MUSIC SEQUENCER Page 1 99.11.29,3:31 PM - QY20.
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取扱説明書の使い方 ☞ ☞ ☞ ☞ ☞ 表記について 解説 設定値 操作 ☞ 3 Page 3 99.11.29,3:31 PM - QY20.
安全にお使いいただくために QY20は精密機械です。いつまでもご使用いただくために、次の注意を守り、大切に お取り扱いください。 設置場所について 次のような場所でご使用になりますと、故障などの原因となりますの でご注意ください。 ・窓際などの直射日光のあたる場所や、窓を閉め切った自動車内、暖 房器具のそばなど極端に暑い場所 ・温度の特に低い場所 ・湿気やホコリの多い場所 ・振動の多い場所 お取り扱いについて ・スイッチや端子に、過度の圧力を加えることは避けてください。 ・ コード類をはずすときは、必ずプラグ部分を持って抜いてくださ い。 ・ 移動するときは、接続コードをはずした状態で行なってください。 外装のお手入れについて お手入れは、乾いた布でカラぶきするか、汚れのひどいときは少し水 で湿らせた布でふいてください。アルコールやシンナー類は、絶対に 使用しないでください。 電源について QY20は電源として、単3電池もしくは別売ACアダプターをご利用い ただけます。 単3電池でご使用になる場合には、電池が消耗しましたら(画面に Battery Low と表示されます)、すみやかにすべて新しい電池と交 換し
乾電池について 乾電池は、新しいものと古いもの、種類のちがうもの(マンガンとア ルカリ)、メーカーのちがうもの(製造会社の規格)を一緒に使わな いでください。事故や故障の原因となります。 他の電気機器への影響 本機はデジタル回路を多く使用しているため、近くのテレビやラジオ に雑音などが生じることがあります。この場合は十分に距離を離して お使いください。 改造について 本機を改造したり、内部を開けたりすることは、事故や故障につなが りますので絶対におやめください。改造された後の保証はいたしかね ます。 落雷に対する注意 落雷などの恐れがあるときは、早めにコンセントから電源プラグを抜 いてください。 スピーカーやテレビなど、磁気の強いものに近づけないでください。 保証書の手続き お買い求めいただきました際、購入店で必ず保証書の手続きを取って ください。保証書に販売店印がありませんと、保証期間中でも修理の 費用をいただくことになりますので、充分ご注意ください。 保管 取扱説明書をお読みになった後は、保証書と共に大切に保管してくだ さい。 ●音楽を楽しむエチケット● 5 Page 5 99.11.
QY20の特長 ☆ コンパクトなボディと電池駆動 ☆ パターンとソングによる機能的な音楽制作 ☆ 大型液晶によりイージーオペレーションを実現 ☆ 豊富なプリセットパターン ☆ 大容量のシーケンサー機能 ☆ ABC機能 ☆ リアルなAWM音源 ☆ 豊富なレコーディング方法 6 Page 6 99.11.29,3:32 PM - QY20.
もくじ 7 Page 7 99.11.29,3:32 PM - QY20.
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第1章 QY20の基礎知識 1.QY20のしくみ ............................................. 22 2.シーケンス部 ............................................... 23 3.AWM音源部 ................................................. 29 4.コントローラー部 ....................................... 31 5.QY20のモード構成 ..................................... 33 6.QY20機能ツリー図 ..................................... 36 7.QY20の基本的な操作 ................................. 39 8.QY20の特殊操作 ......................................... 45 9.ABC機能について .................................
1.QY20のしくみ 3つのブロック QY20は、全体で1台のシーケンサーになっていますが、内部的にみる と、大きく3つのブロックにわかれています。 シーケンス部 演奏を録音したり、録音した演奏データを編集したり再生した りする部分です。 ソングとパターンにわかれています。 AWM音源部 シーケンサーの演奏データや鍵盤の演奏、MIDIの演奏情報など で、実際に音を出す部分です。 コントローラー部 鍵盤やシーケンサーキーなど、シーケンス部、AWM音源部を コントロールする部分です。 内部構成 これらのブロックは、内部的に、次のように接続されています。 シーケンス部 AWM音源部 コントローラー部 こうして見ると、QY20は、小さいボディにもかかわらずオールインワ ンタイプのシンセサイザーと同じような内部構成になっているのが、 おわかりいただけるでしょう。 それでは次に、この3つのブロックを、1つずつ細かく見ていきましょ う。 22 Page 22 99.11.
2.
2.シーケンス部 トラック構成 パターンは、コード1(C1)、コード2(C2)、ベース(Ba)、ドラム (Dr)の4つのトラックで構成されています。 パターンの種類 QY20は、プリセットパターンを600パターン、ユーザーパターンを100 パターン内蔵しています。 プリセットスタイル プリセットパターンは、音楽ジャンルごとにカテゴリー別の名前で6パ ターンずつまとめられ、100のプリセットスタイルとしてメモリーの中 に入っています。 プリセットスタイルの中の6パターンを呼び出すには、それぞれのパ ターンに対応したセクションを選択します。つまり、プリセットスタ イル番号を設定した後、セクションを選択する、といった手順が必要 です。 24 Page 24 99.11.
セクション 6種類のセクションは、ソングで再生するときに、それぞれ次のような 機能を持っています。 イントロ(Intro) 曲のイントロ部分に使えるパターンです。 スタイルを変更しない場合、イントロを演奏後、自動的にノーマ ルに切り替わります。 ノーマル(Normal) 最もオーソドックスに使えるパターンです。 バリエーション(Variation) サビ部分に使えるバリエーションパターンです。 フィル1(Fill 1) フィルイン部分に使えるパターンです。 スタイルを変更しない場合、フィル1を演奏後、自動的にバリ エーションに切り替わります。 フィル2(Fill 2) フィルイン部分に使えるパターンの2つめです。 スタイルを変更しない場合、フィル2を演奏後、自動的にノーマ ルに切り替わります。 エンディング(Ending) 曲のエンディング部分に使えるパターンです。 スタイルを変更しない場合、エンディングを演奏後自動的に演奏 を停止します。 ユーザーパターン ユーザーパターンは、パターンを自分で作れる空白のメモリーです。 プリセットスタイルとは違ってセクションの機能はありません。 QY20の基礎知識 P
2.シーケンス部 コード変換テーブル QY20には、1オクターブの12の音をルート音(根音)として26種類の コードがプリセットされていて、鍵盤でルート音とコードタイプを指 定すると、1つのパターンを任意の調の任意のコードに転回して、演奏 することができます。 1つのパターンをさまざまなコードで演奏できるのは、QY20がコード 変換テーブルというものを持っているからです。 コード変換テーブルを通さずに、録音した通りに再生したい場合は、 コードにスルー(- - -)を選びます。 ルート音 コードタイプ コード変換 テーブル 元パターン CM7 任意の調 任意のコード パターンレコーディング時の注意 QY20は、全てのパターンをC M7の形で記憶しています。ですから、 ユーザーパターンをレコーディングするときには、レコーディングし たいパターンをC M7に置き換えなければいけません。 例えば、E mの演奏をさせるための元パターンを作るには、まず各音程 を長3度下げてC mにし、それからミbの音を半音上げてCMにし、音階 の7番目のシの音を加えるという手順です。 こうして、C M7の形でユーザーパターンメ
トラック構成 ソングは、4つのシーケンストラック(TR1, TR2, TR3, TR4)と、1つの バッキングトラック(BK)の合計5トラックで構成されています。 ソングの構成例 シーケンストラック 各シーケンストラックは、一般のシーケンサーのトラックと同様に、 メロディやオブリガートなどの演奏データを録音することができま す。 バッキングトラック バッキングトラックは、パターン(Pat)、コード(Chd)、リピート (Rpt)、テンポ(Tmp)の4つのパートで構成されており、ここにパ ターンやコードを並べて、曲のバッキングの部分を作る仕組みになっ ています。 また、バッキングトラックは、曲の小節ごとの拍子の管理、テンポ変 化の管理などを行なっており、バッキングトラックの設定次第で、変 拍子の曲や、リタルダンドなどテンポ変化のある曲も簡単に作成する ことができます。 ソングの種類 ソングは、全部で20ソング作ることができます。 QY20の基礎知識 Page 27 99.11.
2.シーケンス部 QY20での曲作りの手順 QY20では、パターン、ソングを利用して、次のような手順で曲作りが できます。 ☞ ☞ ☞ ☞ ☞ ☞ サウンドメイクアップでは、このような手順にしたがって実際の曲作 りを説明しています。 はじめて操作をされる場合は、必ずサウンドメイクアップをお読みく ださい。 28 Page 28 99.11.
3.AWM音源部 ボイスの種類 QY20のプリセットボイスは、ノーマルボイスと、ドラムボイスにわか れます。 ノーマルボイス ノーマルボイスは、鍵盤を弾くことで音階付きで発音する楽器音で、 001番のピアノから100番のリバースシンバルまで、100種類のボイスが プリセットされています。 ドラムボイス ドラムボイスは、鍵盤ごとにドラムやパーカッションがアサインされ ているドラムセット音で、Dr1のスタンダードから、Dr8のブラッシュ まで、8種類のドラムセットがプリセットされています。 ポリフォニック数(同時発音数) ポリフォニック数は、トータルで28音です。 ただし、ボイスによっては複数のエレメントで構成されているものが あり、実際に発音できる音数は異なります。 プログラムチェンジモード QY20は、通常の音色の配列以外に、GMシステムレベル1に近い音色配 列のモードを持っています。 GMシステムレベル1 GMシステムレベル1は、MIDI規格協議会で承認された、音色の配列 をはじめとするメーカーの枠を越えた音源の統一規格の呼び名で す。 ですから、QY20をGMモード(☞ 230ページ)にすることで
3.AWM音源部 シーケンス部とのかかわり AWM音源部は、本体のみでは8音色を同時に発音できる8マルチ音源構 成になっており、シーケンス部のソング、パターンの各トラックと、 内部的に下の図のように接続されています。 右側のチャンネルは、シーケンス部の各トラックのMIDIチャンネルを 表しています。 AWM音源部の各ティンバーは、対応するトラックと同じMIDIチャン ネルに設定されています。 また、各トラックの演奏データはMIDI OUT端子から、同じMIDIチャ ンネルでMIDI出力されます。 例えば、外部MIDIキーボードでQY20のAWM音源部をコントロールす る場合などは、MIDIキーボードのMIDIトランスミットチャンネルを上 の表に従って設定してください。 また、QY20のソングデータで他のMIDI音源モジュールを演奏させる 場合は、音源モジュールのMIDIレシーブチャンネルを上の表に従って 設定してください。 マルチ音源としての機能 QY20は、MIDI IN端子から入ってくるデータに対しては16マルチの音 源として働きます。 ですから、QY20では最大16パートのデータを再生することができ
4.コントローラー部 コントローラー部には、鍵盤、シーケンサーキーなどが含まれます。 鍵盤の機能 QY20は、E2〜E4にあたる、2オクターブ分の鍵盤を持っています。 鍵盤はシーケンス部や音源部と接続されていて、鍵盤での演奏をソン グやパターンに録音したり、音源部を鳴らす機能を持っています。 ・ 鍵盤では、単音ばかりでなく、和音も演奏できます。 ・ 演奏範囲はE2〜E4だけでなく、[OCT DOWN]/[OCT UP]で、E-2〜 E8に切り替えることができます。 鍵盤からは、演奏データだけでなく次のデータを入力することができ ます。 ・ コードのルート音と、コードタイプの入力。( ☞ 64, 168ページ) ・ ABC機能によるコードとオンベースの入力。( ☞ 65, 169ページ) ・ プリセットスタイルの中のセクションの設定。( ☞ 62, 163ページ) 他のブロックとのかかわり 鍵盤は、シーケンス部のソング・パターンの各トラック、音源部と、 内部的に下の図のように接続されています。 QY20の基礎知識 Page 31 99.11.
5.QY20のモード構成 QY20をはじめとするデジタル楽器では、多くの機能や操作を同じ種類 ごとにいくつかにまとめ、モードやサブモードと呼んでいます。 本機でも、操作を簡単にわかりやすくするため、全体の機能を4つの モードといくつかのサブモードにわけています。 本機を操作する際には、目的とする機能の含まれるモード、サブモー ドを順に捜してください。 本機は大きくわけて、次の4つのモードから成り立っています。 ・SONG(ソング)モード ソングを作ったり、選んで演奏するモード。 ・VOIC(ボイス)モード ソングで使用する音色を選んだり、パンやボリュームを設定する モード。 ・PAT(パターン)モード パターンを作ったり、選んで演奏するモード。 ・ユーティリティモード QY20のシステムに関する設定や、他機種とのデータのやりとり を行なうモード。 ※ ユーティリティモードは、ツリー図(☞ 36ページ)で見るとサブ モードの位置にありますが、機能的にみると各モードから完全に独 立しているので、1つのモードとして扱います。 各モードには、それぞれ次のようなサブモードがあります。 ソングモード ソングを選んで演奏し
5.QY20のモード構成 パターンモード パターンを選んで演奏します。 パターンをレコーディングします。 パターンを編集したり、大まかに修正します。 パターンを細かく修正したり、作り変えます。 ユーティリティモード システムに関する設定を行ないます。 他の機器にMIDIデータを送ります。 ABC機能を有効にする鍵盤の範囲を設定しま す。 ※ ボイスモードのサブモードは、ソングモードのサブモードと同じ働 きをします。 ☞ モードとサブモードの関係は、次の「6.QY20機能ツリー図」で一覧表 示しています。 操作 ◆モードの選択 [MODE] MODE 34 Page 34 99.11.
◆サブモードの選択 [MENU] [F1] [F4] [MODE] [F1] (例)ソングモードのジョブ(サブモード)の選択 [MENU] MENU [F1] [MODE] MODE G QY20の基礎知識 Page 35 99.11.
6.QY20機能ツリー図 ☞ MENU [F1] [F2] MENU [F1] [F3] [F1] MENU [F2] [F3] [F4] 36 Page 36 99.11.
☞ MENU [F1] [F2] MENU [F1] [F3] [F1] MENU [F2] [F3] [F4] QY20の基礎知識 Page 37 99.11.
6.QY20機能ツリー図 ☞ MENU [F1] [F2] MENU [F1] [F3] MENU [F1] [F2] [F3] 38 Page 38 99.11.
7.QY20の基本的な操作 解説 操作 ・ QY20をいろいろ触っているうちに中の設定が変わってしまいます。 購入時の最初の状態から操作したい場合、初期化という操作を行な うことで初期状態に戻すことができます。 [OCT DOWN] [OCT UP] OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL [b] C G A B C VARI. FILL1 FILL2 ENDING ・ 初期化の操作を行ない、LCDに YAMAHA QY20 と表示されたら 指を離してください。さらに3つのキーを押さえ続けていると、 [OCT UP]と[OCT DOWN]で表示するユーズドメモリーの画面に切 り替わります。 QY20の基礎知識 Page 39 99.11.
7.QY20の基本的な操作 解説 LCDの中には、黒く反転している箇所が必ずあります。この黒い反転 をカーソルと呼び、カーソルのある箇所が今選ばれているコマンドお よびデータになります。 コマンドやデータを選択するには、次の方法でカーソルを移動しま す。 操作 ・ カーソルの進む方向はモード、サブモードごとに決まっていて、そ の方向以外には進みません。 カーソルが思い通りに動かないときは、上下左右にいろいろと動か してみてください。 ・ カーソルは、設定できないコマンドやデータには、移動しない仕組 みになっています。 40 Page 40 99.11.
解説 「5.QY20のモード構成」、「6.QY20機能ツリー図」を参考にして、モー ド、サブモードを切り替えてみましょう。 モードを選択します。 [MODE] MODE MODE MODE シーケンサーがストップしていなければ、モードは切り替わりませ ん。 QY20の基礎知識 Page 41 99.11.
7.QY20の基本的な操作 サブモードを選択します。 [MENU] [F1] [F4] [MODE] (例)ユーティリティ(サブモード)の選択 [MENU] MENU [F3] [MODE] MODE 42 Page 42 99.11.
ジョブを選択します。 [MENU] [F1] [ENTER] [F1] [MODE] (例)ソングモードのソングネームジョブの選択 [MENU] [F1] MENU [F1] [ENTER] MODE [MODE] ENTER MENU QY20の基礎知識 Page 43 99.11.
7.QY20の基本的な操作 解説 QY20では、データの入力を、次の方法で行ないます。 操作 [-1/NO]/[+1/YES] –1 +1 NO YES ・ カーソルの進む方向はモード、サブモードごとに決まっていて、そ の方向以外には進みません。 カーソルが思い通りに動かないときは、上下左右にいろいろと動か してみてください。 ・ カーソルは、設定できないデータには、移動しない仕組みになって います。 ・ ソングプレイ、パターンプレイでの小節番号は、シーケンサーキー によるデータ入力しか受け付けません。(カーソルは移動しませ ん。) 解説 操作 サブモードやジョブコマンドに入り込んで、操作にまよってしまった ときには、次の方法で、ソング、ボイス、パターンのいずれかのプレ イ画面に戻ることができます。 [MODE] MODE 44 Page 44 99.11.
8.QY20の特殊操作 解説 操作 現在使用しているメモリーを表示させ、あとどのくらい録音できるの かを確認することができます。 [OCT UP] [OCT DOWN] ・ プレイ、レコード、エディット中は、表示しません。 ・ ユーズドメモリーの表示が100%に満たなくても Memory Full の 表示が出る場合があります。 この状態で、さらに録音やエディットなどの作業を行ないたいとき は、余分なデータを削除してから行なってください。 OCT DOWN BASS OCT UP QY20の基礎知識 Page 45 99.11.
