User Manual

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[説明]
クラスマップを生成する。
クラスマップは、受信フレームをトラフィッククラスに分類するための条件を定義するものであり、match コマン
ドで定義した条件とそれに対するアクション(permit/deny)で構成される。 クラスマップのアクションは、次のように
なる。
アクセスリスト(ACL)を指定した場合(match access-group コマンドを実行)
ACL に対するアクションがクラスマップのアクションとなる。
アクセスリスト(ACL)以外を指定した場合
許可(permit)となる。
生成後、その内容を指定するクラスマップモードに移動する。
no 形式で実行した場合は、指定したクラスマップを削除する。
[ノート]
本コマンドを実行するには、QoS を有効にしておくこと。
指定したクラスマップが生成済みの場合、前回の設定に対して変更が行なわれる。 ただし、ポリシーマップが LAN/
SFP+ポートおよび論理インターフェースに適用済みの場合、ポリシーマップに関連付けられているクラスマップは
編集・削除することはできない。
[設定例]
クラスマップ"class1"を作成する。
SWP2(config)#class-map class1
SWP2(config-cmap)#
9.2.12 クラスマップの関連付け
[書式]
class name
no class name
[パラメーター]
name :
クラスマップ名
[入力モード]
ポリシーマップモード
[説明]
ポリシーマップにクラスマップを関連付ける。
クラスマップの関連付けに成功すると、ポリシーマップ・クラスモードに移動する。ポリシーマップ・クラスモー
ドでは、トラフィッククラス毎に以下の設定を行うことができる。
プレマーキングまたは送信キュー指定
メータリング
ポリシング
リマーキング
no 形式で実行した場合は、ポリシーマップからクラスマップの関連付けを解除する。
ポリシーマップの適用された LAN/SFP+ポートおよび論理インターフェースでは、関連付けをしたクラスマップの条
件に従って受信フレームをトラフィッククラスに分類する。 クラスマップのアクションが permit の場合、該当トラ
フィッククラスに対してユーザーの指定した QoS 処理が行われる。
一つのポリシーマップに関連付けられるクラスマップは、8 つまでとする。
[ノート]
本コマンドを実行するには、QoS を有効にしておくこと。
deny アクションのトラフィッククラスに対して、QoS 処理の設定をしても意味がない。
[設定例]
LAN ポート #1 の受信フレームに対して以下の設定をする。
10.1.0.0 のネットワークからのトラフィックを許可
CIR:48kbps, CBS:12kbyte, EBS:12kbyte で、帯域クラスを分類
Green:転送、Yellow:DSCP 値を 10 に書き換え、Red:破棄
コマンドリファレンス | トラフィック制御 | 251