このたびはヤマハプロフェッショナルマルチエフェクトプロ セッサーSPX2000をお買い求めいただきまして、まことに ありがとうございます。 SPX2000の優れた機能を十分に発揮させるとともに、末永 くご愛用いただくために、この取扱説明書をご使用の前に必 ずお読みください。お読みになったあとは、保証書ととも に保管してください。 JA
安全上のご注意 ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。 ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様や他の方々への危害や財産への損害 を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。 お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。 ■ 記号表示について この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。 「ご注意ください」という注意喚起を示します。 〜しないでくださいという「禁止」を示します。 「必ず実行」してくださいという強制を示します。 ■ 「警告」と「注意」について 以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示す るために、「警告」と「注意」に区分して掲載しています。 警告 この表示の欄は、 「死亡す る可能性または重傷を負 う可能性が想定される」 内容です。 注意 この表示の欄は、 「傷害を 負う可能性または物的損 害が発生する可能性が想 定される」内容です。 警告 電源 / 電源コード 接続 電源は必ず交流 100V を使用する。
分解禁止 禁止 異常に気づいたら この 機器 の 内部 を開 け たり、 電源コードやプラグが いたんだ場合、 または 使用中に音が出 内部の部 品を分解 したり改 造 したりしない。 なくなったり異常なに おいや煙が出たりした場合は、すぐに 電源スイッチを切り、 電源プラグをコンセントから抜く。 感電や 火災、けが、 ま たは故 障 の原因になります。 異常を感じ 必ず実行 感電や火災、または故障のおそれがあり ます。 至急、お買い上 げの販売 店または巻 末のヤマ ハ修理ご相 談センター に点検 た場合 など、点検や 修理 は、 必 ずお買い 上げの販 売店ま たは をご依頼ください。 巻末のヤ マハ修理 ご相談 セン ターにご依頼ください。 この 機器を 落とす など して破 損した 場合 は、 すぐ に電 源ス イッチを切り、 電源プラグをコンセントから抜く。 必ず実行 水に注意 感電や火災、または故障のおそれがあり ます。 至急、お買い上 げの販売 店または巻 末のヤマ ハ修理ご相 談センター に点検 をご依頼ください。 この機器の 上に花瓶や 薬品など液 体の入った
バックアップバッテリー この機器の パネルのす き間から金 属や紙片な どの異物を 入 れない。 禁止 この機器 はバックア ップバッ テリーが内 蔵されてい ますの 感電、 シ ョー ト、 火 災や故 障の 原因に なる こと があり ます。 入った場合 は、 すぐ に電源ス イッチを 切り、 電 源プラグを コ で、 電 源プラグ がコンセン トから外 されても、内部のデ ータ は保持 されます。ただし、バックア ップバッ テリーが消 耗す ンセントから抜いた上で、お買い上げの販売店または 巻末の ヤマハ修理ご相談センターに点検をご依頼ください。 必ず実行 れます。その場 合は、 すぐ にデータ をコンピ ューターな どの 外部機器に保存し、お買い上げの販売店また は巻末のヤマハ この機器の 上にのっ たり重いも のをのせ たりしない。また、 ボタンやスイッチ、 入出力端子などに無理な力を加えない。 この機器が破損したり、お客様や他の方々がけがをし たりす 禁止 ると内部のデータは消 えてしまいます。 バッ クアップバッテ リーが消耗してくると、 LCD に " Low Battery!
目次 SPX2000 の特長 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6 各部の名称と機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7 フロントパネル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7 リアパネル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9 操作方法 . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
SPX2000 の特長 ● 高品位な音質 サンプリング周波数 96 kHz、24 ビットのデジタル処理によって高品位な音質を実現しています。 ● 音場、 目的に柔軟に対応 122 種類のエフェクトをあらかじめ用意しました。音場や目的に合ったエフェクトを容易にかけることがで きます。 またこれらのエフェクトをエディットして、 お好みの効果を創り出すこともできます。 ● エフェクトをリモートコントロール可能 SPX2000 Editor(*) や MIDI メッセージを使うことによって、エフェクトをリモートコントロールできます。単 にエフェクトを切り替えるだけでなく、その場でエフェクトのパラメーターを変化させて効果を微調整した り、 MIDI キーボードなどの演奏に合わせてエフェクトに変化を与えたりすることができます。 * 下記の「コンピューターで SXP2000 を操作」をご参照ください。 ● エフェクトデータをコンピューターで管理 SPX2000 Editor などを使って、 オリジナルエフェクトやデータのバックアップなどを管理できます。ライブ ごと、 レコーディングごとに別々のライブラリを作成して、そのイ
各部の名称と機能 フロントパネル 2 3 57 1 9 0 4 68 B C E A 1 [INPUT L R] コントロール アナログ入力の信号レベルを調節します。内側のコン トロールで L チャンネルを、外側のコントロールで R チャンネルを個別にコントロールできます。 2 レベルメーター エフェクト前または後の信号レベルを表示します (103 ページ参照 )。 3 [INPUT MODE] ボタン / インジケーター モノラル入力 / ステレオ入力を選択します。現在選択 されている入力モードがインジケーターとして表示さ れます。 4 [METER] ボタン / インジケーター レベルメーター(2 ) に表示する信号をエフェクト前ま たは後のどちらにするかを選択します。現在選択され ている信号の位置がインジケーターとして表示されま す。 5 [INPUT SOURCE] インジケーター 現在選択されているインプットソースを表示します。イ ンプットソースは「INPUT SOURCE」機能 (19 ページ ) で選択できます。 6 [CLOCK] インジケーター 現在選択されている
H [NEXT] ボタン 次のパラメーターを選択します。 I [COMPARE] ボタン /LED エディット前 ( リコール直後 ) とエディット後のエ フェクトを比較します。エフェクトをリコールした後、 パラメーターに何らかの変更が加えられると、LED が 点灯します。エフェクトをストア / リコールすると、 LED は消灯します (16 ページ )。 J [PARAMETER] ボタン /LED エフェクトの基本パラメーターを選択します。基本パ ラメーターが選択されているとき、LED が点灯します。 K [FINE PARAM] ボタン /LED エフェクトの FINE パラメーターを選択します。FINE パラメーターとは、基本パラメーターに対して補助的 な役割を果たすパラメーターのことです。FINE パラ メーターが選択されているとき、LED が点灯します。 L [UTILITY] ボタン /LED SPX2000 のユーティリティ機能を選択します。 詳細に ついては「その他の機能 」 (17 ページ) をご参照くださ い。ユーティリティ機能が選択されているとき、 LED が 点灯します。 N
リアパネル R S T U VW Q X Y [ Z Q アース用ネジ 安全にお使いいただくため、このネジで SPX2000 の アースを確実に取ってください。 付属の電源コードは 3 芯プラグですので、コンセント が接地されていれば SPX2000 は電源コードから適切 にアース接続されます。コンセントがアースされてい ない場合は、このネジから確実にアースを取ってくだ さい。また接地を正しく行なうと、 ハムノイズ、干渉ノ イズなどを効果的に除去できます。 R [AC IN] 端子 電源コードを接続します。 まず SPX2000 と電源コードを接続し、次に電源プラグ をコンセントに差し込みます。 電源コードは付属のものをご使用ください。 それ 以外のものを使用すると、 故障、発熱、火災などの 原因になることがあります。 S [MIDI OUT/THRU] 端子 MIDI 機器の MIDI IN 端子と接続します。 MIDI を使っ て SPX2000 の情報をバルクダンプしたり、[MIDI IN] 端子 ( T) に入ってきた MIDI データをそのまま出力し たりできます。この端子を
操作方法 基本操作 ここでは、SPX2000 に信号を入力し、 エフェクトをかけ、出力するまでの操作を簡単に説明します。 大まかな操作の流れは以下のとおりです。 外部機器と接続する ↓ 電源を ON にする ↓ 入力信号を選択する ↓ エフェクトを選択する ↓ エフェクトをリコールする ↓ エフェクトを ON/OFF する 外部機器と接続する 入出力信号がアナログかデジタルかによって、 接続する端 子は以下のように異なります。 電源を ON にする SPX2000 を含むシステムの電源を ON にします。 1 モニターシステムを保護する SPX2000 の電源を ON にする前に、モニターシステム などを傷めないようにするため、まず [OUTPUT] 端子 (Y ) や [AES/EBU OUT] 端子 (W ) に接続されている機 器の電源を OFF にします。 また [INPUT L R] コン トロール (1) を使って、入力信号レベル (L/R) を最小 にします ( 内側が L チャンネル、外側が R チャンネル のコントロールです )。 2 SPX2000 の電源を ON にする [P
メーター表示する信号の選択 入力信号を選択する [METER] ボタン (4 ) を使って、レベルメーター(2) で表 示する信号をエフェクトの前または後のどちらにするか 選択します。[METER] ボタンを押すたびに、インジケー ターが INPUT/OUTPUT と交互に切り替わります。 モノラル入力 / ステレオ入力の選択 [INPUT MODE] ボタン (3) を使って、 モノラル入力 / ス テレオ入力のどちらかを選択します。[INPUT MODE] ボ タンを押すたびに、インジケーターが MONO/STEREO と交互に切り替わります。 モノラル入力かステレオ入力か、リコールされているエ フェクトの IN/OUT 数がいくつかによって、 信号の流れは 以下のように異なります。 モノラル入力 1IN 2OUT OUT L IN L (MONO) C FX R OUT R モノラル入力 入力信号の状態によって、以下のインジケーターが点灯し ます。 ・ INPUT SOURCE(5): 入力されている信号が ANALOG か DIGITAL かを表 示します。 インプットソースを変更
NOTE: [UTILITY]LED (L ) 点灯中は以下のボタンが使用で きません。 3 種類のバンク SPX2000 は PRESET、 USER、CLASSIC の 3 種類 のエフェクトバンクを持っています。 各バンクの特 徴は以下のとおりです。 ・ [BANK] ボタン (A) PRESET バンク 新しいアルゴリズムをベースにした、 定番のエフェ クトや特徴的なエフェクトが 80 種類と、新しく開 発されたリバーブ 「REV-X」(17 種類 ) の計 97 種類 のエフェクトが入っています。 このバンクに入っているエフェクトは読み出し専 用です。 ・ [RECALL] ボタン (D) CLASSIC バンク 初期の SPX シリーズをイメージした、 シンプルで 使いやすい 25 種類のエフェクトが入っています。 このバンクに入っているエフェクトは読み出し専 用です。 ・ [STORE] ボタン (B ) ・ [ ▲ ]/[ ▼ ] ボタン ( C) ・ [UNDO] ボタン (E) ・ [COMPARE] ボタン (I) NOTE: エフェクト選択中 ( エフェクト番号インジケータ
エフェクトのエディット ここでは、選択したエフェクトをエディットし、ストアするまでの操作を簡単に説明します。 大まかな操作の流れは以下のとおりです。 エフェクトを選択する 操作方法 エフェクトを選択する ↓ パラメーターを選択する ↓ パラメーターを変更する ↓ エフェクトの効果を確認する ↓ エフェクトをストアする ↓ ( 直前のストア操作を取り消す ) NOTE: [UTILITY] LED ( L) 点灯中は以下のボタンが使用 できません。 エディットするエフェクトを選択します。 ・ [BANK] ボタン (A ) 1 バンクを選択する [BANK] ボタン (A) を使って、エディットしたいエ フェクトが入っているバンクを選択します。 ・ [STORE] ボタン (B ) → 現在選択されているバンクが [BANK] インジケー ター(A) に表示されます。 ・ [UNDO] ボタン (E) 2 エフェクトを選択する (12 ページ ) [ ▲ ]/[ ▼ ] ボタン (C) を使って、エディットするエ フェクトを選択します。 → 現在選択されているエフェクトの番号がエフェク
パラメーターを選択する エディットするパラメーターを選択します。 エディットで きるパラメーターはエフェクトによって異なります。 詳細 については 「エフェクト」の各パラメーターの説明 (25 ペー ジ以降 ) をご参照ください。 1 基本パラメーター/FINE パラメーターを選択する [PARAMETER] ボタン (J) か [FINE PARAM] ボタン (K) のどちらかを押して、 変更したいパラメーターの種 類を選択します。 パラメーターを変更する [ ▲ INC] /[ ▼ DEC] ボタン ( G) を使って、 パラメーターの値 を変更します。 → ディスプレイ (9) に表示されているパラメーターの値 が変わり、[COMPARE] LED( I) が点灯します。 [COMPARE] LED(I ) は、現在リコールされているエフェ クトが、リコール後に変更されているかどうかを表してい ます。 → 押したボタンの LED が点灯します。 2 パラメーターを選択する [BACK] ボタン (F)/[NEXT] ボタン (H) を使って、 変 更するパラメーターを選択します。 → 現在
エフェクトとテンポの同期 SPX2000 の一部のエフェクトでは、効果をテンポに同期させることができます。同期させることができるのは、ディレイ系、変調系 の 2 種類のエフェクトです。ディレイ系のエフェクトでは、テンポに合わせてディレイタイムが変化します。変調系のエフェクトで は、テンポに合わせて変調信号の周波数が変化します。 ・ テンポ同期に関するパラメーター テンポ同期には、次の 5 つのパラメーターが関係します。 1) SYNC 2) NOTE 3) TEMPO 4) DELAY 5) FREQ. SYNC: .........................................テンポ同期 ON/OFF のスイッチです。 NOTE と TEMPO: ...........テンポ同期の基準になるパラメーターです。 DELAY と FREQ.: ............DELAY はディレイタイムを表す値、FREQ. は変調信号の周波数を表す値です。エフェクト音の変 化に直接影響を与えます。DELAY はディレイ系エフェクトのときだけ、FREQ.