8.QY20の特殊操作 解説 操作 解説 鍵盤各キーにアサインされたドラムのインスト名を表示することがで きます。 パターン、ソングなどで、ドラムパートを入力する際に便利です。 [MENU] [MODE] ・ ドラムのインストは、F0〜b4の範囲にアサインされており、本体の 鍵盤の左端のEのキーの音程がL C Dに表示されますので、[OCT DOWN]/[OCT UP]でオクターブを切り替えながら、確認してくださ い。 表示は、3鍵盤ごとにインスト名が縦に並んでいます。3つのインス ト名のうち、上にあるものが低い音程の鍵盤のインスト名です。 MODE MENU ☞ ドラムのインストアサインについて詳しく知りたい方は、「資料」の 中の「ドラムキーアサイン」をご覧ください。 また、表示されるインスト名に関する説明も、同じページに書かれ ています。併せてご覧ください。(250ページ) ・ インストが表示できるのは、次のモードの時だけです。 ・ インストアサインの表示中は、鍵盤を押さえると楽器音が確認でき ますが、他のキーは機能しません。 46 Page 46 99.11.
QY20を操作する上で、知っておくと便利なキー操作について説明しま す。 オートリピート機能 MODE hj ENTER MENU –1 +1 NO YES G g h ;t オートリピートの加速機能 j カーソルキー、[-1/NO]/[+1/YES]、[ ]/[ ] には、オートリピート機能が備わってい ます。 ですから、何度も押す必要がある場合に は、しばらく押し続けることで、同じ効 果を得ることができます。 h j]には、オートリピートのス カーソルキー、[-1/NO]/[+1/YES]、[ ]/[ ピードを早くする機能があります。 カーソルキーの場合は、あるカーソル キーのオートリピート機能を使用してい るとき、押されていない3つのキーのどれ かを押すことで、加速されます。 –1 +1 NO YES h ;t j [-1/NO]/[+1/YES]の場合は、オートリ ピート機能を使用しているとき、押され ていない方のキーを押すことで変化が加 速されます。 hj シーケンサーキーの場合も、[ ]/[ ]のオー トリピート機能を使用しているとき、押 さ
9.ABC機能について ABC機能について ABCとは、「Auto Bass Chord」(オートベースコード)の頭文字を取っ た機能です。 これは、キーボードで押さえられたキーによって何のコードが押さえ られたかを自動的に検出し、バッキングパターンをそのコードに変換 させてパターン演奏を行なう機能です。ユーザーの演奏に自動的に バッキング演奏を付け加える便利な機能のことです。 QY20のABC機能 ABC機能は、いろいろな機能の総称ですが、QY20のABC機能は、次の 2つの機能を指します。 ABCゾーン ABC機能を使うには、あらかじめABC機能を働かせる鍵盤の範囲を、 ユーティリティモードのABCゾーンで設定する必要があります。 このABCゾーンの設定は、本体の鍵盤や、QY20にMIDI接続したMIDI キーボードに対して有効です。 ABCゾーンをうまく設定すると、コードの入力だけでなく、オンベー スもABC機能で入力できて便利です。 ABCゾーンには、ABC機能のON/OFFの設定があります。 ABCがOFFになっていると、ABC機能は働きません。 また逆に、ABCがONになっていると、ABCゾー
ABC機能の使い方 ABC機能は、次のモードで使用することができます。 ユーティリティのABC=OnになっているとABCゾーンのハイリミット 以下の鍵盤で通常の演奏や録音ができなくなります。 ABC機能を使用しないときは、ABC=Offに設定してください。 操作 QY20の鍵盤でABC機能を使うとき、コードの検出がうまくいかない場 合があります。それは、本機の鍵盤で、コードのルート音の検出と、 コードタイプの検出と、ABC機能のコード検出とを同時に行なってい るためです。 コード検出を確実に行なうためには、和音を弾くタイミングをまった く同時ではなく、若干ずらしたタイミングで弾かれると、検出機能が うまく働きます。 それでもうまく検出できないときは、[OCT DOWN]/[OCT UP]や、ト ランスポーズを設定していないか確認してください。 QY20の基礎知識 Page 49 99.11.
10.コードタイプ一覧表 QY20のコード変換テーブルには、26種類のコードタイプが登録されています。 ここでは、その26種類のコードタイプについて、読み方と、ルートがCのときの構成 音を紹介します。 7(#9) 7(b13) 7(#11) シャープナインス フラットサーティーンス シャープイレブンス 1, 3, 5, ♭7, ♯9 1, 3, 5, ♭7, ♭13 1, 3, 5, ♭7, ♯11 M 1, 3, 5 3:E 7(b9) 7(13) 7(#5) フラットナインス サーティーンス セブンスシャープファイブ 1, 3, 5, ♭7, ♭9 1, 3, 5, ♭7, 13 1, 3, ♯5, ♭7 1:ルート音 3:ルート音より3度上の音 5:ルート音より5度上の音 1:C メジャー 5:G add9 M9 aug 9 アドナインス メジャーナインス オーギュメント ナイ
☞ ソングプレイ(64ページ)・パターンプレイ(168ページ)のコード表示画面で、 ルート音が黒鍵になる場合、表示音名は異名同音で処理されます。 7sus4 --- セブンスサスフォー スルー 1, 4, 5, ♭7 ユーザーパターン に録音した和音の ままで再生されま す。 sus4 dim サスフォー ディミニッシュ 1, 4, 5 1, ♭3, ♭5, 6 m add9 m9 mM7 m7(11) マイナーアッドナインス マイナーナインス マイナーメジャーセブンス マイナーセブンイレブンス 1, ♭3, 5, 9 1,♭3, 5, ♭7, 9 1, ♭3, 5, 7 1, ♭3, 5, ♭7, 11 m m7 m6 m7(b5) マイナー マイナーセブンス マイナーシックス マイナーセブンフラットファイブ 1, ♭3, 5 1,♭3, 5, ♭7 1, ♭3, 5, 6 1, ♭
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第2章 ソングモード 1.ソングプレイ ............................................... 54 2.ソングレコーディング ............................... 66 3.ソングジョブ ............................................... 98 4.ソングエディット ..................................... 134 Page 53 99.11.
1.ソングプレイ 1.ソングプレイ 【手順】 [MODE]:ソングプレイ 54 Page 54 99.11.
01〜20 演奏、録音を行なうソングを選択します。 030〜250 ソングを演奏するテンポを設定します。 表示のみ 選択したソングの拍子を表示します。 Å, Œ 各トラックにデータが入っているかどうか を表示します。 データの入っているトラックに対して、 ミュートの設定をします。 „ TR1, TR2, TR3, TR4, C1, C2, Ba, Dr 鍵盤を演奏したときに発音するトラックを 選択します。 001〜999 ソングの演奏を始める小節を選択します。 -12〜+12 ソング全体の音程を、指定した音程分だけ 上下します。 001〜100 プリセットスタイル 101〜200 ユーザーパターン バッキングを受け持つパターンを一時的に 設定します。 プリセットスタイルを選択すると、セク ションの指定ができます。 ルート バッキングトラックを演奏するコードを一 時的に設定します。 C, C#, D, Eb, E, F, F#, G, Ab, A, Bb, B コードタイプ M, add9, M7, M9, 6, aug, 7, 9, m, madd9, m7, m9, m
1.ソングプレイ MODE ENTER MENU OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL 解説 操作 C D 7 D E 7 A B C VARI.
解説 演奏、録音を行なうソング番号を選択します。 選択したソングに設定されているソング名を表示します。 ・ データの入っていない空のソングは、ソング名が[********]の表示 になります。 ・ データが入っていて、ソング名を入力していない場合は、ソング名 が空欄になります。 設定値 01〜20 操作 [-1/NO]/[+1/YES] ソング名は、ソングジョブの「12 Song Name」で入力します。 ☞ 「3.ソングジョブ」(130ページ) 解説 ソングを演奏、録音するテンポを設定します。 設定 4分音符 = 030〜250 操作 [-1/NO]/[+1/YES] ここで設定したテンポは、ソングごとに記憶されます。 ソングモード Page 57 99.11.
1.ソングプレイ MODE ENTER MENU OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL 解説 C D 7 D E 7 A B C VARI. FILL1 FILL2 ENDING D +1 YES ( 13) C G –1 NO ( 11) 7 ( 13 ) ––– 7sus4 ( 5) 7 sus4 C dim (11) add9 M9 aug 9 add9 m9 mM7 m7 M M7 6 7 m m7 m6 m7 ( 5) ソングの現在表示している小節に設定されている拍子を表示します。 ・ 拍子は、バッキングトラックの各小節ごとに設定できます。 ・ バッキングトラックにデータがないときは、現在選択されているパ ターンの拍子が表示されます。 拍子は、ソングステップレコーディングでバッキングトラックのパ ターンパートにスタイル番号やセクションを入力する際に設定しま す。 ☞ 「2.
解説 ・ 各トラックにデータが入っているかどうかを表示します。 ・ データの入っているトラックに対しては、ミュートの設定ができま す。 ● 操作 [+1/YES] [-1/NO] „ ・ ソングモードでのトラックのミュートと、パターンモードでの ミュートは、互いに連動しません。 ・ ソング番号を変更すると、ミュートの設定は解除されます。 解説 設定値 鍵盤を演奏したときに発音するトラックを選択します。 TR1, TR2, TR3, TR4, C1, C2, Ba, Dr 操作 カーソルがトラック表示以外の場所にあるときは、キーボードトラッ クのトラック名の下にアンダーラインが表示されます。 ソングモード Page 59 99.11.
1.ソングプレイ MODE ENTER MENU OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL 解説 C D 7 D E 7 A B C VARI. FILL1 FILL2 ENDING D +1 YES ( 13) C G –1 NO ( 11) 7 ( 13 ) ––– 7sus4 ( 5) 7 sus4 C dim M9 aug 9 add9 m9 mM7 m7 M M7 6 7 m m7 m6 m7 ソングの演奏、録音を始める小節を設定します。 設定値 001〜999 操作 [ h] [j] h ←→ ;t j ・ [g]で演奏や録音を始める小節をトップに移動できます。 60 Page 60 99.11.
解説 ソング全体の音程を、設定した音程分だけ上下します。 設定値 -12〜+12 単位は半音です。したがって、+12 を設定すると、ソング全体の音程 がすべて1オクターブ上がります。 逆に-12を設定すると、1オクターブ下がります。 操作 [-1/NO] [+1/YES] ・ Drトラックはトランスポーズの設定は機能しません。 ・ トランスポ−ズは本体の鍵盤からの入力に対しても機能します。 ソングモード Page 61 99.11.
1.ソングプレイ MODE ENTER MENU OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL 解説 C D 7 D E 7 A B C VARI. FILL1 FILL2 ENDING D +1 YES ( 13) C G –1 NO ( 11) 7 ( 13 ) ––– 7sus4 ( 5) 7 sus4 C dim (11) add9 M9 aug 9 add9 m9 mM7 m7 M M7 6 7 m m7 m6 m7 ( 5) バッキングを受け持つプリセットスタイル、ユーザーパターンを一時 的に設定します。 設定値 セクションの選択ができるのはプリセットパターンだけです。 ユーザーパターンでは、セクションは選択できません。 62 Page 62 99.11.
セクションの中には、数小節の演奏後に、自動的に別のセクションに 変化する機能があります。 Intro → Normal Fill 1 → Vari. Fill 2 → Normal Ending → 停止 操作 [-1/NO] [+1/YES] [-1/NO] [+1/YES] ・ ソングを途中から再生するとき、選んだパターンによっては、その 場で演奏されない音があります。その場合は、途中再生する小節を パターンの切りのよい小節に調整してください。 ・ パターンを演奏中にコードが変わると演奏されるコードの音は弾き 直されます。 ・ バッキングトラックにパターンが設定されている場合は、ソングを スタートすると、ここでのスタイル番号、パターン番号の設定は無 視され、そのとき演奏しているスタイルやパターンをリアルタイム に表示します。 ☞ パターンの種類については「資料 4.プリセットスタイルリスト」を ご覧ください。(253ページ) ・ セクションの選択は、カ−ソルがスタイル番号、セクションの位置 にある状態で、鍵盤の左側(E2〜C 3)でも行なえます。 ソングモード Page 63 99.11.
1.ソングプレイ MODE ENTER MENU OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL C D 7 D E 7 A B C VARI.
[ENTER] [ENTER] [OCT DOWN] E2 Eb3 [ENTER] バッキングトラックにコードが設定されている場合は、ソングをス タートすると、ここでのコードの設定は無視され、そのとき演奏中の コードをリアルタイムに表示します。 ・ コードは左右に2つ表示されます。 左側が現在プレイしているコードで、右側が次に設定されている コードです。(次のコードが5拍以内にない場合は表示されません) 曲の進行に従ってコードは右から左にスクロールします。 ・ コードの左肩には、そのコードの長さを示す音符が表示されます。 (同じコードが4拍以上続く場合は、音符は表示されません。) ABC機能 解説 次の方法で、本機の鍵盤やMIDIキーボードからABC機能を使ってコー ドを入力することができます。 また、ABCゾーンの設定を工夫すると、鍵盤からオンベースを入力す ることもできます。 例えば、ABCゾーンをE3〜E4に設定すると、鍵盤の左側(E2〜e3) ではオンベースが、鍵盤の右側(E3〜E4)ではコードが入力できま す。 ☞ ABCゾーンについては、「第5章 ユーティリティモード」をご覧く ださい。(
2.ソングレコーディング 2.ソングレコーディング 【手順】 [MODE]:ソングプレイ →[G]:レコーディングスタンバイ →[ ]:レコーディング 66 Page 66 99.11.
解説 REAL, STEP レコーディング方法を選択します。 TR1〜TR4, Pat, Chd, (Rpt), (Tmp) レコーディングトラックやレコーディン グパートを選択します。 030〜250 リアルタイムレコーディング時のレコー ディングのテンポを設定します。 001〜999 リアルタイムレコーディング時のレコー ディング開始小節を設定します。 現在選ばれているソングに対して、レコーディングモードやレコー ディングトラック、レコーディングパートを選択し、演奏データを録 音します。 [G] 操作 [ ] [ ] ☞ リアルタイムレコーディング (70ペ−ジ) ☞ ステップレコーディング (76ペ−ジ) ソングモード Page 67 99.11.
2.ソングレコーディング MODE ENTER MENU OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL C D 7 D E 7 G A B C FILL1 FILL2 ENDING D +1 YES ( 13) C VARI. –1 NO ( 11) ––– 7sus4 7 ( 13 ) ( 5) 7 sus4 C dim (11) add9 M9 aug 9 add9 m9 mM7 m7 M M7 6 7 m m7 m6 m7 ( 5) 解説 レコーディングスタンバイ状態で、レコーディングモードを選択しま す。 設定値 REAL‥‥‥リアルタイムレコーディング 演奏をそのまま録音するモードです。 STEP‥‥‥ ステップレコーディング 音符の長さ、音程などをひとつずつ指定しながら演奏を 録音するモードです。 操作 [REAL] [STEP] 68 Page 68 99.11.
解説 設定値 レコーディングスタンバイ状態で、録音を行なうトラックを選択しま す。 ソングレコーディングでは、4つのシーケンストラックと、バッキング トラックの中の4つのパートについて、録音を行ないます。 ☞ ソングの構成については、「第1章 QY20の基礎知識」をご覧くださ い。(27ページ) TR1, TR2, TR3, TR4 (トラック1〜4) Pat(パターンパート) Chd(コードパート) Rpt(リピートパート) Tmp(テンポパート) 操作 バッキングトラックの、Rpt(リピートパート), Tmp(テンポパー ト)は、レコーディングモードがSTEPのとき選択できます。 ソングモード Page 69 99.11.
2.ソングレコーディング MODE ENTER MENU OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL 解説 C D 7 D E 7 G A B C FILL1 FILL2 ENDING D +1 YES ( 13) C VARI.
・ QY20の鍵盤から録音した場合、ベロシティが88(mf)で録音されま す。 MIDIキーボードでは、演奏どおりのベロシティで録音されます。 ・ 必要に応じて、テンポ、レコーディング開始小節、トランスポーズ などの設定を行ないます。 プリセットスタイル、セクションや、ユーザーパターン、コードな どを変更したいときは、一度ソングプレイに戻ってから、設定して ください。 ☞ 設定方法については、ソングプレイで解説しています。(62ペー ジ) ・ ユーティリティモードで、メトロノームをRecordに設定している と、レコーディングの際にメトロノーム音がなります。 ☞ 「第5章 ユーティリティモード」(229ページ) ・ スタイルのセクションに、Endingが選択されていると、録音が1〜4 小節で終了します。 その場合は一度ソングモードに戻り、Ending以外のセクションを選 択して、もう一度録音を行なってください。 ・ ユーティリティモードのABCで、ABC=Onに設定されていると、 ABCゾ−ンのハイリミット以下の鍵盤は発音(入力)できません。 ソングモード Page 71 99.11.
2.ソングレコーディング MODE ENTER MENU OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL 解説 C D 7 D E 7 G A B C FILL1 FILL2 ENDING D +1 YES ( 13) C VARI.
操作 [ ] [ ] [-1/NO]/[+1/YES] E2 C 3 [ ] 曲の始めのコードを仮設定したいときは、一度ソングプレイに戻って から設定してください。 ☞ 設定方法については、ソングプレイで解説しています。(64ペー ジ) ユーティリティモードで、メトロノームをRecordに設定していると、 リアルタイムレコーディングの際にメトロノーム音がなります。 ☞ 「第5章 ユーティリティモード」(229ページ) ・ リピートパ−トにデータが入っていても、録音を行なうとき、リ ピートは無視されます。また、シーケンストラックに演奏データが あっても発音されません。 ・ パターンにユーザーパターンを選択すると、セクションは「- - - -」 と表示されます。 ソングモード Page 73 99.11.
2.ソングレコーディング MODE ENTER MENU OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL 解説 C D 7 D E 7 A B C VARI.
操作 [ ] [ ] E2 Eb3 E3 Eb4 [ENTER] [OCT DOWN] E2 Eb3 [ENTER] [ ] ・ 録音開始小節には、録音開始時に表示されているコードが録音され ます。 ・ ABC機能を使って、コード、オンベースを入力することもできま す。 その場合、鍵盤を押した拍にコードやオンベースが録音されるの で、[ENTER]は必要ありません。 ☞ ABC機能による、コード、オンベースの入力方法については、「1.
