User Manual

3.各部の名称とはたらき
13 Viscount UNICO 500/400/300 取扱説明書
H[S]ボタン
全体および専用コンビネーション、トゥッティ、クレッシェンドの段階を保存するためのボタンです。
コンビネーションまたはトゥッティを設定するには、必要に応じてボイスを設定した後に、[S]を押しながら、保
存したいコンビネーションのボタンまたは足ピストンを押します。
クレッシェンドの段階を保存するには、同名の足鍵盤を使用して選択した後に、[S]を押しながら、全体メモリー
の[HR]を押します。ひとつの段階の内容を別の段階にコピーするには、コピーしたい段階を選択し、[S]を押
しながら、内容をコピーしたい段階を選択し、全体メモリーの[HR]を押します。
I オルガン全体のコントローラー
以下のコントローラーは、それぞれのセクションではなく、楽器全体に作用します。
[MEM.BANK +]/[MEM.BANK −]:メモリーバンクを選択します。選択したメモリーバンクの番号は、
[M.BANK]ディスプレイ(⑫項)に表示されます。
[ENC]:オルガンの全体の音量を、UNICO500/400 では[MAN.III]のスウェルペダルを、UNICO300
では[MAN.II]のスウェルペダルを使用して調節します。
[A.P.]:足鍵盤のボイスを、UNICO500/400 では第 II 手鍵盤で、UNICO300 では第 I 手鍵盤で演奏でき
ます。この場合、オルガンの足鍵盤は無効になります。ボイスは単音になり、最も低い音符が優先されます。
[T]:トゥッティを呼び出すためのボタンおよび足ピストンです。トゥッティの設定は変更できます。保存の方
法については、⑱項を参照してください。
[C]:キャンセルボタンです。
J フロント接続パネル
手鍵盤の左下には、よく使う端子やコントローラーがあります。
[MASTERVOLUME]:オルガンの全体の音量を調節します。
[REVERBVOLUME]:リバーブ効果のレベルを調節します。
[MIDIIN]:外部 MIDI 楽器から送信されるデータを受信するための MIDI 入力端子です。
[MIDIOUT]:オルガンからの MIDI データを送信する MIDI 出力端子です。
[MIDITHRU][MIDIIN]端子から受信した MIDI データを他の MIDI 楽器に再送信するための端子です。
[USB]:2 つの USB 端子を装備しています。左側はコンピューターに接続し、楽器の設定プログラムを使用す
るための端子です。右側は内部メモリーの代わりに USB メモリースティック(本機に付属していません)を大
容量のメモリーとして使用するための端子です。詳細は、第 11 章を参照してください。
[PHONES]:ヘッドホンを接続するための端子です。
K カバーロック
L 足ピストンカプラー
パネル上のボタンやドローノブ、タブレットスイッチと同じ機能を持つピストンです。
M[CRESCENDO]ペダル
このスウェルペダルを踏み込むとクレッシェンドの段階を選択でき、プリセットされた組み合わせのストップを作
動できます。現在選択されている段階は、[CRESCENDO]ディスプレイ(⑫項)に表示されます。クレッシェン
ドの各段階はそれぞれプログラミングが可能です。設定の保存方法については⑱項を参照してください。
[S]ボタンの LED が消灯している時は、LOCKORGAN 機能(第 10 章)でオルガンのプログラミングがロックされている
ため、コンビネーションの保存や内部のプログラミング機能の確認はできません。
本機の電源を入れると、常にメモリーバンク 1 番が選択されます。