User Manual
WIDTH
ステレオイメージの左右の広がりをコントロールします。0% に設定するとリバーブ出力はモノラルにな
り、100% に設定するとステレオになります。
VARIATION
このボタンをクリックすると、異なる反射パターンを使用して、同じリバーブプログラムからバリエー
ションの異なる残響が作り出されます。これは、一部のサウンドによって不自然な共鳴や好ましくない
結果が生じている場合に役立ちます。別のバリエーションを作成することで、この問題を解決できるこ
とが多くあります。1000 種類のバリエーションを作成できます。
HOLD
このボタンをオンにすると、リバーブバッファーが無限ループで固定されます。この機能を使用する
と、ユニークなパッドサウンドができる場合があります。
Damping
LOW FREQ
低域の減衰を適用しはじめる周波数を決定します。
HIGH FREQ
高域の減衰を適用しはじめる周波数を決定します。
LOW LEVEL
低域のディケイタイムを調節します。通常の室内環境の残響では、中域よりも高域と低域の方が早く消
えます。レベルのパーセンテージを下げると、低域が消えるまでの時間が短くなります。100% を超え
る値を設定すると、中域よりも低域が消えるまでの時間の方が長くなります。
HIGH LEVEL
高域のディケイタイムを調節します。通常の室内環境の残響では、中域よりも高域と低域の方が早く消
えます。レベルのパーセンテージを下げると、高域が消えるまでの時間が短くなります。100% を超え
る値を設定すると、中域よりも高域が消えるまでの時間の方が長くなります。
Envelope
AMOUNT
エンベロープのアタックコントロールとリリースコントロールが残響自体に影響する度合いを決定しま
す。値を下げるとエフェクトが弱くなり、値を上げるとエフェクトの効きが強いサウンドになります。
ATTACK
RoomWorks のエンベロープ設定は、ノイズゲートやダウンワードエクスパンダーと同様に、残響音が入
力信号のダイナミクスに従う方法をコントロールします。「Attack」は、信号ピークのあと、残響音が
最大音量に達するまでにかかる時間を決定します (ミリ秒単位)。これは、プリディレイに似ています
が、リバーブはすぐに開始するのではなく、徐々に増加していきます。
RELEASE
ゲートのリリースタイムと同様に、信号ピークのあと、残響音がカットオフされるまでに聴こえる時間
の長さを決定します。
OUTPUT
MIX
ドライ信号とウェット信号のレベルバランスを設定します。RoomWorks を FX チャンネルの Insert エ
フェクトとして使用する場合は、この値を 100% に設定するか、「Wet only」ボタンを使用することを
おすすめします。
Reverbプラグイン
56 | VST Rack Pro プラグインリファレンス