2.ソングレコーディング MODE ENTER MENU OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL 解説 C D 7 D E 7 A B C VARI.
F3] [F4] [F2] [F1] [ ] 次に、ビートグラフ、ロケーションポインター、ステップタイムの設 定、ベロシティの設定、ゲートタイムの設定、ファンクションの機能 などについて、詳しく説明します。 ビートグラフについて 解説 シーケンストラックのステップレコーディングにおいて、中心になる のが、次のようなビートグラフです。 ・ このビートグラフで、1つの「−」は、32分音符の長さを示していま す。したがって、8個の「−」で4分音符の長さ、32個の「−」で全音符 の長さとなります。(4/4拍子のときは、32個の「−」で1小節となり ます) ・ 例えば、4/4拍子で、1小節の符割りが、「 / / / 」となって いる音符は、ビートグラフでは、次のように示されます。 (ビートグラフ上では全ての音符が4分音符の形で表示されます) ソングモード Page 77 99.11.
2.ソングレコーディング ロケーションポインター 解説 ・ 音符を入力したり、デリートする位置を示す三角形の印(△)を、 ロケーションポインターと呼びます。 h]/[[j] [ 操作 ステップタイム 解説 入力する音符の長さを設定します。 操作 設定できるステップタイム 32分音符 Ë 16分3連音符 ÁÈ 16分音符 Á 8分3連音符 ÊÈ 8分音符 Ê 4分3連音符 ÂÈ 4分音符  2分3連音符 ‰È 2分音符 ‰ 78 Page 78 99.11.
操作 [-1/NO]/[+1/YES] ベロシティ 解説 設定値 入力する音符の強弱(鍵盤を弾く強さ)を設定します。 設定できるベロシティ値 p(ピアノ) :56 mf(メゾフォルテ) :88 f(フォルテ) :120 ext(エクスターナル) :MIDI INからのベロシティ値をそのまま 録音します。 操作 [-1/NO]/[+1/YES] QY20の鍵盤を使って入力する時、extに設定すると値はmfとなりま す。 ソングモード Page 79 99.11.
2.ソングレコーディング ゲートタイム 解説 入力する音符の、スラーやスタッカートを設定します。 設定値 設定できるゲートタイム(音価) Stac : スタッカート・・・・ステップタイムの50% 通常の長さよりかなり短く音を切ります。 Norm : ノーマル‥‥ステップタイムの90% 通常の状態です。 Slur : スラー‥‥ステップタイムの99% 音符の長さいっぱいに音をのばします。 Stac Norm Slur ステップタイム [-1/NO]/[+1/YES] 音程の入力 解説 ・ 音程の入力は、鍵盤またはMIDIキーボードで行ないます。 ・ 単音だけでなく、和音の入力も可能です。 操作 ・ 和音を入力するとき、押さえるタイミングは別々でも離すタイミン グが同時ならば、同一タイミングに同一ステップで入力されます。 80 Page 80 99.11.
・ ユーティリティのABCがOnになっていると、ABCゾーンのハイリ ミット以下の鍵盤は、音程を入力することができません。 ファンクションの機能 ファンクションの機能を説明します。 解説 [F1]:del(デリート) ロケーションポインターを任意の位置に移動し、[F1]を押すと、そ の32分音符の範囲内のノートオンデータが削除されます。 [F2]:Bdl(バックデリート) ステップレコーディングで、誤まって入力した直後に使用すると便 利なファンクションです。[F2]を押すと、設定されている音符(ス テップタイム)の長さ分だけ左にロケーションポインターが移動 し、その範囲内のノートオンデータが削除されます。 [F3]:rst(レスト) 音符(ステップタイム)の長さを選択した後、[F3]を押すと、その 長さの休符が入力されます。 [F4]:tie(タイ) 付点音符、復付点音符や、ステップタイムのちがう2つ以上の音符 がタイで結ばれている場合に使用します。[F4]を押すと、直前に入 力した音符の長さが倍の長さに変更されます。 ロケーションポインターもその分移動します。 タイはつながっている2つの音符を、8分音符
2.ソングレコーディング MODE ENTER MENU OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL 解説 C D 7 D E 7 A B C D VARI.
次に、表示、小節、拍子、スタイル、セクション、ユーザーパター ン、ファンクションについて、詳しく説明します。 表示 解説 画面は上下に2小節分のデータが表示され、小節が進むにつれて下から 上に小節がスクロールします。 小節 解説 データの入力を行なう小節を選択します。 設定値 001〜999 操作 [ h]/[j] 拍子 解説 ・ 小節ごとに、拍子を設定できます。 ・ ここで設定した拍子が、パターンの拍数よりも少ない場合はパター ンが途中で打ち切られます。 ・ また、ここで設定した拍子が、パターンの拍数よりも多い場合は、 設定した拍子の拍数までパターンを繰り返します。 設定値 1/16〜16/16, 1/8〜16/8, 1/4〜8/4 操作 [-1/NO]/[+1/YES] 拍子を変更した小節の小節番号は、文字反転が通常表示になります。 ソングモード Page 83 99.11.
2.ソングレコーディング プリセットスタイル番号、セクション、ユーザーパターン番号 解説 ・ プリセットスタイル、セクション、ユーザーパターンを小節単位で 設定します。 ・ 同じプリセットスタイル、セクション、ユーザーパターンが続く場 合は設定を省くことができます。 ・ スタイル番号、セクション、ユーザーパターン番号をまったく設定 しない場合は、ソングプレイで設定したスタイル番号、セクショ ン、ユーザーパターン番号が選ばれます。 設定値 プリセットパターンは、スタイル番号とセクションを設定すること によって決まります。 ユーザーパターンには、セクションは存在しません。 操作 [-1/NO]/[+1/YES] 鍵盤のE2〜C 3を使ってセクションを設定することもできます。 84 Page 84 99.11.
ファンクションの機能 ファンクションの機能について説明します。 解説 [F1]:ers(イレース) パターンパートに一度設定したスタイル番号、セクション、ユー ザーパターン番号、拍子を消去します。 バッキングトラックの任意のパートのステップレコーディングから、 [MENU]とファンクション[F1]〜[F4]を使って、他パートのステップレ コーディングに入ることができます。 拍子の変更後、元に戻すには、必ずersを実行してください。[-1/NO]/ [+1/YES]で設定を元に戻しても、拍子変更が解除されたことにはなり ません。 ソングモード Page 85 99.11.
2.ソングレコーディング MODE ENTER MENU OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL 解説 C D 7 D E 7 A B C VARI.
[F1] 次に、表示、小節、コード、オンベース、シンコペーションについ て、詳しく説明します。 表示 解説 ・ 4分音符4拍分のデータが1段に表示されます。 4/4拍子の場合、1画面の上下2段に2小節分のデータが表示されま す。 小節が進むにつれて、下から上に小節がスクロールします。 ・ 1小節は4分音符単位のマスにわかれています。 小節 解説 設定値 操作 データの入力を行なう小節を設定します。 001〜999 h]/[j] [ コード 解説 ・ コードを、各拍に入力できます。 ・ コードは、ルートとコードタイプからできています。 設定値 ・ 入力できるルートは12種類、コードタイプは26種類です。 ルート : C, C#, D, Eb, E, F, F#, G, Ab, A, Bb, B コードタイプ : M , add9, M7, M9, 6, aug, 7, 9, m, madd9, m 7, m9, m6, mM7, m7(b5), m7(11), 7(b9), 7(#9), 7(13), 7(b13), 7(#5), 7(#11), sus4, 7sus4, sim, --
2.ソングレコーディング 操作 E2 e3 E3 E4 ABC機能でコードを入力することができます。 ☞ ABC機能については「第1章 QY20の基礎知識」をご覧ください。 (48ページ) オンベース 解説 設定値 ・ コードのベース音を、ルートとは違う音にする場合に設定します。 ・ コードごとに設定することができます。 C, C#, D, Eb, E, F, F#, G, Ab, A, Bb, B 操作 [OCT DOWN] [OCT DOWN] E2 Eb3 ☞ ABCゾーンについては、「第5章 ださい。(238ページ) ユーティリティモード」をご覧く ・ コードが設定されていないと、オンベースは設定できません。 ・ ABC機能を使うと、コードとオンベースが同時に設定できます。 88 Page 96 99.11.
シンコペーション 解説 コード変化のタイミングを、1つ前のビートに8分音符分食い込ませる 設定をシンコペーションと呼びます。 操作 [OCT UP] [OCT UP] コードが設定されていないと、シンコペーションは設定できません。 ファンクションの機能 ファンクションの機能について説明します。 解説 [F1]:ers(イレース) 一度設定したルート、コードタイプ、オンベース、シンコペーショ ンを消去します。 バッキングトラックの任意のパートへのステップレコーディングか ら、[MENU]とファンクション[F1]〜[F4]を使って、他のパートのス テップレコーディングに入ることができます。 ソングモード Page 97 99.11.
90ページ〜97ページまでは、PDF上では表示されません。
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3.ソングジョブ 3.ソングジョブ ソングジョブは、録音されたソングデータに対して、さまざまな編集を加える機能で す。 【手順】 [MODE]:ソングプレイ →[MENU]:ソングメニューウインドウ →[F1] :ソングジョブ ソングジョブ 1 Mix Track 任意のトラックの演奏データを別のトラックにミックス します。 2 Copy Measure 任意の小節の演奏データを指定した回数だけ別の位置に コピーします。 100ページ 102ページ 3 Create Measure 全てのシーケンストラックに、小節を挿入します。 106ページ 4 Quantize 演奏データをクオンタイズします。 108ページ 5 Delete Measure 任意の小節を削除し、小節をつめます。 110ページ 6 Erase Measure 任意の小節の演奏データを消去し、休符にします。 112ページ 7 Transpose 演奏データの音程を半音単位で上下にシフトします。 114ページ 8 Move Clock 演奏データのノートオンの位置を微妙にずらしま
ソングジョブは、次の操作で始めます。 ソングプレイの状態から、操作を始めます。 ①[MENU]を押します [MENU]を押してメニューウインドウを表示させ、[F1]を押して、 ジョブリストを表示させます。 ②機能を選択します 任意のジョブにカーソルを移動させ、[ENTER]を押して機能を選択 します。 ※ ソングジョブの操作を中断して、元のジョブリストの画面に戻るに は、各ジョブ画面で[F1]を押します。 ③ソングジョブから抜けてソングプレイに戻ります ソングジョブから抜けて、ソングプレイ画面に戻るには、[MODE] を押します。 ソングモード Page 99 99.11.
3.ソングジョブ [MENU] → [F1] → 1 Mix Track → [ENTER] 機能 任意のトラックの演奏データを別のトラックにミックスします。 設定 ソーストラック1 TR1, TR2, TR3, TR4 ソーストラック2 TR1, TR2, TR3, TR4 デスティネーショントラック TR1, TR2, TR3, TR4 ソーストラック1とソーストラック2の演奏データをミックスし、デス ティネーショントラックにコピーします。 100 Page 100 99.11.
ソーストラック1、2 解説 設定値 ・ ソーストラックでは、ミックスするトラックをTR1〜TR4のシーケ ンストラックの中から選択します。 ・ 2つのソーストラックの演奏データで、同じタイミングのデータ は、ミックストラック実行後、ソーストラック1のデータが前にな ります。 TR1, TR2, TR3, TR4 操作 [-1/NO]/[+1/YES] デスティネーショントラック 解説 ・ デスティネーショントラックでは、ミックスしたデータを書き込む トラックを選択します。 ・ ソーストラックと同じトラックをデスティネーショントラックに選 択することもできます。 ・ ミックストラック実行後、デスティネーショントラックに入ってい たデータは消え、ミックスされたデータが入ります。 設定値 TR1, TR2, TR3, TR4 操作 [-1/NO]/[+1/YES] [ENTER] [+1/YES] ソーストラック1, 2にデータがない場合、エラーになります。 ソングモード Page 101 99.11.
3.ソングジョブ [MENU] → [F1] → 2 Copy Meas → [ENTER] 機能 任意の小節の演奏データを設定した回数だけ別の位置にコピーします。 設定 ソーストラック TR1, TR2, TR3, TR4, Chd コピー元の先頭小節 001〜999 コピー元の終了小節 001〜999 デスティネーショントラック TR1, TR2, TR3, TR4, Chd コピー開始小節 001〜999 コピー回数 01〜99 選択したトラックの、設定した範囲の演奏データを、設定した回数だ け、別の位置にコピーします。 102 Page 102 99.11.
ソーストラック 解説 設定値 ソーストラックでは、コピー元のトラックやパートを選択します。 選択できるトラックは、TR1〜TR4のシーケンストラックと、バッキン グトラックの中のコードパートです。 TR1, TR2, TR3, TR4, Chd(バッキングトラックのコードパート) 操作 [-1/NO]/[+1/YES] コードパートのデータは、コードパート以外にはコピーできません。 コピー元の先頭小節, コピー元の最終小節 解説 設定値 コピー元の範囲を、先頭小節と最終小節で設定します。 コピー元の先頭小節:001〜999 コピー元の最終小節:001〜999 ただし、先頭小節≦最終小節 操作 [-1/NO]/[+1/YES] ソングモード Page 103 99.11.
3.ソングジョブ デスティネーショントラック 解説 コピー先のトラックを選択します。 選択できるトラックは、TR1〜TR4のシーケンストラックと、バッキン グトラックの中のコードパートです。 設定値 TR1, TR2, TR3, TR4, Chd(バッキングトラックのコードパート) 操作 [-1/NO]/[+1/YES] コードパートのデータは、コードパート以外にはコピーされません。 104 Page 104 99.11.
コピー開始小節 解説 設定値 コピー先の小節を設定します。 ここで設定した小節からコピー元の小節データがコピーされます。 001〜999 操作 [-1/NO]/[+1/YES] コピー回数 解説 設定値 設定したコピー元の範囲の小節が、設定した回数だけ繰り返してコ ピーされます。 01〜99 操作 [-1/NO]/[+1/YES] [ENTER] [+1/YES] ・ リピートパートにリピートが設定されていると、コードパートのコ ピーはできません。 ・ バッキングのコードパートは、コードパートに対してのみコピーが 行なえます。 ・ ソーストラックにデータがない場合、エラーになります。 ソングモード Page 105 99.11.
3.ソングジョブ [MENU] → [F1] → 3 Create Meas → [ENTER] 機能 全てのシーケンストラックに、小節を挿入します。 設定 挿入開始小節 001〜999 拍子 1/16〜16/16, 1/8〜16/8, 1/4〜8/4 挿入小節数 01〜99 ・ 現在エディット中のソングの、シーケンストラック(TR1〜TR4) に、設定した長さの小節を新しく挿入します。 ・ 挿入された小節は、演奏データの何も入っていない空白の小節とな ります。 挿入開始小節 解説 小節を挿入する位置を示します。 設定値 001〜999 操作 [-1/NO]/[+1/YES] 106 Page 106 99.11.
拍子 解説 設定値 ・ 挿入する小節の拍子を設定します。 ・ 拍子の管理はバッキングトラックで行なわれており、ここで設定し た拍子の小節が挿入されるわけではありません。 ・ 実際には、ここで設定した拍子の拍数だけ、挿入開始小節より後の 演奏データが、うしろに移動します。 1/16〜16/16, 1/8〜16/8, 1/4〜8/4 操作 [-1/NO]/[+1/YES] 挿入小節数 解説 設定値 挿入する小節数です。 01〜99 操作 [-1/NO]/[+1/YES] [ENTER] [+1/YES] ・ クリエートメジャーは、シーケンストラックにのみ小節を挿入する ため、そのままではバッキングトラックとの小節数が合わなくなり ます。 ・ 挿入後の最終小節が999を越えるような指定が行なわれた場合は、 エラーとなります。 ソングモード Page 107 99.11.
3.ソングジョブ [MENU] → [F1] → 4 Quantize → [ENTER] 機能 演奏データをクオンタイズします。 設定 分解能 ‰ ‰È  ÂÈ Ê ÊÈ Á ÁÈ Ë トラック TR1, TR2, TR3, TR4 クオンタイズ開始小節 001〜999 クオンタイズ終了小節 001〜999 ・ 現在選んでいるソングの、選択したトラックの設定した範囲にクオ ンタイズを行ないます。 ・ クオンタイズは、リアルタイムレコーディングされた演奏データの あいまいなタイミングをジャストタイミングにそろえる機能です。 元のデータ 4分音符でクオン タイズした場合 8分音符でクオン タイズした場合 108 Page 108 99.11.
分解能 解説 設定値 クオンタイズを行なう時の修正の目安となる最小音符を設定します。 32分音符 Ë 16分3連音符 ÁÈ 16分音符 Á 8分3連音符 ÊÈ 8分音符 Ê 4分3連音符 ÂÈ 4分音符  2分3連音符 ‰È 2分音符 ‰ 操作 [-1/NO]/[+1/YES] トラック 解説 クオンタイズを行なうトラックを選択します。 設定値 TR1, TR2, TR3, TR4 操作 [-1/NO]/[+1/YES] クオンタイズ開始小節、クオンタイズ終了小節 解説 設定値 ・ クオンタイズを実行する小節の範囲を設定します。 ・ 1小節だけクオンタイズしたい場合は、開始小節と終了小節で同じ 小節を設定します。 001〜999 操作 [-1/NO]/[+1/YES] [ENTER] [+1/YES] 設定した範囲にデータがない場合はエラーになります。 ソングモード Page 109 99.11.
3.ソングジョブ [MENU] → [F1] → 5 Delete Meas → [ENTER] 機能 任意の小節を削除し、小節をつめます。 設定 デリート開始小節 001〜999 デリート終了小節 001〜999 ・ シーケンストラック(TR1〜TR4)の設定した範囲の小節を削除し ます。 ・ デリート後は、削除した小節より後の小節が前に移動します。 110 Page 110 99.11.
デリート開始小節、デリート終了小節 解説 デリートを行なう範囲を設定します。 設定値 001〜999 操作 [-1/NO]/[+1/YES] [ENTER] [+1/YES] ・ デリートは、シーケンストラックにのみ実行されるので、そのまま では、バッキングトラックとの小節数が合わなくなります。 ・ 設定した範囲にデータがない場合、エラーになります。 ソングモード Page 111 99.11.
