User Manual

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■ 弦を張り替えて別な音域(音色)にする ......................................................................
ヴィオリラには、新開発の駒(マルチブリッジ)が装着されています。
太さの異なる弦に張り替えることで、一台で音域や音色の違う楽器として使用することができます。
曲想や編成にあわせて弦の張り方を工夫して色々なアンサンブルを楽しんでください。
工場出荷時はソプラノ(細線 3 本+細巻線 1 本)になっています。
ソプラノ(細線 3 本+細巻線1 本)
ハイ・ソプラノ(細線 3 本)
簡易的にハイ・ソプラノにする
ソプラノの第 4 弦を外さずに簡易的にハ
イ・ソプラノにする方法です。
4 弦をゆるめてフレット板から手前にず
らし、あらためて動かないように締めると
簡単に変更することができます。
演奏会などでこの方法で変更する場合は
トラブルを防ぐためにずらした第 4 弦をボ
ディにテープ止めをすると安心です。
細線 ×3
細巻線
細線 ×3
ブリッジ側弦押え側
第4弦
出荷時はこの状態になっています。
オクターブの音が重なった、大正琴のよ
うな音色です。
ソプラノから、第 4 (細巻線)を外した
細線だけの状態です。
トレモロ奏法をすると、マンドリンのよ
うな高く澄んだ音色になります。
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