User Manual

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弓奏(ボーイング)のポイント
弓奏の音色や音量は、次の 3 つの要素で決まります。
A:弓を動かす速さ(速いと大きい音⇔遅いと小さい音)
B:弦にかける圧力(大きいと強い音⇔小さいと弱い音)
C:駒との距離(遠いと太く大きい音⇔近いと細く小さい音)
※ 弦にかける圧力は、音程にも影響します。
ヴィオリラの基本的な音程は本体のフレットで決める仕組み
なので、バイオリンなどと違い左手でできる音程調整の幅が
限られています したがって、弦圧は一定に(弓の重さだけで
弾くような感覚)にして、強弱の変化は弓の速さで表現するよ
うにしましょう。
さまざまな奏法を覚えて、幅広い表現をしましょう。
右図のように弓を斜めにして 4 弦または 1 弦だけを弾きます (分弦
奏:1 本の弦だけを弾く奏法です。
曲想に応じて弓を平らにして、重音で弾くことも効果的です。
弓を前後に小刻みに震わせて弾く、トレモロ奏法も効果的です。
弓を斜めにして、4 弦だけを弾いてみましょう。
弓を斜めにして、1 弦だけを弾いてみましょう。
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