3.ソングジョブ [MENU] → [F1] → 6 Erase Meas → [ENTER] 機能 設定した小節の演奏データを消去し、休符にします。 設定 トラック TR1, TR2, TR3, TR4 イレース開始小節 001〜999 イレース終了小節 001〜999 選択したトラックの、設定した範囲の演奏データをすべて消去し、休 符に置き換えます。 112 Page 112 99.11.
トラック 解説 設定値 イレースを行なうトラックを選択します。 TR1, TR2, TR3, TR4 操作 イレース開始小節、イレース終了小節 解説 設定値 イレースを行なう範囲を設定します。 001〜999 操作 [-1/NO]/[+1/YES] [ENTER] [+1/YES] 設定した範囲にデータがない場合は、エラーになります。 ソングモード Page 113 99.11.
3.ソングジョブ [MENU] → [F1] → 7 Transpose → [ENTER] 機能 演奏データの音程を半音単位で上下にシフトします。 設定 トラック TR1, TR2, TR3, TR4 トランスポーズ開始小節 001〜999 トランスポーズ終了小節 001〜999 オフセット -12〜+12 選択したトラックの、設定した範囲の音程を、設定した音程分だけ上 下します。 114 Page 114 99.11.
トラック 解説 設定値 操作 トランスポーズを行なうトラックを選択します。 TR1, TR2, TR3, TR4 [-1/NO]/[+1/YES] トランスポーズ開始小節、トランスポーズ終了小節 解説 設定値 トランスポーズを行なう範囲を設定します。 001〜999 操作 [-1/NO]/[+1/YES] オフセット 解説 設定値 ・ オフセットは、音程をシフトする大きさです。 ・ 単位は半音です。したがって、+12を設定すると、設定した範囲の 演奏データが全て1オクターブ上がります。 逆に-12を設定すると、1オクターブ下がります。 -12〜+12 操作 [-1/NO]/[+1/YES] [ENTER] [+1/YES] 設定した範囲にデータがない場合はエラーになります。 ソングモード Page 115 99.11.
3.ソングジョブ [MENU] → [F1] → 8 Move Clock → [ENTER] 機能 演奏データのノートオン位置を微妙にずらします。 設定 トラック TR1, TR2, TR3, TR4 ムーブクロック開始小節 001〜999 ムーブクロック終了小節 001〜999 クロック -99〜+99 選択したトラックの、設定した範囲の演奏データ全体を少しだけ前後 に移動し、「つっこみ」や「ため」などを表現します。 116 Page 116 99.11.
トラック 解説 設定値 ムーブクロックを実行するトラックを選択します。 TR1, TR2, TR3, TR4 操作 [-1/NO]/[+1/YES] ムーブクロック開始小節、ムーブクロック終了小節 解説 設定値 ムーブクロックを実行する範囲を設定します。 001〜999 操作 [-1/NO]/[+1/YES] クロック 解説 設定値 ・ クロックでは、演奏データを前後に移動させる大きさを設定しま す。 ・ 1拍は96クロックです。 -99〜+99 操作 [-1/NO]/[+1/YES] [ENTER] [+1/YES] 設定した範囲にデータがない場合はエラーになります。 ソングモード Page 117 99.11.
3.ソングジョブ [MENU] → [F1] → 9 Remove Event → [ENTER] 機能 演奏データの中の特定のイベントを取り除きます。 設定 トラック TR1, TR2, TR3, TR4 リムーブ開始小節 001〜999 リムーブ終了小節 001〜999 イベント 右ページ参照 選択したトラックの、設定した範囲の、特定のイベントを取り除きま す。 118 Page 118 99.11.
トラック 解説 設定値 リムーブイベントを実行するトラックを選択します。 TR1, TR2, TR3, TR4 1 操作 2 [-1/NO]/[+1/YES] リムーブ開始小節、リムーブ終了小節 解説 設定値 リムーブイベントを実行する範囲を設定します。 001〜999 操作 [-1/NO]/[+1/YES] イベント 解説 設定値 取り除くイベントを選択します。 ・ ノート(Note) 通常の音符のデータです。 ・ プログラムチェンジ(Program Change) ボイスを切り換えるデータです。 ・ サステイン(Sustain) サステインペダルをON/OFFするためのデータです。 ・ ピッチベンド(Pitch Bend) ピッチベンドを行なうためのデータです。 ・ モジュレーション(Modulation) ビブラートやトレモロなどの、モジュレーションをコントロール するためのデータです。 ・ パン(Pan) 音の定位をコントロールするためのデータです。 ソングモード Page 119 99.11.
3.ソングジョブ ・ ボリューム(Volume) ボリュームをコントロールするためのデータです。 ・ エクスプレッション(Expression) ボリュームをコントロールするためのデータです。 ・ データエントリーMSB(Data Entry MSB) ・ データエントリーLSB(Data Entry LSB) RPNをはじめ、さまざまなパラメーターの量を変更するときに使 われるデータです。 ・ RPN MSB(レジスタードパラメーターナンバーMSB) ・ RPN LSB(レジスタードパラメーターナンバーLSB) ピッチベンドセンシティビティの変更や、チューニングなど、音 源の設定の変更を行なうためのデータです。 実際の値の変更は、データエントリーで行ないます。 操作 [-1/NO]/[+1/YES] [ENTER] [+1/YES] 設定した範囲にデータがない場合はエラーになります。 120 Page 120 99.11.
ソングモード Page 121 99.11.
3.ソングジョブ [MENU] → [F1] → 10 Modify Velocity → [ENTER] 機能 演奏データのベロシティを変更します。 設定 トラック TR1, TR2, TR3, TR4 モディファイ開始小節 001〜999 モディファイ終了小節 001〜999 レイト 0〜200% オフセット -99〜+99 ・ 選択したトラックの、設定した範囲のベロシティ(キーを弾く強 さ)を変更します。 ・ ベロシティの変更には、レイトで設定する方法と、オフセットで設 定する方法があります。 また、この2つを組み合わせて使うこともできます。 122 Page 122 99.11.
トラック 解説 設定値 モディファイを実行するトラックを選択します。 TR1, TR2, TR3, TR4 操作 [-1/NO]/[+1/YES] モディファイ開始小節、モディファイ終了小節 解説 設定値 モディファイを実行する範囲を設定します。 001〜999 操作 [-1/NO]/[+1/YES] レイト 解説 ・ レイトでは、元の演奏データのベロシティを基準に、パーセントで ベロシティを変更します。(図中では縦の棒はベロシティの強さを 示します) ・ 実際には、以下の計算式に基づいてジョブが実行されます。 ベロシティ(実行後)= ベロシティ(実行前)×レイト + オフセット 計算途中で、値が0以下になる場合は、実行後ベロシティを1にしま す。 ソングモード Page 123 99.11.
3.ソングジョブ 元のデータ (Vel) 96 レイト=50%にした場合 は、ベロシティの強弱の 差が半分になります。 (Vel) 48 レイト=150%にした場合 は、ベロシティの強弱の 差が1.5倍になります。 (Vel) 127 設定値 000〜200% 操作 [-1/NO]/[+1/YES] 124 Page 124 99.11.
オフセット 解説 オフセットでは、元の演奏データのベロシティに任意の数値を加減し てベロシティを変更します。 元のデータ (Vel) 96 オフセット=-20 にした場合。 (Vel) 76 オフセット=+20 にした場合。 (Vel) 116 64 48 64 44 28 44 84 68 84 ・ レイトとオフセットを組み合わせた場合は、設定されたレイトでベ ロシティが変更された後、オフセットの数値が加減されます。 設定値 -99〜+99 操作 [-1/NO]/[+1/YES] [ENTER] [+1/YES] ・ モディファイ後のベロシティが127を越えたり、0以下の値になる場 合は、それぞれ127, 1に修正されます。 ・ オフセットの設定によって、データのベロシティが極端に小さい数 値になってしまうと、その音はほとんど聴こえない状態になりま す。 ・ 設定した範囲にデータがない場合はエラーになります。 ソングモード Page 125 99.11.
3.ソングジョブ [MENU] → [F1] → 11 Modify Gate Time → [ENTER] 機能 演奏データのゲートタイムを変更します。 設定 トラック TR1, TR2, TR3, TR4 モディファイ開始小節 001〜999 モディファイ終了小節 001〜999 レイト 0〜200% オフセット -99〜+99 ・ 選択したトラックの、設定した範囲のゲートタイム(音価)を変更 します。 ・ ゲートタイムの変更には、レイトで設定する方法と、オフセットで 設定する方法があります。 また、この2つを組み合わせて使うこともできます。 126 Page 126 99.11.
トラック 解説 設定値 モディファイを実行するトラックを選択します。 TR1, TR2, TR3, TR4 操作 [-1/NO]/[+1/YES] モディファイ開始小節、モディファイ終了小節 解説 設定値 ・ モディファイを実行する範囲を設定します。 000〜999 操作 [-1/NO]/[+1/YES] レイト 解説 ・ レイトでは、元の演奏データのゲートタイムを基準に、パーセント でゲートタイムを変更します。 ・ 実際には、以下の計算式に基づいてジョブが実行されます。 ゲートタイム(実行後)= ゲートタイム(実行前)× レイト + オフセット 計算途中で、値が0以下になる場合は、実行後のゲートタイムを1にし ます。 ソングモード Page 127 99.11.
3.ソングジョブ 元のデータ (Gate) 86 レイト=50%にした場 合は、音価が半分に なります。 (Gate) 43 レイト=150%にした場 合は、音価が1.5倍にな ります。 (Gate) 1-33 設定値 000〜200% 操作 [-1/NO]/[+1/YES] 128 Page 128 99.11.
オフセット 解説 ・ オフセットでは、元の演奏データのゲートタイムに、任意の数値を 加減してゲートタイムを変更します。 元の演奏データ (Gate) 86 オフセット=+20 にした場合。 (Gate) 1-10 オフセット=-20 にした場合。 (Gate) 66 設定値 43 43 1-76 63 63 2-00 23 23 1-56 -99〜+99 操作 [-1/NO]/[+1/YES] [ENTER] [+1/YES] ・ オフセットの設定によって、データのゲートタイムの値が小さく なってしまうと、その音はほとんど聴こえない状態になります。 ・ またオフセット値やレイトが大きすぎると、音符が重なってしまう ため、QY20の音源部の発音数を越えてしまう場合があり、音切れ の原因となることがあります。 ・ 設定した範囲にデータがない場合はエラーになります。 ・ ドラムボイスを選択しているトラックに対しては、効果はありませ ん。 ソングモード Page 129 99.11.
3.ソングジョブ [MENU] → [F1] → 12 Song Name → [ENTER] 機能 現在選択しているソングに名前を付けます。 設定 ソングネーム 選択されているソングに、ソング名を設定します。 ソング名は8文字まで入力できます。 [ENTER] [ENTER] ・ 現在選んでいるソングに、何もデータが入っていない場合は、ソン グ名を付けることはできません。 130 Page 130 99.11.
[MENU] → [F1] → 13 Clear Track → [ENTER] 機能 任意のトラックの全演奏データを消去します。 設定 トラック TR1, TR2, TR3, TR4, BK 選択したトラックの演奏データを消去します。 [-1/NO]/[+1/YES] [ENTER] [+1/YES] 選択したトラックにデータがないと、エラーになります。 ソングモード Page 131 99.11.
3.ソングジョブ [MENU] → [F1] → 14 Clear Song → [ENTER] 機能 選択しているソングの全てのデータを消去します。 現在選ばれているソングとボイスプレイの、すべてのデータを消去し ます。 [ENTER] [+1/YES] ・ クリアされた後の各トラックの音色番号は、次の通りです。 TR1〜TR4 ・・・・・・ 音色番号 :001 ボイスプレイで設定し C1, C2 ・・・・・・・・・ 音色番号 :096 たデ−タが初期値にな Ba ・・・・・・・・・・・・ 音色番号 :078 ります。 Dr ・・・・・・・・・・・・・ 音色番号 :Dr4 現在選んでいるソングにデータがないと、エラーになります。 132 Page 132 99.11.
ソングモード Page 133 99.11.
4.ソングエディット 4.ソングエディット 【手順】 [MODE]:ソングプレイ → [MENU] :ソングメニューウィンドウ → [F2] :ソングエディット 134 Page 134 99.11.
3 表示のみ 現在エディットを行なっているトラック を表示します。 表示のみ 現在、選ばれているエディットモードを 表示します。 表示のみ 現在、カーソルのある小節に設定されて いる拍子を表示します。 001〜999 現在、カーソルのある小節の小節番号を 表示します。 01〜08 イベントが、4分音符で何拍目にあるのか を示します。 拍子によって、設定値は異なります。 00〜95 イベントが、1拍の中のどの位置にある のかを、4分音符1拍を96分割した値で 示します。 ノート プログラムチェンジ サステイン ピッチベンド モジュレーション パン ボリューム エクスプレッション データーエントリーMSB データーエントリーLSB RPN MSB RPN LSB 演奏データの中の種目のことです。 ソングエディットでは、イベント単位 で曲をエディットします。 各イベントごとの設定値です。 イベントの種類によって、設定できるパラメーターや機能が異なり ます。 ソングモード Page 135 99.11.
4.ソングエディット 1 2 MODE ENTER MENU OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL 解説 C D 7 D E 7 A B C VARI.
バッキングトラックは、ソングエディットからは修正できません。 バッキングトラックの修正は、ステップレコーディング状態で行なっ てください。 解説 エディットを行なうトラックを表示します。 エディットするトラックは、ソングエディットに入る前に、キーボー ドトラックとして選択しておきます。 ソングエディットに入ってからは、トラックの変更はできません。 解説 設定値 ・ ソングエディットには、チェンジとインサートの2つのモードがあ ります。 ・ チェンジモードは、録音された演奏データを、修正するモードで す。 ・ インサートモードは、録音された演奏データに、新しいデータを追 加するモードです。 ・ ソングプレイからソングエディットに入ると、エディットモードは 必ずチェンジモードになっています。 Change, Insert [MENU] 操作 [F1] [F1] [MENU] [F1] [MODE] ソングモード Page 137 99.11.
4.ソングエディット 3 拍子 4 MODE ENTER MENU 6 OCT DOWN OCT UP BASS 5 E F G A G A B F INTRO NORMAL 解説 C D 7 D E 7 G A B C FILL1 FILL2 ENDING D +1 YES ( 13) C VARI.
イベントが、1小節の中の何拍目にあるかを示します。 クロック : 1拍より細かい音符の位置や、音符の長さを示す単位で す。 4分音符1拍を96等分した長さを1クロックと呼びます。 ですから、96クロック=1ビートになります。 また、4分音符の長さは9 6クロック、8分音符は4 8ク ロックといったように、音符の長さをクロックで表し ます。 また、そのイベントが、1拍の中のどの位置にあるかを 示すときにも使います。 ・ メジャー、ビート、クロックは、下の図のような関係にあります。 4 4 ~ 00, 01 ••••• 95, 00 •••• 48 ••95, 00 ••••••••• 95, 00 ••••••••••••95 00 ••••• 01 02 03 001 04 01 002 ・ 下の譜面の音符のデータは、ソングエディットの画面では次のよう に表されます。 録音後の演奏データの発音のタイミングを、メジャー、ビート、ク ロックを変更することによって、簡単に変更することができます。 ☞ 「チェンジモード」(146ページ) 設定値 メジャ
4.ソングエディット MODE ENTER MENU OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL 解説 C D 7 D E 7 A B C VARI.
QY20で扱えるのは、次の10種類のイベントです。 ノート(Note) 解説 鍵盤を弾いたというイベントです。鍵盤から入力されたデータやプリ セットパターンのデータは、ほとんどがこのイベントになっていま す。 設定値 ・ ノート ・・・・・・・・・ 音名です。(黒鍵は異名同音処理されます。) 設定値:C-2〜G 8 ・ ゲートタイム‥‥ 鍵盤を押さえている時間をビートとクロックで示 します。 設定値:00-01〜99-95 ・ ベロシティ‥‥‥ 鍵盤を弾く強さです。 設定値:001〜127 プログラムチェンジ(Program Change) 解説 設定値 音色を切り替えるイベントです。 ・ 音色番号 ・・・・・・・ 入力されている音色番号です。 設定値:001〜100, Dr1〜Dr8, OFF ・ 音色名 ・・・・・・・・・ 音色番号に対応するQY20のプリセットボイス名 が表示されます。 サステイン(Sustain) 解説 設定値 サステインペダルをON/OFFするイベントです。 ON, OFF ソングモード Page 141 99.11.
4.ソングエディット ピッチベンド(Pitch Bend) 解説 設定値 ピッチベンドホイールを操作するイベントです。 音程を上下に変化させる効果があります。 ・ ピッチベンドの量‥‥ピッチベンドホイールがどれくらい回された かを、数字で表します。 設定値は、-64〜+00〜63です。 +00でホイールを回していない状態。 -64で下側に、63で上側にいっぱいに回した 状態です。 QY20では、上下に全音の音程変化をしま す。 ピッチベンドを1イベントでもインサートすると、それ以降のノート データの音程がすべて変わってしまいます。 ピッチベンドをインサートしたら、必ず最後に、値 = +00 のピッチベ ンドをインサートして音程を元に戻してください。 モジュレーション(Modulation) 解説 モジュレーションホイールを操作するイベントです。 ビブラートやトレモロなどのモジュレーションをコントロールしま す。 設定値 ・ モジュレーションの量‥‥モジュレーションホイールがどれくらい 回されたかを、数字で表します。 設定値は、000〜127です。 000でホイールを回していない状態、 127で上
モジュレーションを1イベントでもインサートすると、それ以降のノー トデータにすべてモジュレーションが掛かってしまいます。 モジュレーションをインサートしたら、必ず適切な位置に、値 = 000 のモジュレーションをインサートして元に戻してください。 パン(Pan) 解説 音の定位をコントロールするためのイベントです。 ボイスプレイのパンポットの位置をコントロールします。 設定値 ・ パンの設定‥‥‥ 音の定位を、左から右まで15段階で表します。 設定値:L7〜L1, C, R1〜R7 ボリューム(Volume) 解説 設定値 音量をコントロールするイベントです。 ボイスプレイのチャンネルフェーダーの位置をコントロールします。 このイベントでトラックごとの音量バランスを取ることができます。 ・ボリューム‥‥‥設定値 000〜127 エクスプレッション(Expression) 解説 設定値 音量をコントロールするイベントです。 ボリュームと共に、より細かく音量の変化をつけるときに使用しま す。 ・ エクスプレッション‥‥設定値 000〜127 ソングモード Page 143 99.11.
