User Manual
RPio622取扱説明書
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このたびはヤマハI/OラックRPio622をお買い上げいた
だきまして、まことにありがとうございます。RPio622
は、RIVAGEPM10システムに求められるI/Oを目的や
システムの規模に応じて柔軟に構成・拡張できるオー
ディオインターフェースです。
RPio622の優れた機能を十分に発揮させるとともに、末
永くご愛用いただくために、この取扱説明書をご使用の
前に必ずお読みください。また、お読みいただいたあと
も、保証書とともに保管してください。
特長
• アナログ入力、アナログ出力、デジタル入出力を組み
合わせられるRYカードスロットを6基装備していま
す。
• 最大256イン/アウトのデジタルオーディオ信号と、
コントロール信号の送受信が可能なHYカードスロッ
トを装備しています。HYカードスロット1は256イ
ン/アウト、HYカードスロット2は128イン/アウト
です。
• さまざまな伝送フォーマットに対応可能なMini-
YGDAIスロットを2基装備しています。
• 2台の電源ユニットを標準で搭載することにより、万
が一、片方の電源にトラブルが発生しても継続して使
用できます。
付属品
• 取扱説明書(本書:保証書付き)
• 電源コード2本
• ユーロブロック端子
ファームウェアのアップデート
この製品は、操作性向上や機能の追加、不具合の修正の
ために、本体のファームウェアをアップデートすること
ができます。
ファームウェアのアップデートに関する情報は、ヤマハ
プロオーディオウェブサイトに掲載されています。
http://www.yamahaproaudio.com/japan/
アップデートの手順については、ウェブサイトに用意さ
れているファームウェアアップデートガイドをご参照く
ださい。
ラックマウント時の注意
この機器が動作保証する室温は0〜40℃です。この機器
を複数台または他の機器と一緒にEIA標準のラックにマウ
ントする場合、各機器からの熱でラック内の温度が上昇
し、十分な性能を発揮できないことがあります。
この機器に熱がこもらないように、必ず以下の条件で
ラックにマウントしてください。
• パワーアンプなどの発熱しやすい機器と一緒にマウン
トする場合は、他の機器との間を1U以上空けてくだ
さい。また、このスペースは通風パネルを取り付けた
り、開放したりして、十分な通気を確保してくださ
い。
• ラックの背面を開放して、ラックを壁や天井から
10cm以上離し、十分な通気を確保してください。
ラック背面を開放できない場合は、ラックに市販の
ファンキットなどの強制換気用装置を設置してくださ
い。ファンキットを取り付けた場合は、ラックの背面
を閉じた方が放熱効果が大きくなることもあります。
詳しくはラックおよびファンキットの取扱説明書をご
参照ください。
リセスについて
この機器は、ラックマウント金具の取り付け位置をずら
すことで、下の図のように、パネル面をラック前面より
50mmまたは100mm奥に配置できます。
NOTE
金具を取り付けるときは、必ず取り外したネジをそのままお使いく
ださい。
はじめに
50 mm
100 mm