User Manual
チャンネルジョブ
V5 リファレンスマニュアル
69
DCA グループを操作する
DCA フェーダーを使って、DCA グループを操作します。
■ DCA グループの各種操作
DCA グループの操作は、ストリップセクションを使用します。
・ レベル調整:フェーダー............. 各チャンネルのレベルの差を保ちながら、その DCA グループ
に割り当てられたチャンネルのレベルを調節できます。このと
き、インプットフェーダーは動作しません。
・ オン / ミュート切り替え :[ON] キー
.............................................. ストリップセクションの [ON] キーを押して消灯させると、そ
の DCA グループに属するチャンネルがミュート ( フェーダー
が - ∞ dB まで下がったときと同じ状態 ) になります。
・ キューモニター:[CUE] キー... ストリップセクションの [CUE] キーを押して点灯させると、
その DCA グループに属するチャンネルの [CUE] キーが点滅
して、キューモニターが有効になります。キューについては
「キュー機能を利用する」( → P.110) をご参照ください。
ミュート中の一時解除機能を使う
チャンネルが所属するいずれかの DCA グループボタンがオフ (= ミュート ) のときに、そのチャンネ
ルの [ON]キーのオンにより、ミュートを一時的に除外できます。ただし、プレビューモードでは[ON]
キーを押すことによるミュート中の操作が無効となります。
例 そ の 1:C H 1 が O F F 。DCAGROUP1 にアサインされている状態。
例その2:CH1 が ON。MUTEGROUP1 と DCAGROUP1 にアサインされている状態。
ミュートグループ
QL シリーズでは、8 つのミュートグループが利用できます。
ミュートグループは、USERDEFINED キー[1] 〜 [12] を使って、複数チャンネルのミュートのオン /
オフを一括して切り替える機能です。複数のチャンネルを同時にカットアウトしたいときなどに利用で
きます。ミュートグループ 1 〜 8 は、インプット系チャンネルとアウトプット系チャンネルの両方で使
用できます。同じグループに両方のチャンネルを混在させることもできます。
ミュートグループにチャンネルを割り当てる
チャンネルをミュートグループに割り当てるには、DCA グループと同様に、次の 2 つの方法がありま
す。
・ 特定のミュートグループを選んでからそのミュートグループに所属するチャンネルを指定する
・ 特定のチャンネルを選んでからそのチャンネルが所属するミュートグループを指定する
手順
1. DCA グループにインプット系およびアウトプット系チャンネルを割り当てる。
2. トップパネルのチャンネルストリップセクションやマスターセクションのフェーダーを使って、使
用したい DCA グループに属するインプット系およびアウトプット系チャンネルどうしの相対的
なバランスを調節する。
3. バンクセレクトキーで[STIN/DCA]キーを押す。
4. チャンネルストリップセクションを使用して、DCA グループを操作する。
操作例
1. DCA1 の ON キーを押し、消灯させる。
CH1 の ON キーは消灯のまま。DCA1 が MUTE 状態になる。
2. CH1 の ON キーを押す。
CH1 は MUTE の一時解除が起こり、ON キー点灯。
3. DCA1 の ON キーを押し、点灯させる。
DCA1 の MUTE が解除され、CH1 の ON キーは点灯。
操作例
1. MUTEMASTER1 を ON(MUTE)。
CH1 は MUTE 状態になり、ON キー点滅。
2. CH1 の ON キーを押す。
CH1 は MUTE の一時解除が起こり、ON キー点灯。
3. DCA1 の ONキーを押し、消灯させる。
CH1 は MUTE 状態になり、ON キー点滅。
4. CH1 の ON キーを押す。
CH1 は MUTE の一時解除が起こり、ON キー点灯。
5. もう一度 CH1 の ON キーを押す。
CH1 は MUTE 状態に戻り、ON キーが点滅。
6. DCA1 を ON、MUTEMASTER1 を OFF。
CH1 の MUTE は解除され、ON キー点灯。