4.ソングエディット データエントリーLSB(Data Entry LSB) データエントリーMSB(Data Entry MSB) 解説 RPN(レジスタードパラメーターナンバー)をはじめ、さまざまなパ ラメーターを、変更するときに使われるイベントです。 細やかなデータを送るときのために、1つのデータをLSB, MSBに分割 して送る仕組みになっています。 設定値 ・ データエントリーLSB, MSB‥‥ 変化量を設定します。 詳細については、右ページをご覧 ください。 RPN LSB(レジスタードパラメーターナンバーLSB) RPN MSB(レジスタードパラメーターナンバーMSB) 解説 ピッチベンドセンシティビティの変更やチューニングなど、音源の設 定の変更を行なうためのデータです。 実際の値の変更は、データエントリー LSB, MSBで行ないます。 144 Page 144 99.11.
設定値 ・ RPN LSB, MSB‥‥‥まず RPN LSB, MSBで制御する機能を選択 し、その後データエントリー LSB, MSBで選 択した機能の設定値を入力します。 ・ QY20では、以下のRPNを受信します。 RPN MSB LSB Data Entry MSB LSB $00 $00 $mm - - - ピッチベンドセンシティビティ mm : $00 - $18 (0 - 24半音) - - - : don't care 半音ステップで2オクターブまで指定可能 電源投入時は2半音 $00 $01 $mm $ll マスターファインチューニング (mm, ll) : ($00, $00) - ($40, $00) - ($7F, $7F) (-8192×100/8192 - 0 - +8192×100/8192セント) $00 $02 $mm - - - マスターコースチューニング mm : $28 - $40 - $58 (-24 - 0 - +24半音) - - - : don't care $7F $7F --- --- RPNリセット - - - : don'
4.ソングエディット MODE ENTER MENU OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL 解説 C D 7 D E 7 A B C VARI. FILL1 FILL2 ENDING D +1 YES ( 13) C G –1 NO ( 11) 7 ( 13 ) ––– 7sus4 ( 5) 7 sus4 C dim (11) add9 M9 aug 9 add9 m9 mM7 m7 M M7 6 7 m m7 m6 m7 ( 5) ・ 録音した演奏データを、イベント単位で修正する機能です。 ・ ここでは、イベント単位で次の3通りの修正ができます。 1. イベントのパラメーターを修正する。 例えば、ノートデータの音名やベロシティの変更など。 2. イベントのタイミングを修正する。 例えば、ノートデータの発音位置を変更したり、わざと数クロック 発音位置をずらしてノリを出したりできる。 3.
操作 h]/[j] エディットするイベントを選択します。 [ イベントのパラメーターを修正します。 [-1/NO]/[+1/YES] [ENTER] イベントのタイミングを修正します。 [-1/NO]/[+1/YES] [ENTER] イベントを削除することができます。 [F1] [F1] ソングモード Page 147 99.11.
4.ソングエディット MODE ENTER MENU OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL 解説 C D 7 D E 7 A B C VARI. FILL1 FILL2 ENDING D +1 YES ( 13) C G –1 NO ( 11) 7 ( 13 ) ––– 7sus4 ( 5) 7 sus4 C dim (11) add9 M9 aug 9 add9 m9 mM7 m7 M M7 6 7 m m7 m6 m7 ( 5) ・ 録音された演奏データに、新しいイベントを追加する機能です。 ・ このモードで追加できるのは、「ソングエディットの基礎知識」で説 明したイベントです。 操作 [MENU] [F1] [MENU] 148 Page 148 99.11.
操作 イベントの選択 [F1] [ENTER] [ENTER] [MODE] [MODE] ソングモード Page 149 99.11.
4.ソングエディット 150 Page 150 99.11.
第3章 ボイスモード Page 151 99.11.
1.ボイスプレイ 【手順】 [MODE]:ボイスプレイ 152 Page 152 99.11.
TR1, TR2, TR3, TR4, C1, C2, Ba, Dr 鍵盤を演奏したときに発音する トラックを選択します。 表示のみ キーボードトラックに設定されて いる音色の、音色番号と音色名を 表示します。 ② 001〜100, Dr1〜Dr8, OFF 各トラックに設定する音色を、選 *Drトラック: 択します。 Dr1〜Dr8, OFF Å, Œ ② ② 6 各トラックにデータが入っている かどうかを表示します。 データの入っているトラックに対 して、ミュートの設定をします。 „ Left7〜Left1, Center, Right1〜Right7 ステレオで再生する際の、音の定 位を設定します。 0〜127 各トラックの音量を設定します。 * Drトラックには、ノーマルボイスを設定できません。 ボイスモード Page 153 99.11.
1.ボイスプレイ MODE ENTER MENU OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL 解説 C D 7 D E 7 A B C VARI.
操作 [MODE] ・ ボイスプレイの表示は、ソングの中のデータに対応して、変化しま す。 例えば、TR1にボリュームやパンのデータが入っていると、その データに応じてチャンネルフェーダーや、パンコントロールの表示 が変化します。 同様に、外部からのMIDI情報にも対応して、LCD表示が変化しま す。 ・ C1, C2, Ba, Drの各トラックは、ユーザーパターンの設定によって、 パン、ボリュームが変わります。そのため、ボイスプレイでの設定 は一時的なものとなり、ユーザーパターンをパターンレコーディン グで設定されていると、その設定に切り替わります。 ・ ボイスプレイでの各操作は、リアルタイムレコーディングできませ ん。 解説 設定値 ・ 鍵盤を演奏したときに発音するトラックを選択します。 ・ 選択されたトラック名と、設定されている音色番号、音色名をLCD の上部に表示します。 TR1, TR2, TR3, TR4, C1, C2, Ba, Dr 操作 ・カーソルがトラック表示以外の場所にあるときは、アンダーライン のあるトラックがキーボードトラックになります。 ボイスモード Page 1
1.ボイスプレイ MODE ENTER MENU OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL 解説 設定値 C D 7 D E 7 A B C VARI.
解説 設定値 ・ 各トラックにデータが入っているかどうかを表示します。 ・ データの入っているトラックは、ミュートを設定することができま す。 ミュートが設定されると、そのトラックは再生されなくなります。 データの入っていないトラック :Å データの入っているトラック :Œ ミュートが設定されたトラック :„ 操作 [+1/YES] [-1/NO] ・ ここで設定したミュートは、ソングモードのミュートと共通で、ソ ングモードでミュートを設定すると、ボイスモードにもその設定が 反映されます。 しかし、パターンモードのミュートとは連動しません。 解説 設定値 ステレオで再生する際の、 パン(音の定位)を設定します。 Left7〜Left1, Center, Right1〜Right7 操作 [-1/NO]/[+1/YES] ・ 各トラックにパンの情報が録音されていると、ここでの設定は無効 となります。 ・ Drトラック以外のトラックに、ドラムボイス(Dr1〜Dr8)が設定さ れた場合、パンコントロールの表示や設定は無視され、固定となり ます。 ボイスモード Page 157 99.11.
1.ボイスプレイ MODE ENTER MENU OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL 解説 設定値 C D 7 D E 7 A B C VARI. FILL1 FILL2 ENDING D +1 YES ( 13) C G –1 NO ( 11) ––– 7sus4 7 ( 13 ) ( 5) 7 sus4 C dim (11) add9 M9 aug 9 add9 m9 mM7 m7 M M7 6 7 m m7 m6 m7 ( 5) 各トラックの音量を設定します。 0〜127 操作 [-1/NO]/[+1/YES] 各トラックにボリュームの情報が録音されていると、ここでの設定は 無効となります。またエクスプレッションの情報でボリュームをし ぼっている場合、チャンネルフェーダーを上げても音は出ません。 158 Page 158 99.11.
第4章 パタ−ンモード 1.パターンプレイ ......................................... 160 2.パターンレコーディング ......................... 170 3.パターンジョブ ......................................... 184 4.パターンエディット ................................. 206 Page 159 99.11.
1.パターンプレイ 【手順】 [MODE]:パタ−ンプレイ 6 160 Page 160 99.11.
② 001〜100 101〜200 演奏、録音を行なうスタイルやパター ンを選択します。 Intro Normal Vari.
1.パターンプレイ MODE ENTER MENU OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL 解説 操作 C D 7 D E 7 A B C VARI.
解説 ・ 再生や録音を行なうパターンを選択します。 ・ QY20は、プリセットパターンを600パターン、ユーザーパターンを 100パターン内蔵しています。 ・ プリセットパターンは、音楽ジャンルごとに6パターンずつまとめ られ、100のプリセットスタイルとしてメモリーの中に入っていま す。 ・ プリセットスタイルの中の6パターンを呼び出すには、それぞれの パターンに対応したセクションを設定します。 ですから、プリセットパターンを呼び出すには、プリセットスタイ ル番号を選択した後、セクションを選択する、といった手順が必要 です。 ・ ユーザーパターンは、単にパターン番号を設定するだけで呼び出す ことができます。 設定値 操作 [-1/NO]/[+1/YES] [-1/NO]/[+1/YES] パタ−ンモード Page 163 99.11.
1.パターンプレイ セクションの選択は、カーソルがスタイル番号、もしくはセクション の位置にある状態で、鍵盤でも行なえます。 ・ プリセットパターンは、パターンレコーディング、パターンエ ディットには入れません。プリセットパターンを修正したいとき は、ユーザーパターンにコピーしてから行なってください。 (☞ 186ページ) MODE ENTER MENU OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL C D 7 D E 7 A B C VARI. FILL1 FILL2 ENDING D +1 YES ( 13) C G –1 NO (11) aug 9 add9 m9 mM7 m7 6 7 m m7 m6 m7 4分音符 = 030〜250 Page 164 99.11.
・ プリセットパターンでは、ここで設定したテンポは一時的なもの で、パターン番号を変更するとこの設定はキャンセルされます。 ・ ユーザーパターンでは、ここで設定したテンポを、パターンごとに 記憶します。 解説 選択したパターンに設定されている拍子を表示します。 拍子は、パターンごとに設定されています。 ユーザーパターンでは、レコーディングスタンバイ状態で拍子を設定 することができます。 ☞ 「2.パターンレコーディング」(174ページ) 解説 設定値 ・ 鍵盤を演奏したときに発音するトラックを選択します。 ・ LCD3行目には、選ばれたトラック名の他に、そのトラックに設定 されている音色番号と音色名も表示されます。 C1, C2, Ba, Dr 操作 カーソルがトラック表示以外の場所にあるときは、キーボードトラッ クのトラック名の下にアンダーラインが表示されます。 パタ−ンモード Page 165 99.11.
1.パターンプレイ 7 MODE ENTER MENU OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL C D 7 D E 7 A B C VARI.
解説 設定値 ・ 小節番号は、現在演奏している小節を表示します。 また、パターンの演奏を始める小節を設定できます。 ・ 小節数は、パターン全体の小節数を表示します。 小節数は、パターンレコーディングのレコーディングスタンバイ状 態で設定できます。ここでは、設定できません。 小節番号 : 1〜小節数 小節数 : 表示のみ h]/[j] 操作 [ 解説 ・ 各トラックにデータが入っているかどうかを表示します。 ・ データの入っているトラックに対して、ミュートの設定ができま す。 ・ ミュートの設定は、パターン番号を変更してもキャンセルされませ ん。 設定値 トラックの状態 : Å データが入っていない Œ データが入っている „ ミュートされている 操作 [+1/YES] [-1/NO] ・ ソングモードでのミュートの設定と、パターンモードでのミュート の設定は、連動しません。 パタ−ンモード Page 167 99.11.
1.パターンプレイ MODE ENTER MENU 9 OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL C D 7 D E 7 A B C VARI.
[ENTER] [ENTER] [OCT DOWN] E2 e3 [ENTER] ABC機能 解説 次の方法で、本機の鍵盤やMIDIキーボードからABC機能を使ってコー ドを入力することができます。 また、ABCゾーンの設定を工夫すると、鍵盤からオンベースコードを 入力することもできます。 例えば、ABCゾーンをE3〜E4に設定すると、鍵盤の左側(E2〜Eb3) ではオンベースが、鍵盤の右側(E3〜E4)ではコードが入力できま す。 ☞ ABCゾーンについては、「第5章 ださい。(238ページ) ユーティリティモード」をご覧く 操作 ・ ユーティリティモードのABCが設定されていない場合は、ABC機能 を使ってコードを入力することはできません。 ・ カーソルがスタイル番号、パターン番号、セクションにあるとき、 鍵盤の左側(E2〜C 3)は、ABCで使用できません。 ・ ユーティリティのABCでABC=Onに設定されると、鍵盤を使った 通常の演奏や録音ができません。 ☞ ABC機能については「第1章 (48ページ) QY20の基礎知識」をご覧ください。 パタ−ンモード Page 169 99
2.パターンレコーディング 【手順】 [MODE]:パタ−ンプレイ → [G]:レコーディングスタンバイ → [ ]:レコーディング 6 170 Page 170 99.11.
REAL, STEP レコーディング方法を選択します。 C1, C2, Ba, Dr レコーディングトラックを選択します。 030〜250 リアルタイムレコーディング時の テンポを設定します。 1/16〜16/16, 1/8〜16/8, 1/4〜8/4 パターンの拍子を設定します。 1〜8 パターンの長さを、小節単位で設定し ます。 001〜100, Dr1〜Dr8, OFF *Drトラック: Dr1〜Dr8, OFF トラックごとの音色を設定します。 * Drトラックには、ノーマルボイスを設定できません。 解説 現在選ばれているユーザーパターンに対して、レコーディングモード やレコーディングトラックなどを選択し、演奏データを録音します。 [G] 操作 [ ] [ ] ・ ユーザーパターンで、コード変換テーブルをすべて機能させるに は、レコーディングしたいパターンをC ¢に置き換えなければいけま せん。 ☞ 詳しくは26ページ パタ−ンモード Page 171 99.11.
2.パターンレコーディング MODE ENTER MENU OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL C D 7 D E 7 A B C VARI. FILL1 FILL2 ENDING D +1 YES ( 13) C G –1 NO ( 11) ––– 7sus4 7 ( 13 ) ( 5) 7 sus4 C dim (11) add9 M9 aug 9 add9 m9 mM7 m7 M M7 6 7 m m7 m6 m7 ( 5) 解説 レコーディングスタンバイ状態で、レコーディングモードを選択しま す。 設定値 REAL‥‥ リアルタイムレコーディング 演奏をそのまま録音するモードです。 STEP‥‥ ステップレコーディング 音符の長さ、音程などをひとつずつ指定しながら演奏を録 音するモードです。 操作 [REAL] [STEP] 172 Page 172 99.11.
解説 レコーディングスタンバイ状態で、録音を行なうトラックを選択しま す。 パターンレコーディングでは、C1, C2, Ba, Drの4つのトラックに対し て別々に録音を行ないます。 ☞ パターンのトラック構成については、「第1章 QY20の基礎知識」を ご覧ください。(24ページ) 設定値 C1 C2 Ba Dr (コード1)トラック (コード2)トラック (ベース) トラック (ドラム) トラック 操作 解説 設定値 リアルタイムレコーディング時のテンポを設定します。 4分音符 = 030〜250 操作 [-1/NO]/[+1/YES] パタ−ンモード Page 173 99.11.
2.パターンレコーディング 4 5 MODE ENTER MENU 6 OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL 解説 設定値 C D 7 D E 7 A B C VARI.
解説 設定値 パターンの長さを、小節単位で設定します。 1〜8 操作 [-1/NO]/[+1/YES] 小節数が設定できるのは、データが何も入っていない空のパターンだ けです。 データの入っているパターンは、小節数が設定できません。 解説 設定値 各トラックに対して、演奏する音色を選択します。 C1, C2, Ba トラック:001〜100, Dr1〜Dr8, OFF Drトラック:Dr1〜Dr8, OFF ☞ 音色の一覧表は、「プリセットボイスリスト」(246ページ)をご覧 ください。 操作 [-1/NO]/[+1/YES] パタ−ンモード Page 175 99.11.
2.パターンレコーディング MODE ENTER MENU OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL 解説 C D 7 D E 7 A B C VARI.
[ ] ・ 鍵盤で録音すると、すべての音符のベロシティが88(mf)に固定され ます。 MIDIキーボードでは、演奏どおりのベロシティが録音されます。 ・ パターン番号を変更したいときは、一度パターンプレイに戻ってか ら設定してください。 ☞ 設定方法については、パターンプレイで解説しています。(163 ページ) ・ ユーティリティモードで、メトロノームをRecordに設定している と、レコーディングの際にメトロノーム音がなります。 ☞ 「第5章 ユーティリティモード」(229ページ) ・ コードは、強制的に[C- - -]になり、変更することはできません。 ☞ パターンレコーディング時の注意については、[QY20の基礎知識」 (26ページ)をご覧ください。 パタ−ンモード Page 177 99.11.
2.パターンレコーディング MODE ENTER MENU OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL 解説 C D 7 D E 7 G A B C FILL1 FILL2 ENDING D +1 YES ( 13) C VARI. –1 NO ( 11) 7 ( 13 ) ––– 7sus4 ( 5) 7 sus4 C dim (11) add9 M9 aug 9 add9 m9 mM7 m7 M M7 6 7 m m7 m6 m7 ( 5) ・ レコーディングスタンバイ状態で、レコーディングモードを[STEP] にすると、ステップレコーディング状態になります。 ・ 音符の長さと音程を指定しながら、1ステップずつ録音します。 操作 [ ] j] [ [ [F3] 178 Page 178 99.11.