エフェクトの効果を確認する [COMPARE] ボタン (I) を押して、 エディット前とエ ディット後のエフェクトを聴き比べます。 → ボタンを押すたびに、[COMPARE] LED が点灯 / 点滅を 繰り返します。エディット後のエフェクトが選択されて いるときは LED が点灯し、エディット前のエフェクトが 選択されているときは LED が点滅します。 NOTE: [COMPARE] LED 点滅中は以下のボタンが使用で きません。 ・ [ ▲ INC]/[ ▼ DEC] ボタン (G ) ・ [UTILITY] ボタン ( L) ・ [TAP] ボタン (N) 直前の操作を取り消す 直前 ( ひとつ前 ) のストア、 リコール、エフェクト消去の操 作を取り消すことができます。この操作をアンドゥといい ます。また、 直前のアンドゥ操作を取り消すことができま す。この操作をリドゥといいます。 アンドゥ [UNDO] LED (E) が点灯中に [UNDO] ボタンを押して、 直 前のストア、リコール、 エフェクト消去の操作を取り消し ます。 → [UNDO] LED が点滅します。 リドゥ [UNDO]
その他の機能 エフェクト名を変更する エフェクトにプロテクトをかける 1 USER バンクを選択する [BANK] ボタン (A) を使って、USER バンクを選択しま す。 2 エフェクトを選択する 名前を変更するエフェクトを選択して、リコールしま す (12 ページ )。 3 「TITLE EDIT」機能を選択する リコールされているエフェクトのプロテクト ON/OFF を 設定します。プロテクトを設定できるのは USER バンクの エフェクトだけです。重要なエフェクトのプロテクトを ON にしておけば、誤って上書きしてしまわないように保 護できます。 1 USER バンクを選択する [BANK] ボタン (A) を使って、 USER バンクを選択しま す。 2 エフェクトを選択する プロテクトの設定を変更するエフェクトを選択して、 リコールします (12 ページ )。 [UTILITY] ボタン (L) を何回か押して、 「TITLE EDIT」を選択します。 3 「USER PGM PROTECT」機能を選択する [UTILITY] ボタン (L ) を何回か押して、 「US
ディスプレイの背景色を変更する リコールされているエフェクトの背景色を変更します。背 景色を変更できるのは USER バンクのエフェクトだけで す。 1 2 ワードクロックソースを選択する 1 「CLOCK SOURCE」機能を選択する [UTILITY] ボタン (L) を何回か押して、 「CLOCK SOURCE」を選択します。 USER バンクを選択する [BANK] ボタン ( A ) を使って、USER バンクを選択しま す。 エフェクトを選択する 背景色を変更するエフェクトを選択して、リコールし ます (12 ページ )。 3 「LCD BACK」機能を選択する CLOCK SOURCE INT96kHz 2 ワードクロックソースを選択する [ ▲ INC]/[ ▼ DEC] ボタン (G) を使って、 ワードクロッ クソースを選択します。 [UTILITY] ボタン (L) を何回か押して、 「LCD BACK」 を選択します。 CLOCK SOURCE INT96kHz REV-X LARGE HALL LCD BACK=YELLOW → 選択した内容によって、 [CLOC
インプットソースを選択する ワードクロックについて [INPUT] 端子 ([) からの信号と [AES/EBU IN] 端子 (X) からの信号のどちらを入力するかを選択します。 1 「INPUT SOURCE」機能を選択する [UTILITY] ボタン (L ) を何回か押して、 「INPUT SOURCE」を選択します。 INPUT SOURCE *ANALOG DIGITAL 2 SPX2000 をクロックマスターとして設定する 場合は、 「CLOCK SOURCE」 機能 (18 ページ ) で、 INT96kHz/INT88.2kHz/INT48kHz/INT44.
レベル 1: オペレーションロックを除くユーティリ ティ機能の変更を制限 レベル 2: レベル 1 に加え、 エフェクトのストア、スト ア操作のアンドゥを制限 レベル 3: レベル 2 に加え、 エフェクトのリコール、編 集などを制限 NOTE: オペレーションロックによって制限されている操作 をフロントパネルのボタンで行なった場合、ディスプレイに 「Operation Locked!」が表示されます。 ただしリモートコント ロールで同等の操作を行なった場合、メッセージは表示され ません。 各レベルで制限される操作については、以下の表をご ください。 O : 操作可能 OPERATION LOCK OFF X : 操作不可能 1 2 3 エフェクトを消去する リコールされているエフェクトを消去します。消去できる のは USER バンクのエフェクトだけです。 PRESET バンク /CLASSIC バンクに入っているエフェク トは消去できません。 1 USER バンクを選択する [BANK] ボタン (A) を使って、USER バンクを選択しま す。 2 エフェクトを選択する 消去するエフェ
SPX2000 では MIDI データの送受信に 2 つのポートを使 用します。 ひとつは一般的な MIDI データの送受信用、 もうひとつは SPX2000 と SPX2000 Editor との通信用です。前者のポート は 「MIDI PORT GENERAL」で、後者のポートは「MIDI PORT EDITOR」で設定します。この 2 つの設定で同じポー トを使うことはできません。片方の設定で選択したポートは、 もう片方のポートを選択するとき、ディスプレイに表示され ません。 1 「MIDI PORT GENERAL」機能または MIDI OUT/THRU を切り替える [MIDI OUT/THRU] 端子 (S) を MIDI OUT と MIDI THRU のどちらとして使うか選択します。 1 「MIDI OUT SETUP」機能を選択する [UTILITY] ボタン (L ) を何回か押して、 「MIDI OUT SETUP」を選択します。 MIDI OUT SETUP *OUT THRU 2 「MIDI OUT」、 「MIDI THRU」 のどちらかを選択する [ ▲ INC] ボタン
SPX2000 Editor を識別するための ID 番号選択する MIDI プログラムチェンジテーブルを編 集する SPX2000 Editor を識別するための ID 番号を選択します。 SPX2000 Editor と正しく通信するために、 この設定と SPX2000 Editor 側の設定で同じ ID 番号を指定する必要が あります。 MIDI プログラムチェンジテーブルを作成して、SPX2000 がプログラムチェンジメッセージを受信したときにリコー ルするエフェクトを指定します。 1 「EDITOR ID」機能を選択する [UTILITY] ボタン (L) を何回か押して、 「EDITOR ID」 を選択します。 SPX2000 では、 A 〜 C の三種類のテーブルにそれぞれ 128 個 ( 計 384 個 ) のエフェクトを割り当てることができま す。 1 「MIDI PGM CHANGE」機能を選択する [UTILITY] ボタン (L) を何回か押して、 「MIDI PGM CHANGE」を選択します。 EDITOR ID 1 MIDI PGM CHANGE TBL A:PG
SPX2000 の情報を他の機器に転送する SPX2000 のシステム情報、 MIDI プログラムチェンジテー ブル、エフェクト情報をまとめて他の機器に転送します。 情報の転送には 「MIDI PORT GENERAL」機能 (21 ページ ) で設定したポートが使用されます。 MIDI メッセージ受信の許可 / 禁止を設 定する 一部の MIDI メッセージについて、 個別に受信の許可 / 禁 止を設定します。受信の許可 / 禁止を設定できる MIDI メッセージは以下のとおりです。 ・ NOTE ON/OFF( ノート オン / オフ ) 1 「BULK OUT(ALL)」機能を選択する ・ PGM CHANGE ( プログラムチェンジ ) [UTILITY] ボタン (L) を何回か押して、 「BULK OUT(ALL)」を選択します。 ・ CTL CHANGE ( コントロールチェンジ ) ・ SYSEX BLKDMP ( バルクダンプ ) BULK OUT(ALL) PUSH INC ・ SYSEX PRMCHG ( パラメーターチェンジ ) 1 「MIDI RECEIVE」機能を選
SPX2000 を初期化する SPX2000 を工場出荷時の状態に戻します。 以下の操作をすると、USER バンクのエフェクト がすべて消去されます。初期化の前に必要に応じ て、 「BULK OUT(ALL)」機能でバックアップを取る などしてください。 1 電源を OFF にする SPX2000 の電源が ON になっている場合は、 一度電源 を OFF にします。 2 初期化の準備をする [STORE] ボタン (B) を押したまま、 電源を ON にしま す。 → 以下の画面が表示されます。 Factory Preset? PUSH INC 3 初期化する [ ▲ INC] ボタン (G) を押して、 SPX2000 を初期化しま す。 初期化をキャンセルする場合には、[▲ INC] 以外のボ タンを押してください。 24 SPX2000 −取扱説明書
エフェクト PRESET バンク エフェクト名 REV-X LARGE HALL REV-X MED HALL REV-X SMALL HALL REV-X TINY HALL REV-X WARM HALL REV-X BRITE HALL REV-X HUGE HALL AMBIENCE STEREO HALL VOCAL CHAMBER BRIGHT HALL BREATHY REVERB CONCERT HALL REVERB FLANGE REVERB STAGE REV-X VOCAL PLT REV-X BRIGHT PLT REV-X SNARE PLT VOCAL PLATE ECHO ROOM 1 ECHO ROOM 2 PRESENCE REVERB ARENA THIN PLATE OLD PLATE DARK PLATE REV-X CHAMBER REV-X WOOD ROOM REV-X WARM ROOM REV-X LARGE ROOM REV-X MED ROOM REV-X SMALL ROOM REV-X SLAP ROOM FAT REFLECTIONS BIG SN
No. 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 エフェクト名 SYMPHONIC REV+SYMPHONIC DETUNE CHORUS CHORUS & REVERB BASS CHORUS STEREO PHASING CLASSY GLASSY SILKY SWEEP UP DOWN FLANGE TREMOLO ROTARY SPEAKER AUTO PAN PHASER RING MODULATION MOD FILTER DYNA FLANGE DYNA PHASER DYNA FILTER M.
