User Manual

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左手(運指)のポイント
音階ボタンはしっかりと強めに押さえましょう。
正確な音程と響きを得るためには、弦がフレットにきちんと触れて
いる必要があります。
弓奏は持続音なので、音の立ち上がりから終わりまで、音階ボタン
を押す力の変化がすべて音程に表れます。
弦がフレットに触れていない状態の時は、音程が低めで
“ヒュルヒュル”といったあいまいな音しかしません。弓を
動かしながら音階ボタンをゆっくり押し込んでいくと、弦
とフレットが触れて、ハッキリと響きが変わる瞬間がわか
ります。
ビブラートをマスターしましょう。
音階ボタンを左右にゆらすと、心地よいビブラートをかけることが
できます。
最初、慣れない時は右手の弓もつられて動いてしまいますが、少し
続けているうちにコツがつかめます。
※
楽器がないときにも、机の上で「左手の指を左右にゆらしな
がら、右手の指で前後に直線を引く」練習をすると、早くコ
ツがつかめます。
音階ボタンを左右にゆらして、
ビブラートをかけてみましょう。
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