User Manual
ポート種別をアクセスポートに変更した場合は、本コマンドの設定が初期設定に戻る。
all または except を指定して設定した場合は、その後に変更した vlan コマンドの内容が常に反映される。
all または except を指定して設定した場合は、以下の設定を行うと、残りの所属している VLAN ID を add で指定し
た設定に変更される。
•
remove を指定して所属している VLAN ID を削除した場合
•
switchport trunk native vlan コマンドで所属している VLAN ID を指定した場合
except を指定して設定を行った後、add を指定して除外していた VLAN ID に所属させた場合は、
所属している VLAN
ID を add で指定した設定に変更される。
remove を指定した後に所属していない VLAN ID を指定するとエラーになる。
本コマンドと switchport trunk native vlan コマンドの設定は、後着優先となる。
•
本コマンドで所属させた VLAN ID を指定して switchport trunk native vlan コマンドを設定した場合、指定した
VLAN ID から脱退させられる。
•
switchport trunk native vlan コマンドで設定されている VLAN ID を指定して所属させた場合、
switchport trunk
native vlan none が設定される。
switchport trunk allowed vlan add コマンドで、vlan-ids に"-"や","を組み合わせて指定した場合、古いバージョン(Rev.
2.00.08 以前)に戻すとコマンド設定に失敗する。結果として、正常に通信できなくなる可能性がある。(設定例:
switchport trunk allowed vlan add 101,103-105)
[設定例]
LAN ポート #1 をトランクポートに設定して VLAN #2 に所属させる。
SWR2311P(config)#interface port1.1
SWR2311P(config-if)#switchport mode trunk
SWR2311P(config-if)#switchport trunk allowed vlan add 2
6.2.9 トランクポート(タグ付きポート)のネイティブ VLAN の設定
[書式]
switchport trunk native vlan vlan-id
switchport trunk native vlan none
no switchport trunk native vlan
[キーワード]
none :
ネイティブ VLAN を無効にする
[パラメーター]
vlan-id : <1-4094>
vlan コマンドで設定されている VLAN ID
[初期設定]
switchport trunk native vlan 1
[入力モード]
インターフェースモード
[説明]
対象インターフェースのネイティブ VLAN を設定する。
none を指定した場合は、
ネイティブ VLAN が無効になる。これにより対象インターフェースでは、
受信したタグな
しフレームを破棄する。
no 形式で実行した場合は初期設定に戻る。
[ノート]
本コマンドは switchport mode trunk コマンドが設定されている LAN/SFP ポートおよび論理インターフェースにの
み設定可能。
論理インターフェースを対象として本コマンドを設定した場合は、そのインターフェースに所属する全ての LAN/
SFP ポートの設定が変更される。
ポート種別をアクセスポートに変更した場合は、本コマンドの設定が初期設定に戻る。
本コマンドと switchport trunk allowed vlan コマンドの設定は、後着優先となる。
182 | コマンドリファレンス | Layer 2 機能