User Manual

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フェールセーフモードについ
RMio64-D に内蔵されている Dante モジュールは、動作時にソフトウェアをフラッシュメモ
リーからロードして使用しますが、他の記憶装置と同様に、フラッシュメモリーへの書き込み
中に Dante 機器の電源をオフにしてしまうことにより、フラッシュメモリー上のデータが破
損して使用不可能になることがあります。
これは多くの場合、ファームウェアのアップグレード中に RMio64-D の電源をオフにしてし
まうことに起因します。
この状態から回復するために、Dante モジュールには特別に保護されたフラッシュメモリー部
があり、メイン部分が破損した場合にはその領域のプログラムが起動し、Dante モジュールは
「フェールセーフモード」に入ります。
フェールセーフモードの Dante モジュールを修復するためには、リカバリーイメージを
Dante Firmware Update Manager から送る必要があります。
Dante モジュールがフェールセーフモードになっているかどうかを確かめるには、Dante
Controller を使用します。
フェールセーフモードに入っ Dante モジュールは、Dante Controller(バージョン 3.1.x
上)の Network View 上で機器名が赤色で表示されます。
また、RMio64-D 本体の赤[SYSTEM]インジケーターが周期的に 2 回点滅します。
以下に、RMio64-D 本体に内蔵している Dante モジュールをリカバリーする手順を説明しま
す。
1.
コンピューターと RMio64-D の電源をオフにします。
2.
RMio64-D Dante ネットワークから切り離します。
3.
RMio64-D 本体のリアパネルにある Dante [PRIMARY] 端子とコンピューターの
Ethernet 端子を Ethernet ケーブルで接続します。
4.
コンピューターの電源をオンにして管理者権限でログインします。