リバーブ 残響を付加するエフェクトです。残響は部屋の大きさや、 壁の材質などによって複雑に変化します。このエフェクトを使えば、 その変化をシミュレートして、さまざまな残響を創り出すことができます。 残響は初期反射音と残響音の 2 種類に分けられます。初期反射音は残響のうち、 最初に一度だけ壁や天井に反射して耳に届く 音、残響音は初期反射音が他の壁や天井に反射を繰り返してから耳に届く音です。 SPX2000 のリバーブには、 初期反射音と残 響音を別々にコントロールできるものと、まとめてコントロールするものの 2 種類があります。 またゲート付きリバーブもあります。ゲートは信号の通過 / 遮断をコントロールする門で、 ゲートが開いている間だけ残響を 付加します。これを利用すれば、一定レベル以上の残響だけを付加したり、緩やかに減衰する残響をゲートを閉じることによっ て急激にカットするといった使い方もできます。 各リバーブの違いは以下のとおりです。 バンク IN/OUT 数 REV-X エフェクトタイプ PRESET 2IN/2OUT リバーブ CLASSIC 1IN/2OUT ステレオリバーブ
■ FINE パラメーター パラメーター名 値の範囲 パラメーターの説明 MIX BAL. 0 〜 100% 原音とエフェクト音のバランスです。 この値を 0% にすると原音のみ、100% にするとエフェクト音の みが出力されます。 OUT LVL 0 〜 100% 原音とエフェクト音をミックスした後の出力レベルです。 出力を絞りたいときは値を小さくします。 0% で出力されなくなります。 HPF Thru, 22.0 Hz 〜 8.00 kHz エフェクトの低域成分をカットするフィルターです。 この値で指定した周波数以下の成分はカットさ れます。 Thru に設定するとこのフィルターの効果はなくなります。このフィルターは原音には影響を 与えません。 LPF 1.00 〜 18.0 kHz, Thru エフェクトの高域成分をカットするフィルターです。 この値で指定した周波数以上の成分はカットさ れます。 Thru に設定するとこのフィルターの効果はなくなります。このフィルターは原音には影響を 与えません。 LO.FREQ. 22.0 Hz 〜 18.
リバーブ (CLASSIC バンク ) 初期の SPX シリーズを踏襲したリバーブです。残響に初期反射音と 残響音の区別はありません。 このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。 レベル 原音 残響音のコントロール : REV TIME、 HI.RATIO、DELAY 残響音 フィルター/ イコライザー: HPF、 LPF 出力レベルのコントロール : OUT LVL、MIX BAL. DELAY REV TIME 時間 パラメーター詳細 ■ 基本パラメーター 値の範囲 0.3 〜 99.0 s HI.RATIO 0.1 〜 1.0 DELAY 0.0 〜 500.0 ms パラメーターの説明 残響音の長さです。1 kHz の残響音が 60 dB 減衰するまでの時間を表しています。 高域の残響音の長さです。残響時間を REV TIME との比率で指定します。 この値を 0.1 にすると REV TIME の 1/10 の長さ、 1.
ステレオリバーブ (PRESET バンク ) ステレオリバーブです。 2 チャンネル入力に対応しています。 このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。 レベル 原音 初期反射音のコントロール : INI.DLY 初期反射音 残響音 残響音のコントロール : REV TIME、 HI.RATIO、LO.RATIO、 DIFF.、DENSITY エフェクト音全体のコントロール : REV TYPE、E/R BAL. INI. DLY フィルター/ イコライザー: HPF、 LPF REV TIME 時間 出力レベルのコントロール : OUT LVL、MIX BAL. パラメーター詳細 ■ 基本パラメーター パラメーター名 値の範囲 REV TYPE Hall, Room, Stage, Plate REV TIME 0.3 〜 99.0 s HI.RATIO 0.1 〜 1.0 LO.RATIO 0.1 〜 2.4 INI.
リバーブ (PRESET バンク ) ゲート付きリバーブです。初期反射音と残響音を別々にコントロール できます。また、 ゲートを使うことによって、残響の一部だけを付加す ることができます。 このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。 レベル 原音 初期反射音 残響音 初期反射音のコントロール : INI.DLY 残響音のコントロール : REV TIME、HI.RATIO、 LO.RATIO、DIFF.、 DENSITY、E/R DLY INI. DLY REV TIME 時間 ゲートのコントロール : GATE LVL、ATTACK、HOLD、 DECAY エフェクト音全体のコントロール : E/R BAL. フィルター/ イコライザー: HPF、 LPF 出力レベルのコントロール : OUT LVL、MIX BAL. パラメーター詳細 ■ 基本パラメーター 値の範囲 0.3 〜 99.0 s HI.RATIO 0.1 〜 1.0 LO.RATIO 0.1 〜 2.4 INI.DLY 0.0 〜 500.0 ms DIFF.
エフェクトリスト リバーブ (PRESET バンク ) に属するエフェクトとそのパラメーターの初期値は以下のとおりです。 ■ 基本パラメーター No. 8 エフェクト名 REV TIME HI.RATIO LO.RATIO INI.DLY DIFF. DENSITY AMBIENCE 2.8 s 0.2 1.2 30.0 ms 5 100% 11 BRIGHT HALL 2.6 s 0.9 1.1 42.0 ms 4 98% 12 BREATHY REVERB 2.9 s 1.0 0.9 52.0 ms 10 100% 100% 13 CONCERT HALL 3.4 s 0.2 1.2 112.0 ms 10 15 REVERB STAGE 1.8 s 0.7 1.0 16.0 ms 8 90% 19 VOCAL PLATE 2.4 s 0.3 1.2 35.0 ms 10 100% 20 ECHO ROOM 1 2.2 s 0.2 1.0 25.
リバーブ&ゲート (CLASSIC バンク ) ゲート付きリバーブです。ゲートエコーとも呼ばれます。 残響の一部だけを付加することができます。 このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。 残響音のコントロール : REV TIME、 HI.RATIO、DELAY ゲートのコントロール : TRG. LVL、 HOLD、RELEASE、 MIDI TRG フィルター/ イコライザー: HPF、 LPF 出力レベルのコントロール : OUT LVL、MIX BAL. パラメーター詳細 ■ 基本パラメーター 値の範囲 パラメーターの説明 0.3 〜 99.0 s HI.RATIO 残響音の長さです。1 kHz の残響音が 60 dB 減衰するまでの時間を表しています。 高域の残響音の長さです。残響時間を REV TIME との比率で指定します。 この値を 0.1 にすると REV TIME の 1/10 の長さ、1.0 にすると REV TIME と同じ長さになります。 この値を使って、壁や天井の吸音特性をシミュレートすることができます。 このとき、HI.
ゲートとは 信号の通過 / 遮断をコントロールする門です。 SPX2000 ではリバーブ (PRESET バンク ) やリバーブ&ゲート (CLASSIC バンク ) に付いていて、 リバーブの残響をコントロールすることができます。 たとえば、 ある一定以上のレベルを持つ信号 ( 原音 ) だけに残響を付加するとか、ゆるやかに減衰する残響をゲー トを閉じて突然カットするといった使い方ができます。 以下ではゲートの各パラメーターについて説明します。 ・ スレッショルドレベル ゲートが開くきっかけとなる信号レベルです。入力信 号がこのレベルを超えるとゲートが開き、レベルを 保っている間、開き続けます。 SPX2000 では GATE LVL、TRG.
アーリーリフレクション 初期反射音を付加するエフェクトです。初期反射音とは残響のうち、 最初に一度だけ壁や天井に反射して耳に届く音です。こ れに対して、初期反射音が他の壁や天井に反射を繰り返してから耳に届く音を残響音といいます。 自然の音は初期反射音のあ とに残響音が続くのですが、アーリーリフレクションにはこれがないため切れの良い音に聴こえます。 ドラムやパーカッショ ン、ギターなどにかけるとおもしろいエフェクトです。 各エフェクトの違いは以下のとおりです。 エフェクトタイプ バンク アーリーリフレクション、ゲートリバーブ、 リバースゲート PRESET アーリーリフレクション、ゲートリバーブ、 リバースゲート CLASSIC IN/OUT 数 パラメーターの説明 パラメーターを詳細にコントロールできる 1IN/2OUT PRESET バンクのエフェクトよりもコントロールでき るパラメーターが少なく、 シンプルな操作が可能 アーリーリフレクション、ゲートリバーブ、リバースゲート (PRESET バンク ) アーリーリフレクションはこのタイプの基本的なエフェクト、ゲートリ バーブは同名の効果
エフェクトリスト アーリーリフレクション、 ゲートリバーブ、リバースゲート (PRESET バンク ) に属するエフェクトとそのパラメーターの初 期値は以下のとおりです。 ■ 基本パラメーター No. エフェクト名 TYPE INI.DLY DIFF. DENSITY 34 FAT REFLECTIONS S-Hall 5.1 10 10.6 ms 10 100% 35 BIG SNARE Type-A 1.2 10 10.0 ms 9 80% 37 REFLECTIONS L-Hall 1.0 4 11.8 ms 10 0% 39 CONCRETE ROOM Type-A 0.4 4 5.0 ms 5 80% 100% ROOMSIZE LIVENESS 40 REVERSE PURPLE Type-A 1.3 8 62.5 ms 10 41 FULL METAL GATE Type-A 0.6 2 33.7 ms 7 88% 42 REVERSE GATE Type-A 0.2 6 10.
アーリーリフレクション、ゲートリバーブ、リバースゲート (CLASSIC バンク ) 初期の SPX シリーズを踏襲したエフェクトです。PRESET バンクの同 名のエフェクトに比べ、よりシンプルなパラメーター構成になってい ます。 このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。 レベル 原音 初期反射音のコントロール : TYPE、ROOMSIZE、LIVENESS、 DELAY フィルター/ イコライザー: LPF 出力レベルのコントロール : OUT LVL、MIX BAL. 時間 DELAY パラメーター詳細 ■ 基本パラメーター パラメーター名 値の範囲 パラメーターの説明 HALL, RANDOM, REVERS, PLATE 初期反射音のパターンで、このエフェクトの基本になるものです。 タイプによって反射音の特性が異 なります。 ROOMSIZE 0.1 〜 20.0 空間の広さです。値を大きくするほど広い空間をシミュレートします。 この値を使って、壁や天井の吸 音特性をシミュレートできます。 LIVENESS 0 〜 10 TYPE DELAY 0.