[F2] [F1] [ ] 次に、ビートグラフ、ロケーションポインター、ステップタイムの設 定、ベロシティの設定、ゲートタイムの設定、ファンクションの機能 などについて、詳しく説明します。 ビートグラフについて 解説 シーケンストラックのステップレコーディングでは、次のビートグラ フを使用します。 ・ このビートグラフで、1つの「−」は、32分音符の長さを示していま す。したがって、8個の「−」で4分音符の長さ、32個の「−」で全音符 の長さとなります。(4/4拍子のときは、32個の「−」で1小節となり ます) ・ 例えば、4/4拍子で、1小節の符割りが、「 / / / 」となって いる音符は、ビートグラフで、次のように示されます。 (ビートグラフ上では全ての音符が4分音符の形で表示されます) パタ−ンモード Page 179 99.11.
2.パターンレコーディング ロケーションポインター 解説 ・ 音符を入力したり、デリートする位置を示す三角形の印(△)を、 ロケーションポインターと呼びます。 h]/[j] [ 操作 ステップタイム 解説 入力する音符の長さを設定します。 設定値 設定できるステップタイム 32分音符 Ë 16分3連音符 ÁÈ 16分音符 Á 8分3連音符 ÊÈ 8分音符 Ê 4分3連音符 ÂÈ 4分音符  2分3連音符 ‰È 2分音符 ‰ 操作 [-1/NO]/[+1/YES] 180 Page 180 99.11.
ベロシティ 解説 設定値 入力する音符の強弱(鍵盤を弾く強さ)を設定します。 設定できるベロシティ値 p(ピアノ) :56 mf(メゾフォルテ) :88 f(フォルテ) :120 ext(エクスターナル) :MIDI INからのベロシティ値をそのまま 録音します。 操作 [-1/NO]/[+1/YES] QY20の鍵盤を使って入力する時、extに設定すると値はmfとなりま す。 ゲートタイム 解説 設定値 入力する音符の、スラーやスタッカートを設定します。 設定できるゲートタイム(音価) Stac : スタッカート ・・・ ステップタイムの50% 通常の長さよりかなり短く音を切ります。 Norm : ノーマル ・・・・・・・ ステップタイムの90% 通常の状態です。 Slur : スラー ・・・・・・・・・ ステップタイムの99% 音符の長さいっぱいに音をのばします。 Stac Norm Slur ステップタイム パタ−ンモード Page 181 99.11.
2.パターンレコーディング 操作 [-1/NO]/[+1/YES] 音程の入力 解説 ・ 音程の入力は、鍵盤またはMIDIキーボードで行ないます。 ・ 単音だけでなく、和音の入力も可能です。 操作 ・ 和音を入力するとき、押さえるタイミングは別々でも離すタイミン グが同時ならば、同一タイミングに同一ステップで入力されます。 ・ ユーティリティのABCがOnになっていると、ABCゾーンのハイリ ミット以下の鍵盤は、音程を入力することができません。 ファンクションの機能 ファンクションの機能を説明します。 解説 [F1]:del (デリート) ロケーションポインターを任意の位置に移動し、[F1]を押すと、そ の32分音符の範囲内のノートオンデータが削除されます。 [F2]:Bdl (バックデリート) ステップレコーディングで、誤まって入力した直後に使用すると便 利なファンクションです。[F2]を押すと、設定されている音符(ス テップタイム)の長さ分だけ左にロケーションポインターが移動 し、その範囲内のノートオンデータが削除されます。 [F3]:rst (レスト) 音符(ステップタイム)の長さを選択し
[F4]:tie (タイ) 付点音符、復付点音符や、ステップタイムのちがう2つ以上の音符 がタイで結ばれている場合に使用します。[F4]を押すと、直前に入 力した音符の長さが倍の長さに変更されます。 ロケーションポインターもその分移動します。 タイはつながっている2つの音符を、8分音符や16分音符などの細かい 音符(最大公約数となる音符)に置き換え、割った数だけその細かい 音符をつなぐことで入力されます。 = 付点音符は、上記のタイを利用することで入力されます。 パタ−ンモード Page 183 99.11.
3.パターンジョブ パターンジョブは、録音されたユーザーパターンに対して、さまざまなエディットを加 える機能です。 【手順】 [MODE]:パターンプレイ → [MENU]: パターンメニューウィンドウ → [F1]: パターンジョブ パタ−ンジョブ 1 Copy Pattern 任意のトラックを別のトラックにコピーします。 186ページ 2 Quantize 演奏データをクオンタイズします。 190ページ 3 Transpose 演奏データの音程を上下にシフトします。 192ページ 4 Modify Velocity 演奏データのベロシティを変更します。 194ページ 5 Modify Gate Time 演奏データのゲートタイムを変更します。 198ページ 6 Pattern Name パターンに名前を付けます。 202ページ 7 Clear Track 任意のトラックのデータを消去します。 203ページ 8 Clear Pattern 選択しているパターンの全てのデータを消去します。 204ページ 184 Page 184 99.
パターンジョブは、次の操作で始めます。 パターンプレイの状態から、操作を始めます。 ①[MENU]を押します ・ [MENU]を押して、メニューウィンドウを表示させ、[F1]を選択し、 ジョブリストを表示させます。 ②機能を選択します カーソルを任意のジョブに移動させ、[ENTER]を押して機能を選択 します。 ※ パターンジョブの操作を中断して、元のジョブリストの画面に戻る には、各ジョブ画面で[F1]を押します。 ③パターンジョブから抜けてパターンプレイに戻ります パターンジョブから抜けて、パターンプレイに戻るには、[MODE] を押します。 パターンモード Page 185 99.11.
3.パターンジョブ [MENU] → [F1] → 1 Copy Pattern → [ENTER] 機能 パターンの中の任意のトラックを別のトラックにコピーします。 設定 ソーススタイル 001〜100 ソースパターン 101〜200 ソースセクション Intro, Normal, Vari., Fill 1, Fill 2, Ending ソーストラック C1, C2, Ba, Dr, All デスティネーションパターン 101〜200 デスティネーショントラック C1, C2, Ba, Dr, All 任意のトラックの内容を、別のトラックにコピーします。また、パ ターンの全てのデータを、別のパターンにコピーすることもできま す。 186 Page 186 99.11.
ソーススタイル、ソースパターン、ソースセクション 解説 ・ コピー元のパターン番号を設定します。 すべてのパターンの中から選択することができます。 ・ プリセットパターンとユーザーパターンでは、設定の方法が異なり ます。 ・ プリセットパターンは、ソーススタイルで001〜100を選択した後、 ソースセクションでそれぞれのスタイルについてセクションを選択 し、パターンを設定します。 ・ ユーザーパターンは、ソースパターンで101〜200を選択すると設定 できます。 設定値 ソーススタイル : 001〜100 ソースパターン : 101〜200 ソースセクション : Intro, Normal, Vari.
3.パターンジョブ デスティネーションパターン 解説 ・ デスティネーションパターンでは、コピー先のパターン番号を設定 します。 ・ デスティネーションパターンで設定できるパターンは、ユーザーパ ターンだけです。 設定値 101〜200 操作 [-1/NO]/[+1/YES] 188 Page 188 99.11.
デスティネーショントラック 解説 設定値 デスティネーショントラックは、コピー先のトラックの選択です。 C1, C2, Ba, Dr, All 操作 [-1/NO]/[+1/YES] [ENTER] [+1/YES] ・ ソーストラックにAllを選択すると、デスティネーショントラックも 自動的にAllが選択されます。 ・ ソースパターンとデスティネーションパターンは、拍子と小節数が 同じでなければなりません。 コピーを実行する前に、パターンレコーディングでデスティネー ション側のパターンの拍子と小節数をソース側のパターンと同じに 設定してください。(空パターンの場合は不要です) ・ ソースパターンとデスティネーションパターンの拍子、小節数が異 なる場合は、「Illegal Input」が表示されます。 ☞ 「パターンレコーディング」(170ページ) ・ プリセットパターンをユーザーパターンにコピーすると、コード変 換テーブルの機能がプリセットパターンとユーザーパターンでは異 なるため、オクターブの位置が正しく再現できない場合がありま す。 パターンモード Page 189 99.11.
3.パターンジョブ [MENU] → [F1] → 2 Quantize → [ENTER] 機能 演奏データをクオンタイズします。 設定 トラック C1, C2, Ba, Dr 分解能 ‰ ‰È  ÂÈ Ê ÊÈ Á ÁÈ Ë ・ 現在選んでいるパターンの、選択したトラックにクオンタイズを行 ないます。 ・ クオンタイズは、リアルタイムレコーディングされた演奏データの あいまいなタイミングをジャストタイミングにそろえる機能です。 元のデータ 4分音符でクオン タイズした場合 8分音符でクオン タイズした場合 190 Page 190 99.11.
トラック 解説 設定値 クオンタイズを行なうトラックを選択します。 C1, C2, Ba, Dr 操作 [-1/NO]/[+1/YES] 分解能 解説 設定値 クオンタイズを行なうときの、修正の目安となる最小音符を設定しま す。 32分音符 Ë 16分3連音符 ÁÈ 16分音符 Á 8分3連音符 ÊÈ 8分音符 Ê 4分3連音符 ÂÈ 4分音符  2分3連音符 ‰È 2分音符 ‰ 操作 [-1/NO]/[+1/YES] [ENTER] [+1/YES] ・ 選択したトラックにデータがない場合は、エラーになります。 パターンモード Page 191 99.11.
3.パターンジョブ [MENU] → [F1] → 3 Transpose → [ENTER] 機能 演奏データの音程を上下にシフトします。 設定 トラック C1, C2, Ba オフセット -12〜+12 現在選んでいるパターンの、選択したトラックの音程を設定した音程 分だけ上下にシフトします。 192 Page 192 99.11.
トラック 解説 トランスポーズを行なうトラックを選択します。 設定値 C1, C2, Ba 操作 [-1/NO]/[+1/YES] オフセット 解説 設定値 ・ オフセットは、音程をシフトする大きさです。 ・ 単位は半音です。 したがって、+12を設定すると、選択したトラックの演奏データが すべて1オクターブ上がります。 逆に、-12を設定すると、1オクターブ下がります。 -12〜+12 操作 [-1/NO]/[+1/YES] [ENTER] [+1/YES] 選択したトラックにデータがない場合はエラーになります。 パターンモード Page 193 99.11.
3.パターンジョブ [MENU] → [F1] → 4 Modify Velocity → [ENTER] 機能 演奏データのベロシティを変更します。 設定 トラック C1, C2, Ba, Dr レイト 000〜200% オフセット -99〜+99 ・ 現在選んでいるパターンの、選択したトラックのベロシティ(鍵盤 を弾く強さ)を変更します。 ・ ベロシティの変更には、レイトで設定する方法と、オフセットで設 定する方法があります。 また、この2つを組み合わせて使うこともできます。 194 Page 194 99.11.
トラック 解説 設定値 モディファイベロシティを行なうトラックを選択します。 C1, C2, Ba, Dr 操作 [-1/NO]/[+1/YES] レイト 解説 ・ レイトでは、元の演奏データのベロシティを基準に、パーセントで ベロシティを変更します。(図中では縦の棒はベロシティの強さを 示します) ・ 実際には、以下の計算式に基づいてジョブが実行されます ベロシティ(実行後)= ベロシティ(実行前)× レイト + オフセット 計算途中で、値がマイナス値になる場合は、実行後ベロシティを1にし ます。 元のデータ (Vel) 96 レイト=50%にした場合 は、ベロシティの強弱の 差が半分になります。 (Vel) 48 レイト=150%にした場合 は、ベロシティの強弱の 差が1.5倍になります。 (Vel) 127 パターンモード Page 195 99.11.
3.パターンジョブ 設定値 操作 000〜200% 1 2 [-1/NO]/[+1/YES] オフセット 解説 オフセットでは、元の演奏データのベロシティに任意の数値を加減し てベロシティを変更します。 元のデータ (Vel) 96 オフセット=-20 にした場合。 (Vel) 76 オフセット=+20 にした場合。 (Vel) 116 196 Page 196 99.11.
・ レイトとオフセットを組み合わせた場合は、設定されたレイトでベ ロシティが変更された後、オフセットの数値が加減されます。 設定値 -99〜+99 操作 [-1/NO]/[+1/YES] [ENTER] [+1/YES] ・ モディファイ後のベロシティが127を越えたり、0以下の値になる場 合は、それぞれ127、1に修正されます。 ・ オフセットの設定によって、データのベロシティが極端に小さい数 値になってしまうと、その音はほとんど聴こえない状態になりま す。 ・ 選択したトラックにデータがない場合はエラーになります。 パターンモード Page 197 99.11.
3.パターンジョブ [MENU] → [F1] → 5 Modify Gate Time → [ENTER] 機能 演奏データのゲートタイムを変更します。 設定 トラック C1, C2, Ba, Dr レイト 000〜200% オフセット -99〜+99 ・ 現在選んでいるパターンの、選択したトラックのゲートタイム(音 価)を変更します。 ・ ゲートタイムの変更には、レイトで設定する方法と、オフセットで 設定する方法があります。 また、この2つを組み合わせて使うこともできます。 198 Page 198 99.11.
トラック 解説 設定値 モディファイゲートタイムを行なうトラックを選択します。 C1, C2, Ba, Dr 操作 [-1/NO]/[+1/YES] レイト 解説 ・ レイトでは、元の演奏データのゲートタイムを基準に、パーセント でゲートタイムを変更します。 ・ 実際には、以下の計算式に基づいてジョブが実行されます。 ゲートタイム(実行後)= ゲートタイム(実行前)× レイト + オフセット 計算途中で、値が0以下になる場合は、実行後のゲートタイムを1にし ます。 元のデータ (Gate) 86 レイト=50%にした場 合は、音価が半分に なります。 (Gate) 43 レイト=150%にした場 合は、音価が1.5倍にな ります。 (Gate) 1-33 パターンモード Page 199 99.11.
3.パターンジョブ 設定値 000〜200% 操作 [-1/NO]/[+1/YES] オフセット 解説 オフセットでは、元の演奏データのゲートタイムに、任意の数値を加 減してゲートタイムを変更します。 元の演奏データ (Gate) 86 オフセット=+20 にした場合。 (Gate) 1-10 オフセット=-20 にした場合。 (Gate) 66 200 Page 200 99.11.
設定値 操作 -99〜+99 1 2 [-1/NO]/[+1/YES] [ENTER] [+1/YES] ・ オフセットの設定によって、データのゲートタイムが1になってし まうと、その音はほとんど聴こえない状態になります。 ・ またオフセット値やレイトが大きすぎると、音符が重なってしまう ため、QY20の音源部の発音数を越えてしまう場合があり、音切れ の原因となることがあります。 ・ 選択したトラックにデータがない場合はエラーになります。 ・ ドラムボイスを選択しているトラックには効果はありません。 パターンモード Page 201 99.11.
3.パターンジョブ [MENU] → [F1] → 6 Pattern Name → [ENTER] 機能 パターンに名前を付けます。 設定 パターンネーム 選択されているパターンに、パターン名を設定します。 パターン名は8文字まで入力できます。 [ENTER] [ENTER] ・ 現在選択しているパターンに、何もデータが入っていない場合は、 パターン名を付けることはできません。 202 Page 202 99.11.
[MENU] → [F1] → 7 Clear Track → [ENTER] 機能 任意のトラックのデータを消去します。 設定 トラック C1, C2, Ba, Dr 現在選んでいるパターンの選択したトラックの演奏データを消去しま す。 [-1/NO]/[+1/YES] [ENTER] [+1/YES] 選択したトラックにデータがないと、エラーになります。 パターンモード Page 203 99.11.
3.パターンジョブ [MENU] → [F1] → 8 Clear Pattern → [ENTER] 機能 選択しているパターンの全てのデータを消去します。 現在選ばれているパターンの、すべてのデータを消去します。 ・ [ENTER]を押すと、「Are you sure ?」とメッセージが表示されます。 ここで、[+1/YES]を押すと、クリアパターンが実行されます。 ・ クリアパターンを実行すると各トラックの音色番号は以下のように なります。 C1, C2, Ba ・・・・・ 音色番号:001 Dr ・・・・・・・・・・・・・ 音色番号:Dr1 現在選んでいるパターンにデータがないと、エラーになります。 204 Page 204 99.11.
パターンモード Page 205 99.11.
4.パターンエディット 【手順】 [MODE]:パターンプレイ → [MENU] : パターンメニューウィンドウ → [F2] : パターンエディット 206 Page 206 99.11.
表示のみ 現在エディットを行なっているトラック を表示します。 表示のみ 現在、選ばれているエディットモードを 表示します。 表示のみ 現在、エディットを行なっているパター ンの拍子を表示します。 001〜009 現在、カーソルのある小節の小節番号を 表示します。 01〜08 イベントが、4分音符で何拍目にあるの かを示します。 00〜95 イベントが、1拍の中のどの位置にある のかを、4分音符1拍を96分割した値で 示します。 ノート プログラムチェンジ サステイン ピッチベンド モジュレーション パン ボリューム エクスプレッション データーエントリーLSB データーエントリーMSB RPN LSB RPN MSB 演奏データの中の種目のことです。 パターンエディットでは、イベント単位 で曲をエディットします。 各イベントごとの設定値です。 イベントの種類によって、設定できるパラメーターや機能が異なり ます。 パターンモード Page 207 99.11.
4.パターンエディット MODE ENTER MENU OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL 解説 C D 7 D E 7 A B C VARI.
解説 エディットを行なうトラックを表示します。 エディットするトラックは、パターンエディットに入る前に、キー ボードトラックとして選択しておきます。 パターンエディットに入ってからは、トラックの変更はできません。 解説 ・ パターンエディットには、チェンジとインサートの2つのモードが あります。 ・ チェンジモードは、録音された演奏データを、修正するモードで す。 ・ インサートモードは、録音された演奏データに、新しいデータを追 加するモードです。 ・ パターンプレイからパターンエディットに入ると、エディットモー ドは必ずチェンジモードになっています。 設定値 Change, Insert [MENU] 操作 [F1] [F1] [MENU] [F1] [MODE] パターンモード Page 209 99.11.
