User Manual
3.各部の名称とはたらき
26 Viscount UnicoCL8/CL7/CL6/CL4/CL2 取扱説明書
G フロント接続パネル
このパネルには、頻繁に使う端子やコントローラーがあります。
• [MASTERVOLUME]:主音量を調節します。
• [MIDITHRU]:[MIDIIN]端子から受信したMIDIデータを他のMIDI楽器に再送信するための端子です。
• [MIDIOUT]:本機が生成したMIDIデータを送信するMIDI出力端子です。
• [MIDIIN]:外部MIDI機器から送信されたデータを受信するMIDI入力端子です。
• [USB]:2 つの USB 端子を装備しています。左側はコンピューターに接続して、楽器の設定プログラムを使用する
場合に使用します。右側はUSBメモリー(本機には付属していません)を接続します。オルガン設定や内蔵シーケン
サーで録音した曲を保存できます。
• [PHONES]:ヘッドフォンを接続します。接続すると内蔵アンプの音はミュートされます。
• [REVERBVOLUME]:リバーブ効果のレベルを調節します。
H ロールカバーロック
I カプラーピストン(CL8/CL7/CL6のみ)
各鍵盤セクション上のカプラーと同じ機能を足で操作できます。
J トレモロセクション(CL7のみ)
手鍵盤のトレモロをオン/オフします。
K クレッシェンドペダル(CL8/CL7/CL6のみ)
このペダルを踏み込むとクレッシェンドの段階を選択でき、プリセットされた組み合わせのストップを作動できま
す。現在選択されている段階は、[CRESCENDO]ディスプレイ(
B
項)に表示されます。クレッシェンドの各段階はそ
れぞれプログラミングが可能です。設定の保存方法については
D
項を参照してください。
L エクスプレッションペダル
エクスプレッションペダルは 1 つまたは複数のセクションの音量を常にコントロールし、種々のダイナミックな効果
を生むために使用します。ペダル数はモデルと手鍵盤の段数により異なります。
• [MAN.Ⅲ]:第Ⅲ手鍵盤の音量を連続的に調整します。
• [MAN.Ⅱ]:第Ⅱ手鍵盤の音量を連続的に調整します。
• [MAN.Ⅰ]:第Ⅰ手鍵盤の音量を連続的に調整します。
• [MAN.Ⅰ/PEDAL]:第Ⅰ手鍵盤と足鍵盤の音量を同時に連続調整します。
右側のエクスプレッションペダルには、オーケストラボイスのサステイン効果を調節するためのレバーシステムが組
み込まれています(CL2以外)。
M リア接続パネル
本機の背面には、外部スピーカーシステムに接続するための端子や、内蔵アンプを使用するためのライン入力/マイク
入力端子が搭載されています。
• [EXT.+12VDC]:[PROG.OUT]端子に接続されたバイカウント製スピーカーに、+12Vの電源を供給します。
• [GEN.SUBOUT]:低域音再生用スピーカー(サブウーファー)を接続するための専用の出力端子です。
• [PROG. OUT]:本機のオーディオ信号を出力する端子です。パイプオルガンの風箱のシミュレーションが可能で
す。出力する信号は本機のメニューで設定可能です。それぞれのストップについて、風箱のタイプ、サイズ、スピー
カーの位置を設定できます。また各端子の出力レベルやイコライザーも調整できます。
• [L(+R)/R INPUT]:本機の内蔵アンプを使用して他の楽器を演奏するために接続するライン入力端子です。音源
がモノラルの場合は[L(+R)INPUT]端子のみを使用します。
• [MICINPUT]:マイク入力端子です。内蔵アンプを通して出力されます。
• [GAIN]:マイク入力信号のゲインを調節します。
N 電源供給スイッチ
[PROG.OUT]端子に接続されたバイカウント製スピーカーに+ 12V の電源を供給するスイッチです。このスイッ
チを使ってスピーカーをオン/オフします。
警告
これらの端子は外からは見えません。使用するためには本機背面の木製パネルを取り外す必要があります。専門のスタッフにご
相談ください。