ディレイ、エコー ディレイ音を付加するエフェクトです。 カラオケのエコーが代表的で、音に厚みを与えます。 ディレイ音は減衰させながら繰 り返すこともできます。 またエフェクトによっては、ディレイ音をテンポに同期させることができます。 各エフェクトの違いは以下のとおりです。 IN/OUT 数 ディレイ音 の数 モノディレイ 1IN/2OUT 1 ステレオディレイ 2IN/2OUT 2 (L、 R) エフェクトタイプ バンク モジュレーションディレイ PRESET 1IN/2OUT ディレイ L,C,R 1 2IN/2OUT CLASSIC ステレオエコー なし 2 (L、 R) フィードバック ディレイ ディレイ音の テンポ同期 ページ 38 40 なし あり 3 (L、C、R) エコー ディレイ L,R ディレイ音の 変調 41 あり 43 あり 44 なし なし なし 46 モノディレイ (PRESET バンク ) レベル OUT L IN HPF LPF DELAY 原音 MIX BAL. FB.
■ FINE パラメーター パラメーター名 値の範囲 パラメーターの説明 MIX BAL. 0 〜 100% 原音とエフェクト音のバランスです。この値を 0% にすると原音のみ、100% にするとエフェクト音の みが出力されます。 OUT LVL 0 〜 100% 原音とエフェクト音をミックスした後の出力レベルです。出力を絞りたいときは値を小さくします。 0% で出力されなくなります。 HPF Thru, 21.2 Hz 〜 8.00 kHz エフェクトの低域成分をカットするフィルターです。この値で指定した周波数以下の成分はカットさ れます。Thru に設定するとこのフィルターの効果はなくなります。 このフィルターは原音には影響を 与えません。 LPF 50.0 Hz 〜 16.
ステレオディレイ (PRESET バンク ) レベル 原音 OUT L IN L R DELAY L L R R L HPF MIX BAL. FB.G L LPF FB.G R R L R DELAY L DELAY L 時間 IN R DELAY R DELAY R OUT R L、 R の各チャンネルに対応した 2 つのディレイ音を付加します。付加したディレイ音は個別にコントロールできます。 このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。 ディレイ音のコントロール : DELAY L、 DELAY R、FB.G L、 FB.G R、HI.RATIO テンポ同期に関するコントロール : SYNC、NOTE L、NOTE R、TEMPO フィルター/ イコライザー: HPF、 LPF 出力レベルのコントロール : OUT LVL、MIX BAL. パラメーター詳細 ■ 基本パラメーター パラメーター名 値の範囲 DELAY L DELAY R 0.0 〜 1350.0 ms FB.G L FB.G R HI.
エフェクトリスト ステレオディレイ (PRESET バンク ) に属するエフェクトとそのパラメーターの初期値は以下のとおりです。 ■ 基本パラメーター No. 49 エフェクト名 DELAY L DELAY R FB.G L FB.G R HI.RATIO STEREO DELAY 250.0 ms 375.0 ms +44% +28% 0.6 MIX BAL. OUT LVL HPF LPF SYNC 100% 90% Thru 12.5 kHz OFF ■ FINE パラメーター No. 49 エフェクト名 STEREO DELAY NOTE L NOTE R TEMPO − モジュレーションディレイ (PRESET バンク ) IN HPF DELAY with Modulation LPF OUT L MIX BAL. FB.GAIN OUT R ディレイ音を変調させます。 このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。 ディレイ ディレイ音のコントロール : DELAY、 FB.GAIN、 HI.
■ FINE パラメーター パラメーター名 値の範囲 パラメーターの説明 MIX BAL. 0 〜 100% 原音とエフェクト音のバランスです。 この値を 0% にすると原音のみ、100% にするとエフェクト音の みが出力されます。 OUT LVL 0 〜 100% 原音とエフェクト音をミックスした後の出力レベルです。 出力を絞りたいときは値を小さくします。 0% で出力されなくなります。 HPF Thru, 21.2 Hz 〜 8.00 kHz エフェクトの低域成分をカットするフィルターです。 この値で指定した周波数以下の成分はカットさ れます。 Thru に設定するとこのフィルターの効果はなくなります。このフィルターは原音には影響を 与えません。 LPF 50.0 Hz 〜 16.
ディレイ L,C,R (PRESET バンク ) OUT L IN HPF LPF DELAY LEVEL MIX BAL. FB.GAIN OUT R L、 C(Center)、R の各チャンネルに対応した 3 つのディレイ音を付加します。付加したディレイ音は個別にコントロールでき ます。 このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。 ディレイ音のコントロール : DELAY L、DELAY C、DELAY R、FB.DLY、 FB.GAIN、HI.RATIO フィルター/ イコライザー: HPF、 LPF テンポ同期に関するコントロール : SYNC、 NOTE L、 NOTE C、NOTE R、 NOTE FB、TEMPO 出力レベルのコントロール : LEVEL L、 LEVEL C、LEVEL R、MIX BAL. パラメーター詳細 値の範囲 パラメーターの説明 DELAY L DELAY C DELAY R パラメーター名 0.0 〜 2730.
エフェクトリスト ディレイ L,C,R (PRESET バンク ) に属するエフェクトとそのパラメーターの初期値は以下のとおりです。 ■ 基本パラメーター No. エフェクト名 DELAY L DELAY C DELAY R FB.DLY LEVEL L LEVEL C LEVEL R FB.GAIN HI.RATIO 50 DELAY L,C,R 142.8 ms 428.5 ms 285.7 ms 142.8 ms +70% +70% +70% 0% 1.0 NOTE L NOTE C NOTE R NOTE FB TEMPO ■ FINE パラメーター No. エフェクト名 50 DELAY L,C,R MIX BAL. HPF LPF SYNC 100% Thru Thru OFF − エコー (PRESET バンク ) OUT L IN L DELAY L HPF FB.G L, L->R FBG FB.G R, R->L FBG LPF IN R MIX BAL.
■ FINE パラメーター パラメーター名 値の範囲 パラメーターの説明 MIX BAL. 0 〜 100% 原音とエフェクト音のバランスです。この値を 0% にすると原音のみ、100% にするとエフェクト音の みが出力されます。 OUT LVL 0 〜 100% 原音とエフェクト音をミックスした後の出力レベルです。出力を絞りたいときは値を小さくします。 0% で出力されなくなります。 HPF Thru, 21.2 Hz 〜 8.00 kHz エフェクトの低域成分をカットするフィルターです。この値で指定した周波数以下の成分はカットさ れます。Thru に設定するとこのフィルターの効果はなくなります。 このフィルターは原音には影響を 与えません。 LPF 50.0 Hz 〜 16.
ディレイ L,R、ステレオエコー(CLASSIC バンク ) 初期の SPX シリーズを踏襲したエフェクトです。 ディレイ L,R と PRESET バンクのエコーが、 ステレオエコーと PRESET バンクのステレオディレイが対応しています。 PRESET バンクのエフェクトに比べ、 よりシンプルなパラメーター構成に なっています。 このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。 ディレイ音のコントロール : Lch DLY、Rch DLY、FB.G L、FB G.R、HI.RATIO 出力レベルのコントロール : OUT LVL、MIX BAL. パラメーター詳細 ■ 基本パラメーター パラメーター名 Lch DLY Rch DLY FB.G L FB.G R 値の範囲 0.0 〜 1350.
モジュレーション ( 変調 ) 入力信号を変調してさまざまな効果を付加します。ある信号を別の信号で変化させることを変調といいます。このとき変化さ せられる信号を「被変調信号」 、変化をさせる信号を「変調信号」といいます。 変調系のエフェクトの特徴は音量や音程、エフェク ト音のディレイタイムなどに変化があることです。それは音のうねりや揺れ ( フランジャー、 フェイザー) であったり、周期的な 音量の変化 ( トレモロ ) であったり、定位の移動 ( オートパン ) であったりします。 SPX2000 では、変調信号にオシレーターの信 号を使って周期的な変化を繰り返させたり、入力信号自体や MIDI メッセージを使って変化させたりしています。 各エフェクトの違いは以下のとおりです エフェクトタイプ バンク フランジャー IN/OUT 数 変調の効果 変調信号 ページ 47 PRESET フェイザー 49 うねり ステレオフランジャー ステレオフェイジング CLASSIC 50 コーラス シンフォニック トレモロ 音量変化 CLASSIC コーラス CLASSIC シンフォ
■ FINE パラメーター パラメーター名 値の範囲 パラメーターの説明 MIX BAL. 0 〜 100% 原音とエフェクト音のバランスです。 この値を 0% にすると原音のみ、100% にするとエフェクト音の みが出力されます。 OUT LVL 0 〜 100% 原音とエフェクト音をミックスした後の出力レベルです。 出力を絞りたいときは値を小さくします。 0% で出力されなくなります。 LSH G -12.0 〜 +12.0 dB ローシェルビングフィルターのゲインです。 低域の音量を調整します。この値をプラスにすると低域 が強調され、 マイナスにすると弱められます。 LSH F 21.2 Hz 〜 8.00 kHz ローシェルビングフィルターの周波数です。 この値よりも低い周波数帯に LSH G のゲインが適用さ れます。 EQ G -12.0 〜 +12.0 dB イコライザー( ピーキングタイプ ) のゲインです。 EQ F で設定した周波数のゲインを調整します。こ の値をプラスにすると強調され、 マイナスにすると弱められます。 EQ F 100 Hz 〜 8.
フェイザー(PRESET バンク ) 位相を遅らせる周波数を周期的に変化させることによって、立体感と浮遊感を伴ったうねりを生み出すエフェクトです。 フェ イズシフト回路を使って、ある周波数の位相だけを遅らせ、 位相をシフトさせます。 このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。 変調信号のコントロール : FREQ.、 DEPTH、PHASE フェイズシフトのコントロール : FB.GAIN、 OFFSET、 STAGE テンポ同期に関するコントロール : SYNC、 NOTE、 TEMPO フィルター/ イコライザー: LSH G、 LSH F、 HSH G、HSH F 出力レベルのコントロール : OUT LVL、MIX BAL. パラメーター詳細 ■ 基本パラメーター パラメーター名 値の範囲 FREQ. 0.05 〜 40.00 Hz DEPTH 0 〜 100% FB.GAIN -99% 〜 +99% OFFSET 0 〜 100 PHASE 0.00 〜 354.
ステレオフランジャー、ステレオフェイジング (CLASSIC バンク ) 初期のSPXシリーズを踏襲したエフェクトです。 ステレオフランジャー と PRESET バンクのフランジャーが、ステレオフェイジングと PRESET バンクのフェイザーが対応しています。PRESET バンクのエフェ クトに比べ、 よりシンプルなパラメーター構成になっています。 このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。 レベル DEPTH 原音 L(R) R(L) 変調信号のコントロール : MOD. FRQ、DEPTH エフェクト音のコントロール : MOD. DLY、FB.GAIN MOD. DLY 出力レベルのコントロール : OUT LVL、MIX BAL. 時間 パラメーター詳細 ■ 基本パラメーター パラメーター名 MOD. FRQ 値の範囲 0.1 〜 40.0 Hz DEPTH 0 〜 100% MOD. DLY 0.0 〜 500.
