User Manual

リップシンク(Lipsync)
音声と映像の出力タイミングのずれを補正する技術です。映像信号の大容量化にとも
なう信号処理の複雑化により
、音声に対して映像が遅れてしまう症状を補正します
LFE
(低域効果音)0.1 チャンネル
音声成分の帯域が 20~120Hz の、低音域専用チャンネルです。Dolby Digital、DTS、
AAC のいずれでも、全帯域用のチャンネルに加えて
、効果的な場面で低音を増強する
ために使用されます。音声の帯域が低域のみに制限されているため、0.1 と表現されま
す。
HDMI/映像に関する用語
本説明書で使用する HDMI/映像に関する用語を解説します。
コンポジットビデオ信号
輝度を表す Y 信号と、色を表す C 信号を 1 つの映像信号としてまとめて伝送する方式
です。
Deep Color
HDMI がサポートしている映像技術です。RGB または YCbCr 信号の処理を、従来の 8
ビットに対して
10/12/16 ビットで処理することで
、より豊かな色調表現が可能です。
表現できる色の数が従来の数百万色から数億色に増えたため、グラデーションの表現
力や暗部のディテール再現力が向上します
HDMI
世界業界標準規格である HDMI(High-Definition Multimedia Interface Specification)
規格に準じた、デジタルインターフェースです。デジタルビデオ/オーディオ信号をデ
ジタルのまま劣化させることなく
1 本のケーブルで伝送できます。また、著作権保護
技術(HDCP:High-bandwidth Digital Content ProtectionSystem)に対応していま
す。より詳しい情報は、http://www.hdmi.org を参照ください。
x.v.Color
HDMI がサポートしている映像技術です。色空間規格の 1 つで、sRGB 規格より広い色
空間を持っているため今までできなかった色の表現が可能です。sRGB
規格との互換
性を確保しながら色空間を拡張し、より鮮明で自然な映像になっています
ネットワークに関する用語
本説明書で使用するネットワークに関する用語を解説します。
SSID(Service Set Identifier)
無線ネットワークのアクセスポイントを特定するための名前です
Wi-Fi
無線電波を使用して、電子機器間でデータをやり取りしたり、インターネットに接続
できるようにする技術です
。無線接続のため、ネットワークケーブルを使った有線接続
の煩雑さがないのが利点です。Wi-Fi Alliance
の互換性テストをクリアした製品のみ
に「Wi-Fi Certified」ロゴが付与されます。
WPS(Wi-Fi Protected Setup)
Wi-Fi Alliance によって策定された規格です。WPS により、無線ネットワークを簡単に
設定できます。
ヤマハテクノロジーに関する用語
本説明書で使用するヤマハテクノロジーに関する用語、技術を解説します。
サイレントシネマ
ヘッドホンでマルチスピーカーによる音場再生を仮想的に再現する技術です。すべて
の音場プログラムはヘッドホン用に効果調整されており
自然で立体感あふれるサラウ
ンドをお楽しみいただけます。
シネマ DSP(
デジタル・サウンド・フィールド・プロセッサー)
本来映画館用に設計されたシステムをご家庭で再生すると、部屋の広さや壁の材質、
スピーカーの数などの条件の違いによって同じソフトであっても視聴感に差が出てし
まいます。シネマ
DSP は、豊富な実測データに基づく独自の音場技術を応用すること
で、音のスケールや奥行き、音量感を補い、ご家庭でも映画館のような視聴体験を実
現します。
シネマ DSP 3D
高さ方向の情報も含めた 3 次元の実測音場データを応用し、立体的な 3D 音場を再現し
ます。
バーチャルシネマ DSP
フロントスピーカー 2 本のみでも、仮想的にサラウンドスピーカーの音場を再現する
技術です。サラウンドスピーカーを設置していなくとも、豊かな音場プログラム再生を
お楽しみいただけます。
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付録 
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