User Manual
周波数帯域のバイパス
各周波数帯域をバイパスするには、各セクションの「Band」ボタン( )をオンにします。
周波数帯域をソロにする
各周波数帯域をソロにするには、各セクションの「S」ボタンをオンにします。一度にソロにでき
るのは 1 つの帯域だけです。
OUTPUT (-24 ~ 24dB)
出力レベルを設定します。
「COMPRESSOR」セクション
ブレイクポイントを移動するか、対応するノブを使用して、「Threshold」と「Ratio」の値を指定できます。
スレッショルドは、直線の対角線からラインがそれる最初のブレイクポイントで表わされます。
THRESH (-60 ~ 0dB)
コンプレッサーが効き始めるレベルを決定します。設定したスレッショルドより高いレベルの信号のみ
が処理されます。
RATIO
設定したスレッショルドを超える信号に対するゲインの減衰量を設定します。たとえば、レシオ 3:1 と
は、入力レベルが 3dB 上がるごとに出力レベルが 1dB 上がることを意味します。
ATTACK (0.1 ~ 100 ミリ秒)
設定したスレッショルドを超えた信号に対してコンプレッサーが反応する速さを決定します。アタック
タイムが長いと、信号の最初の部分で、処理されずに通過する信号の量が多くなります。
RELEASE (10 ~ 1000 ミリ秒または「AUTO」モード)
信号がスレッショルドより下がった場合に、ゲインが元のレベルに戻るまでにかかる時間を設定しま
す。「Auto Release」をオンにすると、プラグインによってオーディオ素材に最適なリリース設定が検
出されます。
SC(サイドチェーンセクション)
サイドチェーンセクションを開くには、プラグインウィンドウ左下の「SC」ボタンをクリックします。
重要
帯域に対してサイドチェーン機能を使用するには、プラグイン全体のサイドチェーンを有効にしておく必要が
あります。
SIDE-CH
内部のサイドチェーンフィルターを有効にします。有効にすると、設定したフィルターパラメーターに
従ってサイドチェーン信号の波形を操作できます。
Dynamicsプラグイン
VST Rack Pro プラグインリファレンス | 25