コーラス (PRESET バンク ) ひとつの音があたかも複数で鳴り響いているように聴こえるエフェク トです。 音量や音程が周期的に変化する 3 つのディレイ音と原音が一体 となり、 音に厚みを与えます。このエフェクトでは振幅変調 (AM 変調 ) と音程変調 (PM 変調 ) を利用しています。 このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。 レベル 原音 AM DEPTH 変調信号のコントロール : FREQ.、 AM DEPTH、PM DEPTH、WAVE エフェクト音のコントロール : MOD.DLY MOD.DLY 時間 テンポ同期に関するコントロール : SYNC、 NOTE、 TEMPO フィルター/ イコライザー: LSH G、LSH F、EQ G、 EQ F、EQ Q、HSH G、 HSH F 出力レベルのコントロール : OUT LVL、MIX BAL. パラメーター詳細 ■ 基本パラメーター パラメーター名 FREQ. 値の範囲 パラメーターの説明 0.05 〜 40.
■ FINE パラメーター No. 63 DETUNE CHORUS エフェクト名 MIX BAL. OUT LVL LSH G LSH F EQ G EQ F EQ Q HSH G HSH F 100% 100% -2.0 dB 212 Hz 0.0 dB 1.00 kHz 10.0 -2.5 dB 10.0 kHz 125 Hz +7.0 dB 4.00 kHz 2.0 +10.0 dB 7.50 kHz 67 CLASSY GLASSY 100% 100% 0.0 dB No. 63 エフェクト名 SYNC NOTE TEMPO DETUNE CHORUS OFF − 67 CLASSY GLASSY OFF − シンフォニック (PRESET バンク ) コーラスの効果をより多重化し時間的変化を強調したエフェクトです。 弦楽器のアンサンブルなどに使うと効果的です。 このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。 変調信号のコントロール : FREQ.
■ FINE パラメーター No. 61 エフェクト名 MIX BAL. OUT LVL LSH G LSH F EQ G EQ F EQ Q HSH G HSH F 100% 100% 0.0 dB 125 Hz 0.0 dB 1.00 kHz 2.8 0.0 dB 10.0 kHz SYNC NOTE TEMPO SYMPHONIC OFF − トレモロ (PRESET バンク ) 音量の大小を周期的に変化させるエフェクトです。振幅変調 (AM 変調 ) を利用しています。 このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。 変調信号のコントロール : FREQ.、 DEPTH、WAVE テンポ同期に関するコントロール : SYNC、 NOTE、 TEMPO フィルター/ イコライザー: LSH G、 LSH F、EQ G、 EQ F、 EQ Q、 HSH G、 HSH F 出力レベルのコントロール : OUT LVL、MIX BAL. パラメーター詳細 ■ 基本パラメーター パラメーター名 値の範囲 FREQ. 0.05 〜 40.
コーラス、トレモロ (CLASSIC バンク ) 初期の SPX シリーズを踏襲したエフェクトです。 PRESET バンクの同名エフェクトに比べ、 よりシンプルなパラメーター構 成になっています。 このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。 変調信号のコントロール : MOD.FREQ.、AM DEPTH、 PM DEPTH 出力レベルのコントロール : OUT LVL、MIX BAL. パラメーター詳細 ■ 基本パラメーター 値の範囲 パラメーターの説明 MOD. FRQ パラメーター名 0.1 〜 40.
オートパン (PRESET バンク ) 音の定位を周期的に移動させることができるエフェクトです。 このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。 変調信号のコントロール : FREQ.、 DEPTH、WAVE、DIR. フィルター/ イコライザー: LSH G、 LSH F、 EQ G、 EQ F、EQ Q、 HSH G、 HSH F テンポ同期に関するコントロール : SYNC、 NOTE、 TEMPO 出力レベルのコントロール : OUT LVL、MIX BAL. パラメーター詳細 ■ 基本パラメーター パラメーター名 値の範囲 パラメーターの説明 FREQ. 0.05 〜 40.00 Hz DEPTH 0 〜 100% WAVE Sine、 Tri、 Square 変調の深さです。値を大きくするほど LR 間の移動幅が深くなります。 変調信号の波形です。変調の効果に影響を与えます。 Sine ( 正弦波 )、Tri ( 三角波 )、Square ( 矩形波 ) のどれかを選択できます。 L<->R、 L-->R、L<--R、 Turn L、 Turn R DIR.
パン (CLASSIC バンク ) 初期の SPX シリーズを踏襲したエフェクトです。 音の定位を周期的に移動させることができます。 このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。 変調信号のコントロール : MOD.FREQ.、DIR.、 DEPTH 出力レベルのコントロール : OUT LVL、MIX BAL. パラメーター詳細 ■ 基本パラメーター パラメーター名 MOD. FRQ DIR. 値の範囲 0.1 〜 40.
エフェクトリスト モジュレーションフィルター(PRESET バンク ) に属するエフェクトとそのパラメーターの初期値は以下のとおりです。 ■ 基本パラメーター No. 75 エフェクト名 MOD FILTER FREQ. DEPTH PHASE TYPE OFFSET RESO. 0.25 Hz 60% 180.00 dg BPF 8 5 MIX BAL. OUT LVL SYNC NOTE TEMPO 100% 100% OFF ■ FINE パラメーター No. 75 エフェクト名 MOD FILTER − リングモジュレーション (PRESET バンク ) 鐘の音のような金属的な響きを付加するエフェクトです。 このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。 変調信号のコントロール : SOURCE、 OSC FRQ、FM FREQ.、 FM DEPTH テンポ同期に関するコントロール : SYNC、 NOTE FM、 TEMPO 出力レベルのコントロール : OUT LVL、MIX BAL.
ダイナミックフィルター (PRESET バンク ) 入力信号や MIDI メッセージを使ってフィルターをかける帯域を動かすことで特定の音域でうねりを作り出すエフェクトで す。 このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。 変調信号のコントロール : SOURCE フィルターのコントロール : SENSE、 TYPE、OFFSET、RESO.、 DIR.、DECAY 出力レベルのコントロール : OUT LVL、MIX BAL.
ダイナミックフランジャー (PRESET バンク ) 入力信号や MIDI メッセージを使ってエフェクト音のディレイタイムを動かすことで特定の音域でうねりを作り出すエフェ クトです。 このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。 変調信号のコントロール : SOURCE エフェクト音のコントロール : SENSE、 OFFSET、FB.GAIN フィルター/ イコライザー: LSH G、 LSH F、 EQ G、 EQ F、EQ Q、 HSH G、 HSH F 出力レベルのコントロール : OUT LVL、MIX BAL.
ダイナミックフェイザー (PRESET バンク ) 入力信号や MIDI メッセージを使ってフェイズシフトする周波数を動かすことで特定の音域でうねりを作り出すエフェクト です。 このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。 変調信号のコントロール : SOURCE フェイズシフトのコントロール : SENSE、 OFFSET、FB.GAIN、 STAGE、DIR.、 DECAY フィルター/ イコライザー: LSH G、 LSH F、 HSH G、HSH F 出力レベルのコントロール : OUT LVL、MIX BAL.
ピッチチェンジ 音程を変化させるエフェクトです。音楽などを通常よりも速い速度で再生すると音程が高くなります。 逆に遅い速度で再生す ると音程が低く間延びした感じになります。この効果をより複雑にシミュレートできるエフェクトです。 エフェクトによって は、入力信号をピッチの異なる 2 つのエフェクト音を付加したり、 エフェクト音をテンポに同期させたりすることができま す。 各エフェクトの違いは以下のとおりです。 エフェクトタイプ ハイクオリティーピッチ デュアルピッチ ピッチチェンジ A ピッチチェンジ D ピッチチェンジ B バンク PRESET IN/OUT 数 エフェクト音 の数 1IN/2OUT 1 2IN/2OUT 2 1IN/2OUT 1 CLASSIC 2IN/2OUT ピッチチェンジ C 2 2 (L、 R) フィードバックの有無 エフェクト音の テンポ同期 MIDI による 音程変化 あり なし あり あり なし なし なし ページ 61 62 64 65 65 ハイクオリティーピッチ (PRESET バンク ) 標準的なピッチチェンジエフェクトです
エフェクトリスト ハイクオリティーピッチ (PRESET バンク ) に属するエフェクトとそのパラメーターの初期値は以下のとおりです。 ■ 基本パラメーター No. 58 エフェクト名 PITCH FINE DELAY FB.GAIN +12 0 0.0 ms 0% MIX BAL. OUT LVL MODE SYNC 100% 90% 6 OFF ROGER ON THE 12 ■ FINE パラメーター No. 58 エフェクト名 ROGER ON THE 12 NOTE TEMPO − デュアルピッチ (PRESET バンク ) 基本的にはハイクオリティーピッチと同じですがエフェクト音が 2 つあり、 別々のピッチに設定できます。 このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。 エフェクト音 1 のコントロール : PITCH 1、 FINE 1、DELAY 1、 FB.G 1、 MODE エフェクト音 2 のコントロール : PITCH 2、 FINE 2、DELAY 2、 FB.
エフェクトリスト デュアルピッチ (PRESET バンク ) に属するエフェクトとそのパラメーターの初期値は以下のとおりです。 ■ 基本パラメーター No. 52 PITCH 1 FINE 1 DELAY 1 FB.G 1 LEVEL 1 PAN 1 GOOD OL P.CHANGE 0 +8 10.0 ms 0% +90% R63 53 VOCAL SHIFT 0 +12 13.1 ms +18% +90% L32 54 STEREO PITCH -4 0 0.0 ms 0% +100% L63 55 PITCH SLAP 0 +9 25.0 ms 0% +90% L63 56 HALO COMB +12 0 250.0 ms +57% +90% R63 57 GRUMPY FLUTTER -12 0 500.0 ms +79% +90% CENTER CENTER エフェクト名 59 BOTTOM WHACKER -20 +8 25.
ピッチチェンジ A、 D (CLASSIC バンク ) 初期の SPX シリーズを踏襲したピッチチェンジです。 PRESET バンクのハイクオリティーピッチに対応しています。 PRESET バンクのエフェクトに比べ、よりシンプルなパラメーター構成になっています。 また MIDI ノートオンメッセージ による音程変化に対応しているため、 MIDI キーボードを接続して伴奏に合わせて音程を変化させるといったこともできま す。 このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。 エフェクト音のコントロール : PITCH、FINE、DELAY、 FB.GAIN MIDI に関するコントロール : BASE KEY 出力レベルのコントロール : OUT LVL、MIX BAL.
