User Manual

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[説明]
l2-unknown-mcast discard を設定しているとき、本コマンドで指定した宛先のマルチキャストフレームを破棄せずに
転送する。
IPv4 マルチキャストアドレスを指定する場合、指定した VLAN インターフェースで受信したマルチキャスト通信の
中で宛先が指定した IPv4 マルチキャストアドレスのフレームを転送する。
IPv4 マルチキャストアドレスを指定する場合、100 個まで設定ができる。
no 形式で実行した場合は、指定した設定を削除する。
[ノート]
本コマンドにおける、リンクローカルマルチキャストアドレスは以下の範囲とする。
IPv4: 224.0.0.0/24
IPv6: ff02::/112
[設定例]
VLAN #1 で受信した宛先 IPv4 アドレスが 224.0.0.251 のフレームを未知のマルチキャストとして破棄せずに転送す
る。
SWP2(config)#l2-unknown-mcast discard
SWP2(config)#l2-unknown-mcast forward 224.0.0.251 vlan1
8.1.3 トポロジー変更時の IGMP/MLD クエリー送信機能の有効/無効設定
[書式]
l2-mcast snooping tcn-query enable time
l2-mcast snooping tcn-query disable
no l2-mcast snooping tcn-query
[パラメーター]
time : <1-30>
IGMP/MLD クエリー送信待ち時間()
[初期設定]
l2-mcast snooping tcn-query disable
[入力モード]
グローバルコンフィグレーションモード
[説明]
スパニングツリーによるトポロジー変更時に、クエリアーが IGMP/MLD クエリーを送信する機能の動作を設定す
る。
no 形式で実行した場合は初期設定に戻る。
IGMP/MLD スヌーピングとスパニングツリーを併用した際に、トポロジー変更によってマルチキャスト通信が一時
的に途絶えることがあるが、本機能を使用すればこの期間を短縮することができる。
有効にした場合は、トポロジー変更を検出すると、指定された時間待ったあとに IGMP/MLD クエリーを送信する。
無効にした場合は、トポロジー変更があっても IGMP/MLD クエリーを送信しない。
[設定例]
トポロジー変更時の IGMP/MLD クエリー送信を有効にし、待ち時間を 5 秒に設定する。
SWP2(config)#l2-mcast snooping tcn-query enable 5
トポロジー変更時の IGMP/MLD クエリー送信を無効にする。
SWP2(config)#l2-mcast snooping tcn-query disable
8.2 IGMP スヌーピング
8.2.1 IGMP スヌーピングの有効/無効設定
[書式]
ip igmp snooping switch
234 | コマンドリファレンス | IP マルチキャスト制御