User Manual

R Remote Version 4.5 ユーザーガイド 37
ファームウェアのアップデートに失敗した場合
ファームウェアのアップデートに失敗しても、R Remote がデバイスを認識していれば、何度でもやり直
ます。ただしアップデート中にデバイスの電源が切れてしまった場合、デバイスが正常に起動できなくなりま
す。その場合は、R Remote のデバイス情報エリアにデバイスが表示されなくなり、症状に従って下記の対
処が必要になります。
Dante Controller
のネットワークグリッドビューでデバイス名が赤色で表示される場合
Dante のファームウェアがフェールセーフモードに入っています。
Dante Firmware Update Manager を使って、Dante ファームウェアの修復(Failsafe Recovery)
アップデート(Update Dante Fimrware)を実施してください。
Dante Firmware Update Manager のインストーラーは R Remote に同梱されています。
修復方法および修復後のアップデート方法は、Dante Firmware Update Manager のユーザーガイド(R Remote
に同梱)をご覧ください。
1. R Remote を起動し、「 アップデート手順」の手順 1 から 3 を実行します。
ユーザーフォルダー内に一時的に「RRMT_****」というフォルダーが生成されます。
Dante Firmware Update Manager でのアップデートが完了するまで R Remote Firmware Update のウィ
ンドウを閉じないでください。
2. Dante Firmware Update Manager の「Failsafe Recovery」機能で Dante ファームウェアを
修復します。
3. Dante Firmware Update Manager の「Update Dante Firmware」機能で Dante ファームウ
ェアをアップデートします。
ファームウェアアップデートファイルは「RRMT_****」フォルダー内の「FWUpdate_****.dnt」を選択しま
す。
Override Device Matching」にはチェックを入れます。
4. アップデートが完了したら、デバイスを再起動して、R Remote からマウントできることを確認し
てください。
デバイスのインジケーター
(
)
が点灯または点滅している場合
本体のファームウェアが破損しています。R Remote のインストーラーでインストールできる R
Remote Recovery Updater を使って、本体のファームウェアをアップデートしてください。
アップデート方法は、以下の通りです。
RMio64-D は、R Remote Recovery Updater に対応していません。ヤマハ修理ご相談センターにご連絡くださ
い。
1. デバイスの電源を切ります。
2. (Rio3224-D2Rio1608-D2 以外は、)デバイスのディップスイッチの設定をメモします。
手順 5 でディップスイッチの設定を変更します。アップデート完了後に元に戻しますので、変更前の
ィップスイッチの設定をメモしておいてください。
3. デバイスの Dante [PRIMARY]端子と[SECONDARY]端子から Ethernet ケーブルを外します。
4. デバイスの Dante [PRIMARY]端子とコンピューターの Ethernet 端子を Ethernet ケーブルで直接
接続します
5. Rio3224-D2Rio1608-D2 は、▶ (INC) ボタンとスイッチ付きエンコーダーを押したまま電源
入れます。
Rio3224-D2Rio1608-D2 以外は、ディップスイッチの 8 を下側(ON)に設定し、それ以外は上側
(OFF)に設定して、電源を入れます。