User Manual

2.4.2 個別コンフィグレーションモード
個別コンフィグレーションモードとは、LAN/SFP ポートや VLAN インターフェース、QoS など、特定の項目に対す
る詳細な設定を行うためのモードの総称です。個別コンフィグレーションモードに入るには、グローバルコンフィ
グレーションモードで各モードに移動するためのコマンドを実行します。
SWR2311P の個別コンフィグレーションモードには次のものがあります。個別コンフィグレーションモードの中に
は階層化されているものもあります。例えば、ポリシーマップモード ポリシーマップ・クラスモードです。
個別コンフィグレーションモード 遷移コマンド プロンプト
インターフェースモード
interface コマンド
SWR2311P(config-if)#
ラインモード
line con コマンド
line vty コマンド
SWR2311P(config-line)#
VLAN モード vlan database コマンド
SWR2311P(config-vlan)#
VLAN アクセスマップモード vlan access-map コマンド
SWR2311P(config-vlan-access-map)#
MST モード
spanning-tree mst configuration コマ
ンド
SWR2311P(config-mst)#
クラスマップモード
class-map コマンド
SWR2311P(config-cmap)#
ポリシーマップモード
policy-map コマンド
SWR2311P(config-pmap)#
ポリシーマップ・クラスモード
class コマンド
SWR2311P(config-pmap-c)#
L2MS モード l2ms configuration コマンド
SWR2311P(config-l2ms)#
LLDP エージェントモード lldp-agent コマンド
SWR2311P(lldp-agent)#
メールテンプレートモード
mail template コマンド
SWR2311P(config-mail)#
RADIUS コンフィグレーションモー
radius-server local-profile コマンド
SWR2311P(config-radius)#
2.4.3 コマンドプロンプトのプレフィックス
コマンドプロンプトのプレフィックスは、ホスト名を表示しています。初期状態ではホスト名として、モデル名で
ある「SWR2311P」を表示しています。本表示は、hostname コマンドでホスト名を設定することで変更できます。
SWR2311P を複数使用している場合など、各スイッチに別々の名前を設定しておくことで、管理がしやすくなりま
す。
ホスト名の変更
SWR2311P(config)# hostname Switch-012
Switch-012(config)#
2.4.4 異なる入力モードのコマンド実行
SWR2311P では、モードごとに利用可能なコマンドが異なるため、実行可能なモードまで遷移してコマンドを実行
しなければなりません。それを解消するコマンドとして、do コマンドを提供します。
do コマンドを使用すると、すべてのコンフィグレーションモードから特権 EXEC モードのコマンドを実行すること
ができます。これにより、すべてのコンフィグレーションモードから特権 EXEC モードに移動することなく、設定
中のコンフィグレーションを参照をしたり、設定の保存が可能となります。
ただし、do では補完機能は利用できないため、その後に続くコマンドをフルスペルまたは省略系で入力する必要が
あります。
フルスペルで入力する場合
SWR2311P(config)#do show running-config
省略形で入力する場合
SWR2311P(config)#do sh ru
2.5 コンソール使用時のキーボード操作
22 | コマンドリファレンス | コマンドの使い方