User Manual
このたびは、学校用モニタースピーカーSBR10をお買い求めいただきまして、まこと
にありがとうございます。本製品は、電子楽器やマイクを接続して使用するアンプ内
蔵のスピーカーシステムです。この取扱説明書では、学校での授業や部活動、イベン
トなどで、楽器やマイクを接続して使用する方法を説明しています。本製品のさまざ
まな機能を十分にご活用いただくために、ご使用の前にこの取扱説明書を必ずお読み
ください。また、お読みになったあとも、大切に保管してください。
本書の
「使ってみよう」は、小学校4年生以上を
その他の項目は、先生や保護者などの大人の方を
対象に説明しています。
裏面の「安全上のご注意」をご使用の前に必ずお読みください。
付属品(お確かめください)
• 電源コード1本
• 取扱説明書(本書)
※本書は、発行時点での最新仕様で説明していま
す。最新版は、ヤマハウェブサイトからダウン
ロードできます(裏面右下の
URL参照)。
VCA7200
保証書付
学校用モニタースピーカー
取扱説明書
JA
仕様
主要規格 SBR10
形式 バイアンプ2wayバスレフ型
パワードスピーカー
再生周波数帯域(-10 dB) 55 Hz - 20 kHz
公称指向角度 水平90゚ x 垂直60゚
定指向性(CD)ホーン
最大出力音圧(実測値ピーク)
IECノイズ@1 m
129 dB SPL
クロスオーバー周波数 2.1 kHz
パワーアンプ 定格出力 ダイナミック 700 W(LF:500 W、HF:200 W)
連続 325 W(LF:260 W、HF:65 W)
コンポーネント
LF
10"
コーン、2"ボイスコイル
HF
1"
ボイスコイル
コンプレッションドライバー
寸法(幅x高さx奥行き、ゴム足を含む) 308 x 493 x 289 mm
質量 10.5 kg
キャビネット材質、色 プラスチック、黒
ハンドル 天面 x 1
ポールソケット 直径35 mm 底面 x 1
リギングポイント 底面 x 2(M8 x 15 mm)
別売ブラケット BBS251、BCS251、BWS251-300、
BWS251-400
コネクター 入力 入力1:コンボ x 1、
入力
2:コンボ x 1 + RCAピン x 2
出力 XLR3-32 x 1(入力1パラレルスルー
または入力1+入力2ミックス)
入力感度(LEVEL:センター) 入力1:ライン:+10 dBu、
マイク:-22 dBu、
入力2:+10 dBu
最大入力レベル 入力1:ライン:+24 dBu、
マイク:-8 dBu、
入力2:+24 dBu
電源電圧 100 V、50/60 Hz
消費電力 60 W(1/8出力時)、
18 W(アイドル時)
使ってみよう
スイッチを「切」にしてから、
電源(でんげん)コードをつなげよう。
「入力1」、「入力2」の音量を
「0」にしよう。
マイクや楽器、CDプレーヤーなどを
つなげよう。
スイッチを「入」れよう。
音量を調節しよう。
大きな音を出したときでも
「リミット」ランプがつきっぱなしに
ならないようにしよう。
から まで順番にやってみよう。
じゅん ばん
「入力1」にマイクをつなぐときは「マイク」に
ほかのものをつなぐときは「ライン」に
スイッチを動かそう
にゅうりょく1
うご
背面
1
[マイク/ライン]スイッチ
[入力1]にマイクをつなぐときは「マイク」を、マイク以外
の電子楽器や
CDプレーヤーなどをつなぐときは「ライン」
を選びます。「ライン」よりも「マイク」の方が、元の音をよ
り大きく増幅します。このため、「マイク」を選んだ状態で
楽器や
CDプレーヤーなどの音を出すと、大音量になりま
すので、ご注意ください。
2
[入力1]
マイクや楽器、CD プレーヤーなどのケーブルをここにつ
なぎます。下の
2種類のケーブルをつなげられます。
3
[入力2]
楽器、CDプレーヤーなどのケーブルをここにつなぎます。
2台以上の楽器やCDプレーヤーをつなげて演奏や再生を
すると、音がまざって出てきます。下の
3種類のケーブルを
つなげられます。
NOTE
携帯プレーヤーなどをつなげている場合、このスピーカー
で十分な音が出ないときは、携帯プレーヤー側の音量を上
げてみてください。
4
[外部出力]
外部スピーカー(別のSBR10など)を増やして音を出した
いときは、ここにケーブルをつなぎます。
ここにつないだスピーカーから出す音は、[入力
1/入力1+
入力2]スイッチで切り替えられます。ここには、下のケー
ブルをつなげられます。
5