ピッチチェンジ B (CLASSIC バンク ) 初期の SPX シリーズを踏襲したピッチチェンジです。PRESET バンクのデュアルピッチに対応しています。 2 つのエフェク ト音はミックスされて出力されます。 このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。 エフェクト音 1 のコントロール : 1 PITCH、1 FINE、1 DLY エフェクト音 2 のコントロール : 2 PITCH、2 FINE、2 DLY 出力レベルのコントロール : OUT LVL、MIX BAL. パラメーター詳細 ■ 基本パラメーター パラメーター名 値の範囲 パラメーターの説明 -12 〜 +12 ピッチの変化量です。半音単位で設定できます。 この値をプラスにすると原音よりも高くなり、マイナ スにすると原音よりも低くなります。 1 FINE 2 FINE -100 〜 +100 ピッチの変化量です。セント ( 半音の 1/100) 単位で設定できます。 この値をプラスにすると原音より も高くなり、マイナスにすると原音よりも低くなります。 1 DLY 2 DLY 0.0 〜 1000.
複合エフェクト 2 種類のエフェクトを組み合わせたものです。 エフェクト 1+ エフェクト 2 という形式のものは、原音に別々にエフェクトを かけたあと、 ミックスします。エフェクト 1 →エフェクト 2 という形式のものは、 原音にエフェクト 1 をかけたあと、エフェク ト 2 をかけます。 エフェクトタイプ バンク IN/OUT 数 ページ ディストーション→フランジャー 66 ディストーション→ディレイ リバーブ + コーラス 68 リバーブ→コーラス リバーブ + フランジャー 69 リバーブ→フランジャー リバーブ + シンフォニック PRESET 1 IN/2 OUT 71 リバーブ→シンフォニック リバーブ→パン 72 ディレイ + アーリーリフレクション 73 ディレイ→アーリーリフレクション ディレイ + リバーブ 75 ディレイ→リバーブ ディストーション→フランジャー(PRESET バンク ) ディストーション→ディレイ (PRESET バンク ) 原音にディストーションをかけたあとにフランジャーをまたはディレイをかけます。 このエフェクトのパラ
■ FINE パラメーター パラメーター名 値の範囲 パラメーターの説明 MIX BAL. 0 〜 100% 原音とエフェクト音のバランスです。この値を 0% にすると原音のみ、100% にするとエフェクト音の みが出力されます。 N.GATE 0 〜 20 MASTER 0 〜 100 DLY.BAL 0% 〜 100% ノイズゲートの効き具合です。値を大きくするほどゲートを通過できる信号のレベルが高くなりま す。ノイズをカットするときに便利です。 エフェクト音の出力レベルです。エフェクト音の出力を絞りたいときは値を小さくします。 ディレイのかかり具合です。この値を大きくするほどディレイの効果が強くなります。 この値を 0% にするとディストーションのみになります。 ON, OFF テンポ同期の ON/OFF です。 ON にすると 「TEMPO SOURCE」 機能 (23 ページ ) で設定されたテンポ 同期のソースとディレイタイム ( や変調の速さ ) が同期します。 DLY.NOTE と MOD.NOTE の値がテ ンポに同期して設定されます。 DLY.
リバーブ + コーラス (PRESET バンク ) リバーブ→コーラス (PRESET バンク ) リバーブ + コーラスは原音にリバーブとコーラスを別々にかけたあと、 ミックスします。 リバーブ→コーラスは原音にリバーブをかけたあとにコーラスをかけます。 このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。 リバーブのコントロール : REV TIME、 HI.RATIO、INI.DLY、DIFF.、 DENSITY コーラスのコントロール : FREQ.、AM DEPTH、PM DEPTH、MOD.DLY、 WAVE リバーブとコーラスのバランス : REV/CHO、REV.BAL フィルター/ イコライザー: HPF、 LPF テンポ同期に関するコントロール : SYNC、NOTE、 TEMPO 出力レベルのコントロール : OUT LVL、MIX BAL. パラメーター詳細 ■ 基本パラメーター パラメーター名 FREQ. 値の範囲 パラメーターの説明 0.05 〜 40.
エフェクトリスト ■ 基本パラメーター No. 64 MOD.DLY WAVE REV TIME HI.RATIO INI.DLY DIFF. CHORUS & REVERB 0.65 Hz 30% 58% 5.2 ms Sine 2.4 s 0.1 10.0 ms 9 86 REV->CHORUS 2.00 Hz 74% 18% 17.0 ms Tri 2.1 s 0.4 17.0 ms 7 No. 64 エフェクト名 CHORUS & REVERB 100% 86 REV->CHORUS 100% REV.BAL SYNC NOTE TEMPO エフェクト名 FREQ. AM DEPTH PM DEPTH DENSITY ■ FINE パラメーター No. 64 MIX BAL. OUT LVL HPF LPF REV/CHO CHORUS & REVERB 100% 100% Thru 10.0 kHz 78% 86 REV->CHORUS 100% 100% Thru 8.
■ FINE パラメーター パラメーター名 値の範囲 パラメーターの説明 MIX BAL. 0 〜 100% 原音とエフェクト音のバランスです。 この値を 0% にすると原音のみ、100% にするとエフェクト音の みが出力されます。 OUT LVL 0 〜 100% 原音とエフェクト音をミックスした後の出力レベルです。 出力を絞りたいときは値を小さくします。 0% で出力されなくなります。 HPF Thru, 21.2 Hz 〜 8.00 kHz エフェクトの低域成分をカットするフィルターです。 この値で指定した周波数以下の成分はカットさ れます。 Thru に設定するとこのフィルターの効果はなくなります。このフィルターは原音には影響を 与えません。 LPF 50.0 Hz 〜 16.
リバーブ + シンフォニック (PRESET バンク ) リバーブ→シンフォニック (PRESET バンク ) リバーブ + シンフォニックは原音にリバーブとシンフォニックを別々にかけたあと、ミックスします。 リバーブ→シンフォニックは原音にリバーブをかけたあとにシンフォニックをかけます。 このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。 リバーブのコントロール : REV TIME、 HI.RATIO、INI.DLY、DIFF.、DENSITY シンフォニックのコントロール : FREQ.、 DEPTH、MOD.DLY、WAVE リバーブとシンフォニックのバランス : REV/SYM、 REV.BAL フィルター/ イコライザー: HPF、 LPF テンポ同期に関するコントロール : SYNC、 NOTE、 TEMPO 出力レベルのコントロール : OUT LVL、MIX BAL. パラメーター詳細 ■ 基本パラメーター 値の範囲 0.05 〜 40.00 Hz DEPTH 0 〜 100% MOD.DLY 0.0 〜 500.
■ FINE パラメーター No. 62 MIX BAL. OUT LVL HPF LPF REV/SYM REV+SYMPHONIC 100% 100% Thru Thru 78% 88 REV->SYMPHONIC 100% 100% Thru Thru エフェクト名 REV.BAL SYNC 45% NOTE TEMPO OFF − OFF − リバーブ→パン (PRESET バンク ) 原音にリバーブをかけたあとにパンをかけます。 このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。 リバーブのコントロール : REV TIME、 HI.RATIO、INI.DLY、DIFF.、 DENSITY パンのコントロール : FREQ.、DEPTH、WAVE、DIR. リバーブとパンのバランス : REV.BAL フィルター/ イコライザー: HPF、 LPF テンポ同期に関するコントロール : SYNC、NOTE、 TEMPO 出力レベルのコントロール : OUT LVL、MIX BAL.
エフェクトリスト リバーブ→パン (PRESET バンク ) に属するエフェクトとそのパラメーターの初期値は以下のとおりです。 ■ 基本パラメーター No. 89 エフェクト名 FREQ. DEPTH WAVE DIR. REV TIME HI.RATIO INI.DLY DIFF. DENSITY REV->PAN 1.00 Hz 100% Tri L<->R 3.8 s 1.0 18.8 ms 10 90% エフェクト名 MIX BAL. OUT LVL HPF LPF REV.BAL SYNC NOTE TEMPO REV->PAN 100% 100% Thru 14.0 kHz 25% OFF ■ FINE パラメーター No.
■ FINE パラメーター パラメーター名 値の範囲 パラメーターの説明 MIX BAL. 0 〜 100% 原音とエフェクト音のバランスです。 この値を 0% にすると原音のみ、100% にするとエフェクト音の みが出力されます。 OUT LVL 0 〜 100% 原音とエフェクト音をミックスした後の出力レベルです。 出力を絞りたいときは値を小さくします。 0% で出力されなくなります。 ER NUM. 1 〜 19 初期反射音の本数です。 値を大きくするほど反射音の数が多くなります。 HPF Thru, 21.2 Hz 〜 8.00 kHz エフェクトの低域成分をカットするフィルターです。 この値で指定した周波数以下の成分はカットさ れます。 Thru に設定するとこのフィルターの効果はなくなります。このフィルターは原音には影響を 与えません。 LPF 50.0 Hz 〜 16.
ディレイ + リバーブ (PRESET バンク ) ディレイ→リバーブ (PRESET バンク ) ディレイ + リバーブは原音にディレイとリバーブを別々にかけたあと、 ミックスします。 ディレイ→リバーブは原音にディレイをかけたあとにリバーブをかけます。 このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。 ディレイのコントロール : DELAY L、DELAY R、 FB.DLY、FB.GAIN、 DELAY HI リバーブのコントロール : REV TIME、 REV HI、INI.DLY、DIFF.、DENSITY ディレイとリバーブのバランス : DLY/REV、 REV.BAL フィルター/ イコライザー: HPF、 LPF テンポ同期に関するコントロール : SYNC、 NOTE L、 NOTE R、 NOTE FB、TEMPO 出力レベルのコントロール : OUT LVL、MIX BAL. パラメーター詳細 ■ 基本パラメーター 値の範囲 0.3 〜 99.0 s REV HI 0.1 〜 1.0 INI.DLY 0.0 〜 500.0 ms DIFF.
エフェクトリスト ■ 基本パラメーター No. 94 エフェクト名 REV TIME REV HI INI.DLY DIFF. DENSITY DELAY L DELAY R FB.DLY FB.GAIN DELAY HI DELAY+REV 3.8 s 0.7 75.2 ms 6 100% 493.0 ms 507.0 ms 500.0 ms -40% 0.2 95 DELAY->REV 1.2 s 0.4 25.0 ms 10 100% 500.0 ms 250.0 ms 500.0 ms -40% 0.4 96 RESO DRONE 55.0 s 1.0 0.0 ms 7 100% 2.0 ms 0.0 ms 0.1 ms -78% 0.7 ■ FINE パラメーター No. 94 エフェクト名 MIX BAL. OUT LVL HPF LPF DLY/REV DELAY+REV 100% 100% Thru 3.
フリーズ サンプリング機能です。入力信号を録音したり、 録音した信号を再生したりできます。 エフェクトタイプ バンク フリーズ IN/OUT 数 PRESET フリーズ A CLASSIC フリーズ B ページ 77 1 IN/2 OUT 78 79 フリーズ (PRESET バンク ) 最長 2970.
エフェクトリスト フリーズ (PRESET バンク ) に属するエフェクトとそのパラメーターの初期値は以下のとおりです。 ■ 基本パラメーター No. エフェクト名 97 FREEZE REC MODE REC DLY RECORD PLAY PLY MODE START END LOOP LOOP NUM MANUAL -50 ms − − CONTI. 0.0 ms *a 0.0 ms 100 PITCH MIDI TRG TRG LVL 0 OFF -14 dB *a. 44.1 kHz または 88.2 kHz のときは 2970.5 ms、48 kHz または 96 kHz のときは 2729.2 ms です。 ■ FINE パラメーター No. 97 エフェクト名 MIX BAL.