4.パターンエディット 3 拍子 4 MODE ENTER MENU 6 OCT DOWN 5 OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL 解説 C D 7 D E 7 A B C VARI.
例えば、4/4拍子だと、4ビート=1メジャーになります。 イベントが、1小節の中の何拍目にあるかを示すときに使 います。 クロック : 1拍より細かい音符の位置や、音符の長さを示す単位で す。 4分音符1拍を96等分した長さを1クロックと呼びます。 ですから、96クロック=1ビートになります。 また、4分音符の長さは96クロック、8分音符は48クロッ クといったように、音符の長さをクロックで表します。 また、そのイベントが、1拍の中のどの位置にあるかを示 すときにも使います。 ・ メジャー、ビート、クロックは、下の図のような関係にあります。 4 4 ~ 00, 01 ••••• 95, 00 •••• 48 ••95, 00 ••••••••• 95, 00 ••••••••••••95 00 ••••• 01 02 03 001 04 01 002 ・ 下の譜面の音符のデータは、パターンエディットの画面では次のよ うに表されます。 録音後の演奏データの発音のタイミングを、メジャー、ビート、ク ロックを変更することによって、簡単に変更することがで
4.パターンエディット MODE ENTER MENU OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL 解説 C D 7 D E 7 A B C VARI.
QY20で扱えるのは、次の10種類イベントです。 ノート(Note) 解説 鍵盤を弾いたというイベントです。鍵盤から入力されたデータやプリ セットパターンのデータは、ほとんどがこのイベントになっていま す。 設定値 ・ ノート‥‥‥‥‥ 音名です。(黒鍵は異名同音処理されます。) 設定値:C-2〜G 8 ・ ゲートタイム‥‥ 鍵盤を押さえている時間をビートとクロックで示 します。 設定値:00-01〜99-95 ・ ベロシティ‥‥‥ 鍵盤を弾く強さです。 設定値:001〜127 プログラムチェンジ(Program Change) 解説 設定値 音色を切り替えるイベントです。 ・音色番号‥‥‥‥ 入力されている音色番号です。 設定値:001〜100, Dr1〜Dr8, OFF ・音色名‥‥‥‥‥ 音色番号に対応するQY20のプリセットボイス名 が表示されます。 サステイン(Sustain) 解説 設定値 サステインペダルをON/OFFするイベントです。 ON, OFF パターンモード Page 213 99.11.
4.パターンエディット ピッチベンド(Pitch Bend) 解説 ピッチベンドホイールを操作するイベントです。 音程を上下に変化させる効果があります。 設定値 ・ ピッチベンドの量‥‥ピッチベンドホイールがどれくらい回された かを、数字で表します。 設定値は、-64〜+00〜63です。 +00でホイールを回していない状態。 -64で下側に、63で上側にいっぱいに回した 状態です。 QY20では、上下に全音の音程変化をしま す。 ・ ピッチベンドを1イベントでもインサートすると、それ以降のノー トデータの音程がすべて変わってしまいます。 ・ ピッチベンドをインサートしたら、必ず最後に、値=+00のピッチベ ンドをインサートして音程を元に戻してください。 モジュレーション(Modulation) 解説 モジュレーションホイールを操作するイベントです。 ビブラートやトレモロなどのモジュレーションをコントロールしま す。 設定値 ・ モジュレーションの量‥‥・ モジュレーションホイールがどれくら い回されたかを、数字で表します。 設定値は、000〜127です。 000でホイールを回していない状態、 1
・ モジュレーションを1イベントでもインサートすると、それ以降の ノートデータにすべてモジュレーションがかかってしまいます。 ・ モジュレーションをインサートしたら、必ず適切な位置に、値=000 のモジュレーションをインサートして元に戻してください。 パン(Pan) 解説 音の定位をコントロールするためのイベントです。 ボイスプレイのパンポットの位置をコントロールします。 設定値 ・ パンの設定‥‥‥ 音の定位を、左から右まで15段階で表します。 設定値:L7〜L1, C, R1〜R7 ボリューム(Volume) 解説 音量をコントロールするイベントです。 ボイスプレイのチャンネルフェーダーの位置をコントロールします。 このイベントでトラックごとの音量バランスを取ることができます。 設定値 ・ボリューム‥‥‥設定値: 000〜127 エクスプレッション(Expression) 解説 音量をコントロールするイベントです。 ボリュームと共に、より細かく音量の変化をつけるときに使用しま す。 設定値 ・ エクスプレッション‥‥設定値: 000〜127 パターンモード Page 215 9
4.パターンエディット データエントリーLSB(Data Entry LSB) データエントリーMSB(Data Entry MSB) 解説 RPN(レジスタードパラメーターナンバー)をはじめ、さまざまなパ ラメーターを、変更するときに使われるデータです。 細やかなデータを送るときのために、1つのデータをLSB、MSBに分割 して送る仕組みになっています。 設定値 ・ データエントリーLSB, MSB‥‥変化量を設定します。 詳細については、右ページをご覧 ください。 RPN LSB(レジスタードパラメーターナンバーLSB) RPN MSB(レジスタードパラメーターナンバーMSB) 解説 ピッチベンドセンシティビティの変更やチューニングなど、音源の設 定の変更を行なうためのデータです。 実際の値の変更は、データエントリー LSB, MSBで行ないます。 設定値 ・ RPN LSB, MSB‥‥‥まず RPN LSB, MSBで制御する機能を選択 し、その後データエントリー LSB, MSBで選 択した機能の設定値を入力します。 216 Page 216 99.11.
・ QY20では、次のRPNを受信します。 RPN MSB LSB Data Entry MSB LSB $00 $00 $mm - - - ピッチベンドセンシティビティ mm : $00 - $18 (0 - 24半音) - - - : don't care 半音ステップで2オクターブまで指定可能 電源投入時は2半音 $00 $01 $mm $ll マスターファインチューニング (mm, ll) : ($00, $00) - ($40, $00) - ($7F, $7F) (-8192×100/8192 - 0 - +8192×100/8192セント) $00 $02 $mm - - - マスターコースチューニング mm : $28 - $40 - $58 (-24 - 0 - +24半音) - - - : don't care $7F $7F --- --- RPNリセット - - - : don't care RPN番号が指定されていない状態にする 内部の設定値は変化しない。 ・ 曲の始まりと終わりには、必ず「TOP」, 「END」が表示されます。 また、小節(メジャー)の変
4.パターンエディット MODE ENTER MENU OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL 解説 C D 7 D E 7 A B C VARI. FILL1 FILL2 ENDING D +1 YES ( 13) C G –1 NO ( 11) 7 ( 13 ) ––– 7sus4 ( 5) 7 sus4 C dim (11) add9 M9 aug 9 add9 m9 mM7 m7 M M7 6 7 m m7 m6 m7 ( 5) ・ 録音した演奏データを、イベント単位で修正する機能です。 ・ ここでは、イベント単位で次の3通りの修正ができます。 1. イベントのパラメーターを修正する。 例えば、ノートデータの音名やベロシティの変更など。 2. イベントのタイミングを修正する。 例えば、ノートデータの発音位置を変更したり、わざと数クロック 発音位置をずらしてノリを出したりできる。 3.
操作 h]/[j] エディットするイベントを選択します。 [ イベントのパラメーターを修正します。 [-1/NO]/[+1/YES] [ENTER] イベントのタイミングを修正します。 [-1/NO]/[+1/YES] [ENTER] イベントを削除することができます。 [F1] [F1] パターンモード Page 219 99.11.
4.パターンエディット MODE ENTER MENU OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL 解説 C D 7 D E 7 G A B C FILL1 FILL2 ENDING D +1 YES ( 13) C VARI. –1 NO ( 11) 7 ( 13 ) ––– 7sus4 ( 5) 7 sus4 C dim (11) add9 M9 aug 9 add9 m9 mM7 m7 M M7 6 7 m m7 m6 m7 ( 5) ・ 録音された演奏データに、新しいイベントを追加する機能です。 ・ このモードで追加できるのは、「パターンエディットの基礎知識」で 説明したイベントです。 操作 [MENU] [F1] [MENU] 220 Page 220 99.11.
イベントの選択 [F1] [ENTER] [ENTER] [MODE] [MODE] パターンモード Page 221 99.11.
Page 222 99.11.
第5章 ユーティリティ モード 1.システムセットアップ ............................. 226 2.バルクダンプ ............................................. 232 3.ABCゾーン ............................................. 238 Page 223 99.11.
1.システムセットアップ 【手順】[MODE]:ソングモード、ボイスモード、パターンモードのいずれか → [MENU] :メニューウィンドウ → [F3] :ユーティリティ → [MENU] :ユーティリティメニューウィンドウ → [F1] :システムセットアップ 224 Page 224 99.11.
Int, Ext 外部MIDI機器との同期演奏に関する設 定です。 On, Off 同期演奏に関するMIDI情報を受信する かどうかの設定です。 Off, 01〜16, All 外部MIDI機器と、バルクデータの送受 信を行なうときに設定する番号です。 -64〜+00〜+63 システム全体のチューニングを設定し ます。 Off, Record, Rec/Ply, Always テンポを知らせるメトロノーム音の設 定を行ないます。 Normal, GM プログラムチェンジを受信したとき、 音色変更を、QY20のモード(Normal) か、GMシステムレベル1のモードで変 更するかを設定します。 ユーティリティモード Page 225 99.11.
1.システムセットアップ MODE ENTER MENU OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL C D 7 D E 7 A B C VARI. FILL1 FILL2 ENDING D +1 YES ( 13) C G –1 NO ( 11) 7 ( 13 ) ––– 7sus4 ( 5) 7 sus4 C dim (11) add9 M9 aug 9 add9 m9 mM7 m7 M M7 6 7 m m7 m6 m7 ( 5) ここでは、システムセットアップに関するいくつかの操作を説明します。 次の手順で、システムセットアップに入ります。 [MODE] [MENU] [F3] [MENU] [F1] 226 Page 226 99.11.
解説 設定値 外部MIDI機器と同期演奏をさせるための設定です。 ・ Int(インターナル) ・・・・ QY20単体で演奏するか、QY20がマス ターになる場合の設定です。 ・ Ext(エクスターナル) ・・ 外部MIDI機器からの同期信号に同期し て演奏します。 操作 [-1/NO]/[+1/YES] シンクモードがExtになっているときは、QY20単体ではパターンやソ ングの再生はできません。 解説 同期演奏に関するMIDI情報を、送受信するかどうかの設定です。 ON/OFFで扱われるMIDI情報は次の通りです。 ・ MIDIクロック(送信) ・ スタート ・ コンティニュースタート (送受信) ・ ストップ 設定値 on ・・・・・・ 送受信します。 off ・・・・・・ 送受信しません。 操作 [-1/NO]/[+1/YES] ユーティリティモード Page 227 99.11.
1.システムセットアップ MODE ENTER MENU OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL C D 7 D E 7 A B C VARI.
解説 設定値 システム全体のチューニングを設定します。 -64〜+00〜+63 操作 [-1/NO]/[+1/YES] この機能で変更される音程は、MIDI出力には何の影響もありません。 解説 設定値 テンポを知らせるメトロノーム音の設定を行ないます。 Off ・・・・・・・・ メトロノーム音を鳴らしません。 Record ・・・・・ リアルタイムレコーディング時にだけ鳴らします。 Rec/Ply ・・・・・ プレイ、リアルタイムレコーディング時に鳴らします。 Always ・・・・・ 常にメトロノーム音を鳴らします。 操作 [-1/NO]/[+1/YES] ユーティリティモード Page 229 99.11.
1.システムセットアップ MODE ENTER MENU OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL 解説 設定値 C D 7 D E 7 A B C VARI.
GMシステムレベル1について MIDIはメーカーや機種が違っても演奏その他各種の情報を伝達できる、たい へん便利な規格です。例えば、A社の音源用に作成したデータを使ってB社の 音源を演奏できるのもMIDIのおかげです。ところが、音源を差し替えると音 色が替わってしまうことがあります。 例えば、A社の音源モジュールのピアノ用に作成したデータでB社の音源モ ジュールを演奏すると、オルガンの演奏になってしまうようなことがありま す。これはメーカーや機種によって音色の配列が異なるからです。 そこで、シンセサイザーやトーンジェネレーターの音色の配列に一定の基準 を設けて、メーカーや機種が異なってもほぼ同じ系統の音色で演奏できるよ うにしたのが GM (General MIDI) と呼ばれる規格です。現在「GMシステムレ ベル1」と呼ばれる規格が用意され、MIDI規格協議会で承認されています。 ユーティリティモード Page 231 99.11.
2.バルクダンプ 【手順】[MODE]:ソングモード、ボイスモード、パターンモードのいずれか → [MENU] :メニューウィンドウ → [F3] :ユーティリティ → [MENU] :ユーティリティメニューウィンドウ → [F2] :バルクダンプ 232 Page 232 99.11.
解説 Song, Pattern, All バルクダンプするデータの種類を設定 します。 (Song) 01〜20, All (Pattern) 101〜200, All それぞれのデータについて、バルクダ ンプするデータの番号を設定します。 QY20のソング、ユーザーパターンのデータを、MIDIシステムエクス クルーシブ情報(バルクデータ)として、MIDI OUT端子から出力する 操作を行ないます。 QY20のデータをMDF2などに保存する場合に、必要となる操作です。 操作 [MODE] [MENU] [F3] [MENU] [F2] ユーティリティモード Page 233 99.11.
2.バルクダンプ MODE ENTER MENU OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL 解説 設定値 C D 7 D E 7 A B C VARI.
データの種類でAllを選択した場合 ・ ダンプ番号は設定できません。 ・ 全ユーザーパターン、全ソング、システムセットアップのデータ をバルクダンプします。 操作 [-1/NO]/[+1/YES] [-1/NO]/[+1/YES] [ENTER] [+1/YES] [MODE] ・ システムセットアップのデバイスナンバーがOFFになっていると、 バルクダンプは実行されません。 ・ バルクダンプを実行する前に、他のMIDI機器との接続と、受信側機 器のMIDI設定を確認してください。 ☞ 他のMIDI機器との接続については、「接続の方法 (MIDI)」をご覧く ださい。(18ページ) ☞ MDF2にバルクデータを保存される場合は、付録カードをご覧くだ さい。 ユーティリティモード Page 235 99.11.
2.バルクダンプ QY20バルクデータの受信について説明します。 受信するデータの種類 QY20は、次の2種類のデータを受信します。 1. QY20でバルクダンプしたデータ: バルクダンプされた全てのデータが受信されます。 2. QY10でバルクダンプしたデータ: ソングデータの中のシーケンストラックのデータ。 ソングデータの中のバッキングトラックのコード進行のデータと 拍子のデータ。 (ただし、11thコードは7thsus4に、6・9コードは6に変換される) 受信する条件 QY20のバルクデータの受信条件について説明します。 以下の条件を満たしたとき、バルクデータを受信します。 1. デバイスナンバーが、送信側の機器と一致していること。(もしく は、Allになっていること) 2. ソングまたはパターンデータは、それぞれのモードの、トップ画面 になっていること。 Allのデータを受信するときは、ソング、ボイス、パターンいずれか のモードのトップ画面になっていること。 3.
ユーティリティモード Page 237 99.11.
3.ABCゾーン 【手順】[MODE]:ソングモード、ボイスモード、パターンモードのいずれか → [MENU] :メニューウィンドウ → [F3] :ユーティリティ → [MENU] :ユーティリティメニューウィンドウ → [F3] :ABCゾーン 238 Page 238 99.11.
解説 On, Off ABC機能を有効にするかどうかを設定 します。 C-2〜G 8 ABC機能が働く鍵盤の範囲の、下側の 鍵盤を設定します。 C-2〜G 8 ABC機能が働く鍵盤の範囲の、上側の 鍵盤を設定します。 ・ ABC機能が働く鍵盤の範囲をABCゾーンと呼びます。 ここでは、ABCゾーンを設定します。 操作 [MODE] [MENU] [F3] [MENU] [F3] ユーティリティモード Page 239 99.11.
3.ABCゾーン MODE ENTER MENU OCT DOWN OCT UP BASS E F G A G A B F INTRO NORMAL C D 7 D E 7 A B C VARI. FILL1 FILL2 ENDING D +1 YES ( 13) C G –1 NO ( 11) ––– 7sus4 7 ( 13 ) ( 5) 7 sus4 C dim (11) add9 M9 aug 9 add9 m9 mM7 m7 M M7 6 7 m m7 m6 m7 ( 5) 1 解説 設定値 ・ ABC機能を有効にするかどうかを設定します。 On, Off 操作 [-1/NO]/[+1/YES] ABC=Onになっていると、鍵盤や外部MIDIキーボードで演奏したと き、ハイリミット以下の鍵盤の音は鳴りません。 240 Page 240 99.11.
解説 ・ ABCゾーンは、最低音(ローリミット)と、最高音(ハイリミッ ト)を設定することによって成り立ちます。 ・ ABC機能が働くのは、ローリミットとハイリミットの範囲内の鍵盤 だけです。 ・ ローリミットより下の鍵盤は、オンベースを設定する鍵盤として使 用できます。 設定値 ローリミット:C-2〜G 8 ハイリミット:C-2〜G 8 (ローリミット≦ハイリミット) 操作 [-1/NO]/[+1/YES] LCDには、ローリミット、ハイリミットがC 1〜C 5の範囲内に設定さ れているときは、[+]の印で鍵盤の表示の下に位置を示すマークが入り ます。 QY20の鍵盤は、トランスポーズがかかっていないときE2〜E4です。 本体の鍵盤でABCを使用する場合は、この範囲が含まれるようにABC ゾーンを設定してください。 ローリミットをE3、ハイリミットをE4以上に設定すると、本体の鍵盤 のE2〜E⁄3でオンベース、E3〜E4でABC機能が使えるようになりま す。☞(49ページ) ユーティリティモード Page 241 99.11.
