User Manual
ADJUST-HIGH
レコーディングデッキの高域のゲインを調整します。
BIAS
レコーディングデッキのバイアスを調整します。これによって、ディストーションレベルを制御できま
す。このコントロールを「LESS」側に回すと、信号レベルが上がり、高域がブーストされま
す。「OVER」側に回すと、ダイナミックレンジが狭まり、高域のサチュレーションが発生します。
リプロダクションデッキコントロール
プラグインパネルの右側には、リプロダクションデッキのコントロールがあります。
REPRODUCE
リプロダクションデッキの出力レベルを調整します。
ADJUST-HIGH
リプロダクションデッキの高域のゲインを調整します。
ADJUST-LOW
リプロダクションデッキの低域のゲインを調整します。
デッキメーター
「RECORD/REPRO」スイッチの設定に応じて、プラグインパネルの中央のメーターに、レコーディングデッキ
への信号入力か、またはリプロダクションデッキからの信号出力が表示されます。
モノラルラックにこのプラグインを追加した場合、上側のメーターだけが使用されます。
VUメーターレベルの調整
メーターの0VUに割り当てるレベルを調整できます。これは、非常に低いレベルの信号をより正確にモニター
するのに便利です。手順は以下のとおりです。
. プラグインパネルの左下にある「VU ADJUST」ボタンをオンにします。
. メーターセクションで、「VU ADJUST」コントロールを使用して0VUレベルを設定します。
テープパラメーター
プラグインの下部には、テープパラメーターコントロールがあります。
SPEED
テープ速度を設定できます。テープヘッドサチュレーションのサウンド特性が変わります。30(ips/1秒
あたりに進むインチ)は15(ips)に比べて高域のレスポンスが向上します。15(ips)は、低域のレスポンス
が豊かになります。
TAPE KIND
テープサチュレーションのサウンド特性を変えることができます。
Masteringプラグイン
64 | VST Rack Pro プラグインリファレンス