のサブステータスを検出できるカードが装着されている場合
入力信号のサンプリング周波数が表示されます。その他のカードが装着されている場合または
カードが未装着の場合は「----」と表示されます。
8 EMPHASISSTATUS 表示
AES/EBU カードなど、入力信号のサブステータスを検出できるカードが装着されている場合
入力信号のエンファシス情報が表示されます。その他のカードが装着されている場合、またはカー
ドが未装着の場合は「----」と表示されます。
カスケード接続を利用する
複数の QL シリーズまたは QL シリーズと外部ミキサー( ヤマハ PM5D ) をカスケード接続
ると、バスを共通化できます。たとえば外部ミキサーを使ってインプットの数を追加したい場合などに
便利です。
ここでは、2 台の QL リーズをカスケード接続する場合を例に挙げ、その接続方法や操作方法につい
て説明します。
カスケード接続について
2 台の QL シリーズをカスケード接続する場合は、お互いのスロットにデジタル I/O カードを装着し、
送り側 ( カスケードスレーブ ) の出力ポートと受け側 ( スケードマスター) の入力ポートを接続し
す。
次の図は、カスケードスレーブの QL シリーズとカスケードマスターの QL シリーズに、8 チャンネル
のデジタル I/O ードを 2 枚ずつ装着し、送り側の DIGITALOUT 端子と受け側の DIGITALIN 端子
を接続した場合の例です。
この例では、MIXバス1〜16MATRIX バス 1 8、STEREO バス (L/R)、MONO(C) バス、CUE
バス (L/R) のうち、最大 24 本のバスを共通化し、ミックスされた信号をカスケードマスターの QL
リーズから出力できます。(16 ャンネルのデジタル I/O カードを 2 使えば、すべてのバスを共有化
できます。) カスケードスレーブとカスケードマスターの設定が完了すると、カスケードスレーブ側のバ
スの信号が、スロットを通じてカスケードマスター側のバスに送られ、両方のバスを合わせた信号がカ
スケードマスターから出力されます。また、カスケードリンク機能が有効なときは、どちらか一方の QL
シリーズで特定の操作やパラメーター変更を行なったときに、もう一方の QL シリーズが連動します。
どのバスをどのスロット / チャンネルに割り当てるかは、それぞれの QL シリーズで指定する必要があ
ります。カスケードスレーブとカスケードマスターに分けて操作方法を説明します。
QL BQL A
DIGITAL
OUT
DIGITAL
IN
A+B の音声信号A の音声信号
: デジタル I/O カード
( カスケードスレーブ ) ( カスケードマスター)