User Manual

Table Of Contents
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コマンドの使い方
SWR2310 のコマンド操作は、次の 2 種類の方法で行うことができます。
操作の種類 操作の方法 説明
コンソールによる操作
コンソールターミナルからのアク
セス
TELNET クライアントからのアク
セス
SSH クライアントからのアクセス
コマンドを 1 1 つ実行して対話的に
設定や操作を行います。
Config ファイルによる操作
TFTP によるファイル転送
GUI 操作によるファイル転送
SD カードによるファイルコピー
必要なコマンド一式を記述したファイ
(これを Config ファイルと呼ぶ)によ
り一括設定したり、SWR2310 の設定を
一括で取得します。
本章では、各操作方法について説明します。
2.1 コンソールによる操作
2.1.1 コンソールターミナルからのアクセス
SWR2310 CONSOLE ポートに接続した端末から設定を行う場合、USB ケーブルまたは RJ-45/DB-9 コンソールケ
ーブル(YRC-RJ45)を使用してください。
mini-USB CONOLE ポートに接続する USB ケーブルは、USB Type A コネクターと mini-USB Type B (5 ピン) コネク
ターのデータ通信対応の USB ケーブルをご使用ください。充電専用ケーブルはご使用できません。
パソコンをコンソールターミナル(シリアル端末)として使用する場合、パソコンのシリアル(COM)ポートを制御する
ターミナルソフトウェアが必要です。コンソールターミナルの通信設定は、次のとおりです。
設定項目 設定値
ボーレート
9600bps
データ
8bit
パリティ なし
ストップビット
1bit
フロー制御
Xon/Xoff
なお、コンソールターミナルに関する設定は、line con コマンドでラインモードに移行して行います。
2.1.2 TELNET クライアントからのアクセス
パソコンなどの TELNET クライアントを使用して、SWR2310 TELNET サーバーに接続し、操作を行います。
TELNET を使用した設定を行うためには、まず、接続環境(IP ネットワーク)の構築を行い、次に、TELNET サーバー
の設定を行います。
SWR2310 IP アドレスの設定については、以下のとおりです。
IPv4 アドレスの初期設定は、VLAN #1 に対して、ip address dhcp を設定しています。
IPv4 アドレスの変更は、ip address コマンドで行います。
SWR2310 TELNET サーバー機能については、以下のとおりです。
TELNET サーバー機能の初期設定は、デフォルトポート(TCP ポート 23 )で起動していて、VLAN #1 からのア
クセスのみ許可しています。
受信ポート番号の変更は、telnet-server コマンドで行います。
TELNET サーバーへのアクセスは、VLAN 単位で制御でき、telnet-server interface コマンドで設定できます。
また、TELNET クライアントが接続する仮想的な通信ポートのことを"仮想端末(VTY: Virual TYpewriter)ポート"とい
います。TELNET クライアントの最大同時接続数は、SWR2310 VTY ポート数に依存します。SWR2310 VTY
ポートについては、以下のとおりです。
VTY ポートの初期設定は、8 個の VTY ポート(ID:07)が使用可能となっています。
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