Page 242 99.11.
資料 1.仕様 .............................................................. 244 2.プリセットボイスリスト .......................... 246 3.ドラムキーアサイン .................................. 250 4.プリセットスタイルリスト ...................... 254 5.ソングブランクチャート .......................... 257 6.故障かな?と思ったら .............................. 258 7.エラーメッセージとその対応 .................. 260 8.MIDIデータフォーマット ......................... 262 9.MIDIインプリメンテーションチャート ....... 268 10.用語解説 ...................................................... 272 11.50音順索引 .........
1.仕様 シーケンサー部 トラック数 ソング:5トラック(Tr1〜Tr4, BK) パターン:4トラック(C1, C2, Ba, Dr) 入力方式 リアルタイム/ステップレコーディング 記憶容量 約28,000音 20ソング 100ユーザーパターン プリセットパターン数 600パターン(100プリセットスタイル×6セクション) ※セクション(イントロ、ノーマル、バリエーショ ン、フィル1、フィル2、エンディング) コードプリセット 26種類(スルーを含む) 音符分解能 4分音符/96 ポリフォニック数 32音 音源部 音源方式 AWM音源 最大同時発音数 28音 マルチチティンバー数 16(DVA付) プリセット音色数 100ノーマルボイス 8ドラムボイス(100ドラム音色) 244 Page 244 99.11.
ディスプレイ 21文字×8行(128×64ドット)グラフィックLCD 接続端子 LINE OUT(ミニ・ステレオ・ジャック) :出力インピーダンス1kΩ PHONES(ミニ・ステレオ・ジャック) :8〜150Ωに適合 DC IN :PA-3またはPA-4に適合 最大出力レベル LINE OUT :1音で+1±2dBm(負荷10kΩ) PHONES :1音で+5±2dBm(負荷150Ω) MIDI端子 MIDI IN, OUT 電源 単3乾電池×6本(マンガン乾電池で約4時間、アルカリ乾 電池で約11時間の連続使用が可能) またはACアダプター(別売 PA-3, PA-4) 寸法 188mm(W)×104mm(D)×37mm(H) 重量 400g(乾電池を除く本体のみ) 付属品 取扱説明書一式、保証書、マンガン乾電池単三6本、 変換ケーブル1本(ミニステレオ―RCAピンL・R) ※仕様および外観は、改良のため予告なく変更する場合があります。 資 料 Page 245 99.11.
2.プリセットボイスリスト この表はQY20のプリセットボイスナンバーと、プログラムチェンジモードを切り替えたときの対 応ナンバーを表しています。 001 002 003 004 005 006 007 008 009 010 011 012 013 014 015 016 017 018 Piano GrandPno BritePno E.Grand HnkyTonk E.Piano1 E.Piano2 E.Piano3 E.Piano4 Clavi.
033 Guitar 034 035 Bass 036 037 038 039 040 041 042 043 044 045 046 Strings Dist.Gt3 GtrHarmo Aco.
2.プリセットボイスリスト この表はQY20のプリセットボイスナンバーと、プログラムチェンジモードを切り替えたときの対 応ナンバーを表しています。 065 Reed Alto Sax Alto Sax 1 065 066 067 068 TenorSax Bari.
095 Ethnic 096 097 098 Percussive 099 100 Dr1 Drum Set Banjo Kalimba Fiddle TnklBell SteelDrm RevCymbl Standard Banjo Kalimba Fiddle Tinkle Bell Steel Drums Reverse Cymbal GM Standard Set Dr2 Dr3 Dr4 Dr5 Dr6 Pop Power Process Analog 1 Analog 2 Pop Set Power Set Process Set Analog Set 1 Analog Set 2 102 103 104 105 106 Dr7 Dr8 OFF Sound OFF Jazz Brush OFF ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ Jazz Set Brush Set No Sound No Sound No Sound No Sound No Sound No Sound No Sound No Sound No Sound No Sound
3.ドラムキーアサイン Note No. 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 Note F0 F#0 G0 G#0 A0 A#0 B0 C1 C#1 D1 D#1 E1 F1 F#1 G1 G#1 A1 A#1 B1 C2 C#2 D2 D#2 E2 F2 F#2 G2 G#2 A2 A#2 B2 C3 C#3 D3 D#3 E3 F3 F#3 G3 G#3 A3 A#3 B3 C4 C#4 D4 D#4 E4 F4 F#4 G4 G#4 A4 A#4 250 Page 250 99.11.
Note No.
3.ドラムキーアサイン Note No.
Note No.
4. プリセットスタイルリスト (1/3) 254 Page 254 99.11.
(2/3) 資 料 Page 255 99.11.
4. プリセットスタイルリスト (3/3) 256 Page 256 99.11.
5.ソングブランクチャート ソングを構成する5つのトラックのうち、バッキングトラック(BK)のブランクチャー トを用意しました。ソングを作成する際に、コピーしてお使いください。 小節 パターン 拍子 番号 コード 12341234 リピート テンポ 12341234 資 料 Page 257 99.11.
6. 故障かな?と思ったら 症状 考えられる原因 参照ページ → → → → → → → → [OCT DOWN], [OCT UP] → → → [ ] → → → → → 258 Page 258 99.11.
症状 考えられる原因 参照ページ → → → → → → → → → → 資 料 Page 259 99.11.
7. エラーメッセージとその対応 Illegal Input QY20に設定しようとした値が正しくないと現れます。正しい範囲の 値を設定してください。 Memory Full QY20のメモリー残量が足りないとき、設定されたコマンドが実行で きないことを示しています。余分なパターンやソングのデータを削 除してください。(Used Memoryに余裕があっても表示されます) Battery Low 使用中の乾電池が消耗すると現れます。音が歪んだりする場合があ ります。速やかに新しいものと交換してください。電池を交換する 際データが消えることはありません。 Backup Batt.
Buffer Full QY20に入ってくるMIDIデータの量が、QY20の処理能力を越えたと きに表示されます。 QY20に不要なデータはなるべく送らないようにしてください。 Illgal Data QY20にMIDIで送られてきたバルクデータがQY20で処理できない データだったことを示しています。 相手の機種やデータの種類を確認してください。 Device# off デバイスナンバーがOFFになっているため、バルクデータの送受信 ができません。 ユーティリティモードで、デバイスナンバーを設定してください。 (☞ 228ページ) Device# Mismatch 現在設定されているデバイスナンバーが、MIDIから送られてきたバ ルクデータのデバイスナンバーと一致しないため、データを受信で きません。 ユーティリティモードで、デバイスナンバーを設定してから、あら ためて受信しなおしてください。 なお、デバイスナンバーに「All」を設定すると、すべてのデバイスナ ンバーを受信する状態になります。 (☞ 228ページ) Now Running ソングまたはパターンをプレイ中に、MIDIでバルク
8.
QY20 VOICE No. 1, 2, 3, 4, 6, 8, 22, (3‑2‑2) RESET ALL CONTROLLERS receive PC No.
8.
SW3 □:MIDI Control 受信の On/Off を設定できる。 (3‑2) CHANNEL MODE MESSAGE 送信、受信共に行なわない。 SW4 □:System Exclusive Message Device Number System Exclusive Message の受信の On/Off 及び Deveice Number の設定が行なえる。 (3‑3) SYSTEM COMMON MESSAGE (3‑3‑1) SONG POSITION POINTER STATUS LSB MSB (3) TRANSMIT/RECEIVE DATA (3‑1) CHANNEL VOICE MESSAGE 送信は PLAY 及び RECORD 中のみ行なう。 送信チャンネルは,トラッ ク毎に固定されていて 1 〜 7 , 10 が送信可能である。 受信は RECORD 中のみ行なう。 受信チャンネルは,常に全てのチャン ネルを受信する。 STATUS NOTE NUMBER VELOCITY SONG PLAY モードで送受信する。 (3‑4) SYSTEM REAL TIME
8. MIDIデータフォーマット 参照表 (i)〜(vi)に示す6種類の Bulk Data の送受信を行なう。 UTILITY において Device Number、を設定できる。 SQ 付表2 演奏中及び録音中は、受信できない。 AS 付表2 種類 FORMAT No.
(付表2) SONG DATA No.
9. MIDIインプリメンテーションチャート 268 Page 268 99.11.
YAMAHA [ Music Sequencer --- sequencer part ] Date: 1-SEP-1992 Model QY20 MIDI Implementation Chart Version : 1.0 +----------------------------------------------------------------------+ | | Transmitted | Recognized | Remarks | | Function ...
YAMAHA [ Music Sequencer --- voice part ] Date: 1-SEP-1992 Model QY20 MIDI Implementation Chart Version : 1.0 +----------------------------------------------------------------------+ | | Transmitted | Recognized | Remarks | | Function ...
資 料 Page 271 99.11.
10.
エレメント AWM音源で音を鳴らすときの使用ボイス数です。QY20の 音色は、1または2エレメントで構成されています。QY20で は最大28ボイスまで同時発音できます。(ポリ数 ☞ 283 ページ) ABCゾーン ABC機能が働く鍵盤の範囲のこと。 (ABC機能 ☞ 239ページ) ACアダプター 家庭用100ボルトの交流を、QY20用の直流電流に変換する アダプターのことで、別売のPA-3やPA-4が使用可能であ る。 ABC機能 Auto Bass Chord(オート・ベース・コード)の略名。キー ボードをコードで押えることによって、何のコードかを自 動的に検出し、バッキングパターンをそのコードに変換し て演奏する機能。ユーザーの演奏に自動的にバッキング パートを付け加える機能のことです。 AWM音源 デジタル録音された波形をもとにして音を作る音源です。 生の楽器の持つ複雑な波形をそっくりそのまま持ち、リア ルなサウンドを再現します。 AWMは、Advanced Wave Memoryの略です。 MSB Most Significant Byteの略名で、MIDIコントロールチェンジ
10.
休符 休みの長さを示す記号。休みとは、音がなっていない状 態。 クオンタイズ リアルタイムレコーディング時の鍵盤を弾くタイミングの ばらつきを、正確な8分音符や16分音符の位置に補正する機 能。 クロック シーケンサーでは、演奏データのイベントが曲中の何小節 目の何拍目のどの位置にあるのかを示すのに、メジャー・ ビート・クロックという単位を使います。クロックは、そ のイベントが1拍の中のどの位置にあるのかを示します。 QY20では、1拍を96等分し、00〜95までの数値で、そのイ ベントの位置を表します。例えば、00ならば拍の頭、48な ら拍の真ん中の位置という具合に表します。また、同じク ロックを曲の中での音符の長さを表す単位としても使いま す。QY20では、1拍が96クロックなので、主な音符のク ロック数は次のようになります。4分音符=96クロック、8分 音符=48クロック、16分音符=24クロック、2分音符=192ク ロック。 ゲートタイム ノートイベントの一部で、キーを弾いた瞬間から離すまで の時間(長さ)をクロック数で表します。音価とも呼ばれ ます。 コード 一定の規則に基づいて演
10.
終止線 曲の終了位置を表す記号です。 初期化 装置全体の設定を、工場出荷時の状態に変更する機能のこ とです。イニシャライズともいいます。QY20では、[OCT DOWN], [OCT UP], [b]を押しながら電源スイッチをONにす ることで、すべての設定が初期化されます。また、一度初 期化されると、それまでの設定や演奏データは失われます のでご注意ください。 シンクモード 同期演奏で、QY20がMIDIクロックを出す側なのか、MIDI クロックを受け取ってそれに合わせて演奏する側なのか、 を設定するコマンド。 シンコペーション タイにより弱拍の音符が、直後にある同じ高さの強拍の音 符とつながり、アクセントが弱拍に移動することをいいま す。QY20では、ソングのバッキングトラックに、コード パートのステップレコーディングを行なう際、コード変化 を半拍分だけ前の拍に食い込ませる設定をシンコペーショ ンと呼んでいます。(☞ 89ページ) GMシステムレベル1 MIDIはメーカーや機種が違っても演奏その他各種の情報を 伝達できる、たいへん便利な規格です。例えば、A社の音 源用に作成したデータを使
10.
タイ 同じ音程の2音をつなげて、ひとつの音として演奏する記号 のこと。QY20のステップレコーディングで、付点音符やタ イで記譜されている音符を入力するときに使用するファン クション。 チェンジモード エディットモードの中の2つのモードの内、データを選択 し、修正するためのモードをチェンジモードといいます。 もう1つをインサートモードといいます。 ツリー図 シンセサイザーなどのデジタル機器では、数多くのコマン ドを並べるのに、同じ働きのもの同士をモード、サブモー ドごとにまとめて配列する、いわゆる階層化構造を持たせ ています。この階層化構造は、別名ツリー構造とも呼ばれ ており、その構造を図示したものをツリー図と呼びます。 DC 直流電流のこと。 ディスプレイ デジタル楽器などで、モードやデータの状態を表示するモ ジュールをディスプレイといいます。QY20では、LCDパネ ルのことを指します。 データエントリー MIDIのコントロールチェンジデータの中の一種です。RPN で指定したパラメーターのデータを変更する役割を持って います。 デバイスナンバー MIDIシステムエクスクルーシブ情
10.
パート バッキングトラックで、コード進行、パターン番号、テン ポチェンジ、リピート記号などのパターンの演奏進行順を プログラムする部分をトラックと区別してパートと呼んで います。 パターン 1〜8小節単位の、ドラム、ベース、コード1、2を含んだ バッキングパターンのことです。コードを指定すること で、1種類のパターンをさまざまなコードで演奏することが 可能です。QY20には、プリセットで600パターン、ユー ザーとして100パターンが準備されています。 パターンパート ソングを構成するバッキングトラックの中の、パターンナ ンバーを並べるパートのことです。 バッキングトラック ソングを構成する5つのトラックの内、バッキングを受け持 つトラックのこと。パターンパート、コードパート、テン ポパート、リピートパートの4つのパートを持っており、各 パートに演奏進行をプログラムします。 バルクダンプ QY20のようなデジタル楽器の中のデータを保存するため に、バルクデータとしてMIDI OUT端子から送信すること。 バルクデータ MIDIシステムエクスクルーシブ情報の一種。デジタル楽器 固有のデータ
10.
フロッピーディスク コンピューターなどの補助記憶装置用の媒体で、小型、低 価格のため、ワープロやシンセサイザーなどの外部記憶メ ディアとしてよく用いられます。大きさと記憶容量によっ て幾つもの種類にわかれています。 ベロシティ 鍵盤を弾く速さ(タッチの強弱)のことです。 ポリ数 同時に発音することのできる和音の数(最大同時発音数) のことです。 QY20の音源部は最大同時28発音となっています。これを越 えた場合、音切れの原因となります。 ボリューム 音量をコントロールするためのMIDI信号です。ボイスプレ イ画面のフェーダーをコントロールでき、コントロール チェンジの(7)を使います。 マスター MIDIシステムにおいて、MIDI信号を出す側の機器をいいま す。MIDI信号を受ける側の機器は、スレーブといいます。 マスターチューン その楽器のもっとも基本的な音程の設定のこと。 マルチ 一度に複数パートの演奏を再生する機能のこと。一度に演 奏できるパート数を、マルチ数といいます。 マンガン電池 一般の乾電池のこと。新品のもので、QY20を約4時間使用 することができる。 MID
10.
リアルタイムコーディング リアルタイムに演奏したままを、録音する方法です。 rit.
11.
パターン ・・・・・・・・・・・・・・・・ 24, 38, 159, 281 パターンエディット ・・・・・・・・・・・・・・・・ 206 パターンジョブ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 184 パターンパート ・・・・・・・・・・・・・・ 72, 82, 281 パターンネーム ・・・・・・・・・・・・・・・・ 163, 202 パターンレコーディング ・・・・・・・・・・・・ 170 バッキングトラック ボ ・・・・・・・・・ 27, 72, 74, 82, 86, 90, 94, 281 バルクダンプ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 232, 281 バルクデータ ・・・・・・・・・・・・・・ 234, 236, 281 パン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 143, 157, 215, 281 拍子 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 58, 83, 174 ビート ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 77, 179, 282 ビートグラフ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 77, 179 ピッチベンド ・・・・・・・・・・ 142, 145, 214
12.
Master Tune ・・・・・・・・・・・・・・・ 145, 229, 283 Meas (メジャー) ・・・・・・・・ 60, 138, 210, 284 Metronome ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 229, 284 mf (メゾフォルテ) ・・・ 79, 141, 181, 213, 283 MIDI Ctl (コントロール) ・・・・・・・・・・・・ 227 MIDI Sync ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 227 MIDI接続 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18 Mix Track ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 100 Modify Gate Time (ソングジョブ) ・・・・・ 126 Modify Gate Time (パターンジョブ) ・・・ 198 Modify Velocity (ソングジョブ) ・・・・・・ 122 Modify Velocity (パターンジョブ) ・・・・ 194 Modulation ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 142, 214 Move Clock ・・・・・・
サービスについて 本機の保証期間は、保証書によりご購入から1ヶ年です。(現金、ローン、月賦などに よる区別はございません。)また保証は日本国内にてのみ有効といたします。 ● 保証書 保証書をお受け取りのときは、お客様のご住所、お名前、お買上げ月日、販売店名など を必ずご確認ください。無記名の場合は無効になりますので、くれぐれもご注意くださ い。 ● 保証書は大切にしましょう! 保証書は弊社が、本機をご購入いただいたお客様にご購入の日から向こう1ヶ年間の無 償サービスをお約束申し上げるものですが、万一紛失なさいますと保証期間中であって も実費を頂戴させていただくことになります。万一の場合に備えて、いつでもご提示い ただけますよう充分ご配慮のうえで保管してください。 また、保証期間が切れましてもお捨てにならないでください。後々のサービスに際して の機種の判別や、サービス依頼店の確認など便利にご利用いただけます。 ● 保証期間中のサービス 保証期間中に万一故障が発生した場合、お買い上げ店にご連絡頂きますと、技術者が修 理・調整致します。この際必ず保証書をご提示ください。保証書なき場合にはサービス 料金を頂く場