フリーズ B (CLASSIC バンク ) 初期の SPX シリーズを踏襲したフリーズです。再生時のピッチを指定することができます。 PRESET バンクのフリーズに比 べ、よりシンプルなパラメーター構成になっています。 このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。 録音のコントロール : REC MODE、TRG.DLY、RECORD 再生のコントロール : PLAY 再生ピッチのコントロール : PITCH、 FINE、BASE KEY 出力レベルのコントロール : OUT LVL、MIX BAL. パラメーター詳細 ■ 基本パラメーター 値の範囲 パラメーターの説明 MANUAL, AUTO サンプリングデータの録音方法です。MANUAL( 手動 ) と AUTO( 自動 ) のどちらかを選択できます。 TRG.
フリーズの録音 以下の操作をすると、サンプリングデータが消去されます。 ・ [COMPARE] ボタンを押す ・ 録音待機状態にする ・ [UNDO] ボタンを押す ・「INPUT SOURCE」 機能でインプットソースを変更する ・ [INPUT MODE] ボタンを押す ・「CLOCK SOURCE」機能でワードクロックソースを変 ・ [RECALL] ボタンを押す 更する また、SPX2000 がクロックスレーブになっている場合、供給されるワードクロック周波数が変更されたときもサンプ リングデータが消去されます。 フリーズの録音方法には AUTO と MANUAL の 2 種類が あります。 AUTO : −入力信号をトリガーにして録音する− 1. REC MODE を AUTO に設定する 2. TRG LVL を設定する ( フリーズ (PRESET バン ク ) のみ ) TRG LVL は録音のトリガーとなる信号レベルで す。 3. REC DLY (TRG.DLY) を設定する REC DLY (TRG.
5. MIDI ノートオンメッセージを送信する フリーズ (PRESET バンク ) の場合は MIDI TRG で設定したノートオンメッセージを、フリーズ A (CLASSIC バンク ) またはフリーズ B (CLASSIC バ ンク ) の場合は C1 以上のノートオンメッセージを 受信すると、自動的に録音が開始されます。 NOTE: ・ 録音中に [ ▼ DEC] ボタンを押すと、 録音がキャン セルされます。この場合、録音途中のサンプリング データも破棄されます。 ・ 録音したサンプリングデータは SPX2000 の電源 を OFF にすると消去されます。 ・ オペレーションロックのレベルに関わらず録音で きます。 フリーズの再生 −手動でサンプリングデータを再生する− 1.
その他のエフェクト 3種類のフィルター同時にかけられるエフェクトやコンプレッサー、 エキスパンダー、リミッターを組み合わせて音にメリハ リを付けるエフェクト、 ディストーションやアンプシミュレーターといったギター向きエフェクトなどがあります。 エフェクトタイプ バンク IN/OUT 数 マルチフィルター 2 IN/2 OUT マルチバンドダイナミックプロセッサー ロータリースピーカー ページ 82 83 85 PRESET ディストーション 1 IN/2 OUT アンプシミュレーター 86 87 マルチフィルター (PRESET バンク ) 3 種類のフィルターを同時にかけることができるエフェクトです。 フィルター1 のコントロール : TYPE 1、 FREQ. 1、RESO. 1 フィルター2 のコントロール : TYPE 2、 FREQ. 2、RESO. 2 フィルター3 のコントロール : TYPE 3、 FREQ. 3、RESO. 3 出力レベルのコントロール : MIX BAL.
マルチバンドダイナミックプロセッサー (PRESET バンク ) IN L OUT L IN R LIMITER COMPRESSOR MIX BAL. EXPANDER LEVEL LOOK UP LOW MIX same as LOW BAND MID CEIL ING OUT R same as LOW BAND HIGH 3 バンドに帯域を分けて、 信号のダイナミックレンジをコントロールするエフェクトです。コンプレッサー、 エキスパンダー、 リミッターの 3 種類を組み合わせて使用できます。信号にはエキスパンダー、 コンプレッサー、リミッターの順でかけられま す。 コンプレッサーのコントロール : CMP.THRE、 CMP.RAT、CMP.ATK、 CMP.REL、CMP.KNEE、 CMP.BYP エキスパンダーのコントロール : EXP.THRE、 EXP.RAT、EXP.REL、 EXP.BYP リミッターのコントロール : LIM.THRE、 LIM.ATK、LIM.REL、LIM.BYP、 LIM.
■ FINE パラメーター パラメーター名 MIX BAL. CMP.KNEE 値の範囲 パラメーターの説明 0 〜 100% 原音とエフェクト音のバランスです。 この値を 0% にすると原音のみ、100% にするとエフェクト音の みが出力されます。 0〜5 コンプレッサーのニーです。 0 に設定すると、 入力信号が CMP.THRE を超えた時点で圧縮が開始され ますが、 レベルが急激に変化し始めることになります。 値を 1 以上で大きく設定するほど、 信号が CMP.THRE を超える前から圧縮が開始され、 圧縮によるレベ ル変化は緩やかなります。 このため、コンプレッサーによるレベル変化の境界が目立ちにくくになります。 LOOKUP 0.0 〜 100.0 ms ルックアップディレイです。 通常は 0.0 ms のまま使います。 入力信号を先読みして早めに制御をかけ たいときにこの値を 0.1 ms 以上に設定すると、値の分だけコンプレッサー、 エキスパンダー、リミッ ターが入力信号よりも先に機能し始めます。 CMP.
ロータリースピーカー(PRESET バンク ) LPF ROTOR SIMULATOR HPF HORN SIMULATOR OUT L OVER DRIVE IN LEVEL MIX BAL. OUT R ロータリースピーカーをシミュレートしたエフェクトです。ロータリースピーカーとは、 スピーカー自体やホーンが回転して ドップラー効果を生み出すもので、音色に独特の効果を与えます。 このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。 ロータリースピーカーのシミュレーション : ROTATE、 SPEED、SLOW、 FAST、 DRIVE、ACCEL 出力レベルのコントロール : MIX BAL.、LOW、HIGH パラメーター詳細 ■ 基本パラメーター 値の範囲 パラメーターの説明 START, STOP スピーカーの回転の開始 / 停止をコントロールします。 SPEED SLOW, FAST スピーカーの回転速度です。SLOW と FAST のどちらかを選択できます。 SLOW 0.05 〜 10.
ディストーション (PRESET バンク ) OUT L IN DISTORTION TONE GATE MIX BAL. OUT R 音を歪ませるエフェクトです。 主にエレキギターで使用します。 このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。 エフェクト音のコントロール : DST TYPE、 DRIVE、TONE ノイズゲートのコントロール : N.GATE 出力レベルのコントロール : MIX BAL.
アンプシミュレーター (PRESET バンク ) BASS DISTORTION IN OUT L PRE AMP SIMULATOR MIDDLE GATE SPEAKER CABINET SIMULATOR MIX BAL. TREBLE OUT R ギターアンプの特性をシミュレートしたエフェクトです。従来、 スタジオではギターにアンプをつないで音を鳴らし、それを マイクで拾うことによって、各アンプが持つ独特の効果を得ていました。 その効果をこのエフェクトとギターだけでシミュ レートできます。 このエフェクトのパラメーターは以下のように分類できます。 アンプのシミュレーション : AMP TYPE、BASS、 MIDDLE、TREBLE、DIST TYPE、DRIVE、 CAB DEP フィルター/ イコライザー: EQ G、EQ F、 EQ Q ノイズゲートのコントロール : N.GATE 出力レベルのコントロール : MIX BAL.
MIDI MIDI を使って、SPX2000 をリモートコントロールできます。ここでは MIDI を使用するために 必要な準備、MIDI を使用してできること、MIDI データフォーマットなどについて説明します。 MIDI を使用するための準備 MIDI でできること MIDI の機能を利用するために、あらかじめ以下の操作を しておく必要があります。 SPX2000 では、 MIDI メッセージを使って、 次の 6 種類の操 作ができます。 1 MIDI 機器を接続する 以下のどちらかの端子に機器を接続します。 ・ [MIDI IN] 端子 (T) と [MIDI OUT/THRU] 端子 (S) ・ [TO HOST USB] 端子 (U) 2 [MIDI OUT/THRU] 端子を使用する場合、 「MIDI OUT」 に設定する (21 ページ ) 3 使用する MIDI ポートを選択する ユーティリティ「MIDI PORT GENERAL」で選択しま す (21 ページ )。 ・ エフェクトのリコール [MIDI IN] 端子 (T) または [TO HOST USB] 端子 (
MIDI データフォーマット 1. フォーマット概要 2. フォーマット詳細 'tx' は SPX2000 から送信可能、 'rx' は SPX2000 で受信可能の意味です。 1.1 CHANNEL MESSAGE フリーズ系のエフェクトがリコールされているとき、SPX2000 がこのメッ セージを受信すると、サンプリングデータの再生を停止します。 rx/tx function 8n NOTE OFF rx 内蔵エフェクトのコントロール 9n NOTE ON rx 内蔵エフェクトのコントロール Bn CONTROL CHANGE rx パラメーターのコントロール Cn PROGRAM CHANGE rx プログラムの切り替え 1.2 SYSTEM REALTIME MESSAGE Command rx/tx function F8 TIMING CLOCK rx MIDI クロック FE ACTIVE SENSING rx MIDI ケーブルの接続チェック FF RESET rx ランニングステータスのクリア 1.
Control Value をパラメーターデータ (CurValue) に変換する計算式 paramSteps = paramMax - paramMin; curValue = (Control Value * paramSteps) / 127; DATA が 00h または 20h で始まる場合 STATUS 1011nnnn Bn Control change DATA 00000000 00 Bank Select MSB 00000000 00 バンク番号の MSB(0) 0 固定 STATUS 1011nnnn Bn Control change DATA 00100000 20 Bank Select LSB 000000vv vv バンク番号の LSB(0,1,2) 0:table A, 1:table B, 2:table C STATUS 1100nnnn Cn Program change DATA 0vvvvvvv vv プログラム番号 (0-127) 2.
■ 2.8.1.3 Effect Program Bulk Dump Format 00100000 00111000 01000100 00110001 00110001 01010000 00000010 00000000 0ttttttt 20 38 44 31 31 50 02 00 tt 0bbbbbbb bb DATA 0ddddddd ds CHECK SUM : 0ddddddd 0eeeeeee : de ee EOX 11110111 F7 指定したエフェクトのデータをバルクダンプします。 SUB STATUS 0000nnnn FORMAT No. COUNT HIGH 01111110 00000000 COUNT LOW 01110010 01001100 01001101 00100000 00100000 00111000 01000100 00110001 00110001 01000101 0mmmmmmm DATA NAME BLOCK INFO.
■ 2.8.2.2 Parameter request (Edit Buffer) 《フォーマット》 STATUS ID No. 11110000 01000011 F0 43 SUB STATUS 0011nnnn 3n GROUP ID MODEL ID ADDRESS 00011110 00001001 00000001 0eeeeeee 1E 09 01 ee 0ppppppp 0ccccccc 11110111 pp cc F7 EOX System exclusive message Manufacture’s ID number (YAMAHA) n=0-15 (Device number= Device No-1) MODEL ID (signal processor) SPX2000 Edit Buffer Element no.(ee が 0 のときは ee は 2byte 拡張される ) Parameter no. Channel no. End of exclusive ■ 2.8.2.