[入力1/入力1+入力2]スイッチ
[外部出力]につないだスピーカーから出す音を、このス
イッチで切り替えられます。
スイッチが出っぱっているとき()は、[入力
1]につな
いでいるマイクや楽器の音だけが外部スピーカーから聞
こえます。スイッチが押されているとき()は、[入力
1]
と[入力
2]につながっているマイクや楽器の音がまざって
外部スピーカーから聞こえます。押してカチッっと音がす
るたびにスイッチの状態が切り替わります。
NOTE
「入力1」()が選ばれているときは、[音量]ツマミの状
態に関わらず、入ってきた音量をそのまま外部スピーカー
に送ります。
6
[電源入力]
付属の電源コードをここにつなぎます。電源コードをこの
スピーカーにつないだ後で、プラグをコンセントに挿して
ください。外すときは、プラグをコンセントから抜いてか
ら、電源コードをスピーカーから外してください。
7 通風孔
このスピーカーが熱くなり過ぎないように、ここから空気
が出ます。この穴をふさがないでください。
8[リミット]ランプ
このスピーカーから出る音が大き過ぎると、赤く光りま
す。
このランプがつきっぱなしにならないように、[音量]を下
げて調節してください。
9[信号]ランプ
このスピーカーからある程度以上の音が出ていると、緑色
に光ります。
0[保護]ランプ
このスピーカーが壊れないように保護する仕組みが働い
ているときに赤く光ります。このランプがついている間
は、このスピーカーから音が出ません。このランプがつ
きっぱなしになったら、電源を切り、ランプが消えるのを
確認してから電源を入れ直してください。頻繁にランプが
つく場合は、スピーカーが熱くなっている可能性がありま
す。スピーカーの加熱は、音量を下げると改善される場合
があります。
このランプが消えなくなってしまったら、「ヤマハ修理ご
相談センター」(ウラ面)にお問い合わせください。
A[電源]ランプ
電源が入っていると、緑色に光ります。
B[音量]ツマミ
[入力1]、[入力2]につないでいるマイクや楽器などの音
量を変えられます。
大きな音を出したとき、[リミット]ランプがつきっぱなし
にならないように、このツマミを使って調節してくださ
い。
C[音質調整]ランプ
[音質調整]スイッチを[ノーマル(通常)]以外にしている
と、黄色く光ります。
D[音質調整]スイッチ
このスピーカーの音質を変えます。
•[低音・高音強調] → 低音と高音を目立たせてメリハ
リのある音にします
•[ノーマル(通常)] → マイクや楽器の音をそのまま
出します
•[床置きモニター] → 床置きモニターとして使うと
きに聞こえやすくなるように、低音を弱めて中高音を聞
こえやすくします
E[低音カット]
通常は「なし(通常)」で使います。マイク使用時の「ボーン」
という低い音や、息遣いの音が気になるときは、[
100Hz]
や[
120Hz]を試して、自然に聞こえる方に切り替えてく
ださい。
F 電源スイッチ
「入」にすると電源が入り、「切」にすると電源が切れます。
急に大きな音が出て、聴覚障害の原因
にならないように、[入力
1]と[入力2]
の[音量]を両方とも「
0」にしてから電
源を入れてください。電源を入れるときは、「マイクや楽
器などÎ このスピーカー」の順番に、電源を切るときは、
「このスピーカーÎ マイクや楽器など」の順番にしてくだ
さい。
電源スイッチが「切」のときも少しだけ
電流が流れています。長時間使わない
ときは、電源プラグをコンセントから
抜いてください。
NOTE
•
電源を短時間で入れたり切ったりすると、正しく動かな
くなることがあります。電源を入り切りしたら、次は
5秒
以上待ってから入り切りしてください。
•2
台以上のスピーカーを使うときは、
1
台ずつ電源を入れ
てください。いっぺんに入れると、正しく動かないことが
あります。
底面
G
リギングポイント(M8)
このスピーカーを壁や天井に取り付けるときに使うネジ
穴です。取り付けについては、このスピーカーを買ったお
店に相談してください。
H ポールソケット
別売りのスピーカースタンド(35 mm 径)やスピーカー
ポールにこのスピーカーを取り付けられます。詳しくは、
このスピーカーを買ったお店に相談してください。
名前と役割
2
3
4
6
7
8
9
1
F
C
D
7
B
E
5
0
A
XLR(キャノン/オス型) フォーン
XLR(キャノン/オス型) フォーン ピン
XLR(キャノン/メス型)
警告
注意
H
G
ダンスの授業に 音楽会や合唱に
使い方の例