このメッセージを受信すると指定されたエフェクト名を消去し、変更後の 状態をこのメッセージで送信します 。このとき Device number は SPX2000 の MIDI チャンネルの値になります 。 MIDI チャンネルが OMNI のときは Device No が 1 になります。 《フォーマット》 STATUS 11110000 ID No.
■ 2.8.2.17 Parameter request (Function call: LCD Back Color) 《フォーマット》 STATUS ID No. 11110000 01000011 F0 43 System exclusive message Manufacture’s ID number (YAMAHA) SUB STATUS 0011nnnn 3n n=0-15 (Device number=Device No-1) GROUP ID 00011110 1E MODEL ID (signal processor) MODEL ID 00001001 09 SPX2000 ADDRESS 00010100 14 Function call 01100100 64 LCD Back Color 0mmmmmmm mh number High 0mmmmmmm ml number Low EOX 11110111 F7 End of exclusive f unction、 number は 「2.8.2.
MIDI コントロールチェンジパラメーターアサイン表 PRESET bank REV-X ステレオリバーブ リバーブ アーリーリフレクション モノディレイ ステレオディレイ モジュレーションディレイ ディレイ L,C,R 1 REV TIME REV TIME INI.DLY TYPE DELAY DELAY L DELAY DELAY L 2 INI.DLY REV TYPE REV TIME ROOMSIZE DELAY C CC # DELAY R 3 HI.RATIO INI.DLY HI.RATIO LIVENESS FB.GAIN FB.G L FB.GAIN 4 LO.RATIO HI.RATIO LO.RATIO INI.DLY HI.RATIO FB.G R HI.RATIO 5 DIFF. LO.RATIO DIFF. DIFF. HPF HI.RATIO FREQ. 6 ROOMSIZE DIFF.
CC # リバーブ→コーラス リバーブ + フ ランジャー リバーブ→フランジャー リバーブ + シ ンフォニッ ク リバーブ→シンフォニック リバーブ→パン ディレイ+アーリー リフレクション 1 INI.DLY INI.DLY DELAY L DELAY L INI.DLY INI.DLY DELAY L DELAY L 2 REV TIME REV TIME DELAY R DELAY R REV TIME REV TIME DELAY R DELAY R 3 HI.RATIO HI.RATIO FB.DLY FB.DLY HI.RATIO HI.RATIO FB.DLY FB.DLY 4 DIFF. DIFF. FB.GAIN FB.GAIN DIFF. DIFF. FB.GAIN FB.GAIN 5 DENSITY DENSITY HI.RATIO HI.RATIO DENSITY DENSITY HI.RATIO HI.
エラーメッセージリスト エラーメッセージ Low Battery! メッセージの内容 / 対処方法 内蔵バックアップバッテリーが消耗しています。 バッテリーが切れると内部のデータが消えてしまいます。 どれかボタンを押してエラーを解除したあと、至急 「BULK OUT(ALL)」機能 」(23 ページ ) を使って、 コンピューターなどの外部機器にデータを保存してください。ま た、 データの保存が完了したら、お買い上げの販売店または巻末のヤマハ修理ご相談センターにバックアップバッ テリーの交換をご依頼ください。 MIDI Framing Error! MIDI フレーミングエラーが発生しました。 どれかボタンを押してエラーを解除したあと、 もう一度 MIDI データを送り直してみてください。 MIDI OUT is NOT Selected! 「THRU」 に設定されているため、MIDI メッセージが送信できません。 [MIDI OUT/THRU] 端子 ( S) が MIDI メッセージを送信する場合は「MIDI OUT SETUP」 機能 (21 ページ ) で [MIDI OUT/THRU]
トラブルシューティング 思ったとおりに動かない、 何かおかしいと思ったら、次の点をご確認ください。 電源が入らない 音が出ない ・ 電源コードがコンセントに正しく接続されていますか? ・ [POWER ON/OFF] ボタンは ON になっていますか? ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 外部機器と正しく接続されていますか? 外部機器との接続ケーブルは断線していませんか? 外部機器から信号は入力されていますか? INPUT SOURCE は正しく設定されていますか?(19 ページ参照 ) CLOCK SOURCE は正しく設定されていますか? (18 ページ参照 ) [INPUT L R] コントロールは適切なレベルに設定されていますか? OUT LVL、LEVEL など出力に関するパラメーターが 0% に設定されていま せんか? ・ [BYPASS] ボタンを ON にしても出力されませんか? ( エフェクトによっては常時出力されないものがあります) 音にノイズが混入する ・ CLOCK SOURCE は正しく設定されていますか?(18 ページ参照 ) 外部機器との信号レベルが合わない ・ リアパネル
仕様 一般仕様 INPUT L,R XLR-3-31 Balanced Phone jack Balanced AD converter, 24-bit linear Level SW Analog Input/Output OUTPUT L,R 64-times oversampling (@Fs=88.2, 96 kHz) +4/-10 dBu XLR-3-32 Balanced Phone jack Balanced DA converter, 24-bit linear Level SW Digital Input/Output 128-times oversampling (@Fs=44.1, 48 kHz) 128-times oversampling (@Fs=44.1, 48 kHz) 64-times oversampling (@Fs=88.
入出力特性 Analog Input Characteristics Input Terminals Level SW Input Level VR. +4 dBu Max.: +10 dB INPUT L, R Input Terminals -10 dBu Max.: +10 dB Level SW Input Level VR. +4 dBu Nominal: 0 dB -10 dBu Nominal: 0 dB INPUT L, R Actual Load Impedance For Use With Nominal 10 k Ω 600 Ω Lines Actual Load Impedance For Use With Nominal 10 k Ω 600 Ω Lines Input Level Connector Sensitivity Nominal Max. before clip -6 dBu (0.388 V) — +14 dBu (3.88 V) XLR-3-31 type (Balanced) -20 dBu (0.
電気的特性 Input Level VR is nominal when measured. Output impedance of signal generator:600ohms Frequency Response Fs=48 kHz: @20 Hz-20 kHz, reference to the nominal output level @1 kHz Fs=96 kHz: @20 Hz-40 kHz, reference to the nominal output level @1 kHz Input INPUT L, R Output RL Conditions Min Typ Max Units OUTPUT L, R 600 Ω — -3.0 0.0 +1.0 dB Output RL Units Gain Error @1 kHz Input INPUT L, R OUTPUT L, R 600 Ω Conditions Min Typ Max INPUT LEVEL SW: +4, OUTPUT LEVEL SW: +4 +2.
PARAMETER CONDITIONS MIN TYP MAX UNITS Sampling Frequency Frequency Range Normal Rate 39.69 50.88 kHz Double Rate 79.38 101.76 kHz 10 ns 10 ns DIGITAL IN Fs=44.1 kHz, Jitter DIGITAL IN Fs=48 kHz, Jitter External Clock Jitter of PLL 2ns 2ns DIGITAL IN Fs=39.69-50.88 kHz, Jitter DIGITAL IN Fs=88.2 kHz, Jitter DIGITAL IN Fs=96 kHz, Jitter 2ns 2ns 2ns DIGITAL IN Fs=79.38-101.76 kHz, Jitter 2ns word clock : int 44.1 kHz Frequency word clock : int 48 kHz word clock : int 88.
ブロックダイアグラム INPUT METER OUTPUT METER OUTPUT L DA AD INPUT L +4dBu -10dBu +4dBu -10dBu INPUT LEVEL OUTPUT R SEL EFFECT DA AD +4dBu -10dBu INPUT R +4dBu -10dBu AES/EBU OUT AES/EBU IN 寸法図 8 372.5 352.7 250 50 11.
索引 記号 [ ▲ INC]/[ ▼ DEC] ボタン ..................................................................... 7, 14 [ ▲ ]/[ ▼ ] ボタン ......................................................................... 7, 12, 13, 16 A [AC IN] 端子 ............................................................................................................9 [AES/EBU IN] 端子 .................................................................................... 9, 19 [AES/EBU OUT] 端子 ........................................................
CLOCK SOURCE ...................................................................................18 EDITOR ID ...............................................................................................22 INPUT SOURCE .....................................................................................19 LCD BACK ................................................................................................18 MIDI CHANNEL ...................................................................................
バルクダンプ ....................................................................................................... 23 バンク ...................................................................................................................... 12 選択 ........................................................................................................12, 13 ヤマハプロオーディオホームページ ..........................................................6 り ひ ピッチチェンジ ..................................................................
YAMAHA [PROFESSIONAL MULTI-EFFECT PROCESSOR] Model: SPX2000 Date: 12 MAY 2003 MIDI Implementation Chart Function... Version: 1.
UL A Explanation of Graphical Symbols CAUT I O N RISK OF ELECTRIC SHOCK DO NOT OPEN CAUTION: TO REDUCE THE RISK OF ELECTRIC SHOCK, DO NOT REMOVE COVER (OR BACK). NO USER-SERVICEABLE PARTS INSIDE. REFER SERVICING TO QUALIFIED SERVICE PERSONNEL.
保 持込修理 品 名 プロフェッショナルマルチエフェクト プロセッサー 品 番 SPX2000 証 本書は、本書記載内容で無償修理を行う事をお約束するものです。 お買上げの日から左記期間中に故障が発生した場合は、本書をご提示 の上お買上げの販売店に修理をご依頼ください。 ご依頼の際は、購入を証明する書類(レシート、売買契約書、納品書 など)をあわせてご提示ください。 ※シリアル番号 保 証 期 間 書 (詳細は下項をご覧ください) 本 体 お買上げの日から1ケ年間 ※お買上げ日 年 月 日 ※ 販 店 所在地 売 お 客 様 お名前 電 ご販売店様へ 話 電 店 ご住所 印 名 話 ( ) 様 ( 株式会社ヤマハミュージックジャパン PA営業部 ) 〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町41番12号 KDX箱崎ビル1F TEL. 03-5652-3850 ※印欄は必ずご記入ください。 保証規定 1.
保証とアフターサービス サービスのご依頼、お問い合わせの必要がございましたら、 お買い上げ店またはヤマハ修理ご相談センターまでご連絡ください。 ● 保証書 ● 営業窓口 本書に保証書が掲載されています。購入を証明する書類 ( レ シート、売買契約書、納品書など ) とあわせて、 大切に保管し てください。 ( 株 ) ヤマハミュージックジャパン PA 営業部 〒 103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町 41-12 KDX 箱崎ビル 1F ● 保証期間 * 名称、 住所、 電話番号、 営業時間、 URL などは変更になる場 合があります。 保証書をご覧ください。 ● 保証期間中の修理 保証書記載内容に基づいて修理させていただきます。 お客様 に製品を持ち込んでいただくか、サービスマンが出張修理に お伺いするのかは、製品ごとに定められています。 詳しくは 保証書をご覧ください。 ◆ 修理に関するお問い合わせ ● 保証期間経過後の修理 (全国共通番号) ご要望により有料にて修理させていただきます。 下記の部品などについては、使用時間や使用環境などにより 劣化しやすいため、消耗劣化に応じて