User Manual

[入力モード]
ポリシーマップ・クラスモード
[説明]
分類したトラフィッククラスの IP ヘッダの TOS 優先度(precedence)フィールド値を、指定した TOS 値に変更する。
また、トラストモードに対応した送信キュー ID テーブルに基づき、送信キューの再割り当てを行う。
no 形式で実行した場合、トラフィッククラスに対する TOS 優先度のプレマーキング処理を削除する。
[ノート]
本コマンドを実行するには、QoS を有効にしておくこと。
プレマーキングは、送信キュー指定機能と併用することはできない。
[設定例]
LAN ポート #1 の受信フレームに対して以下の設定をする
10.1.0.0 のネットワークからのトラフィックを許可
分類したトラフィッククラスを TOS 優先度"5"に変更する
[トラフィッククラスの定義]
SWR2311P(config)#access-list 1 permit any 10.1.0.0 0.0.255.255 any
SWR2311P(config)#class-map class1
SWR2311P(config-cmap)#match access-list 1
SWR2311P(config-cmap)#exit
[ポリシーの設定]
SWR2311P(config)#policy-map policy1
SWR2311P(config-pmap)#class class1
SWR2311P(config-pmap-c)#set ip-precedence 5
SWR2311P(config-pmap-c)#exit
SWR2311P(config-pmap)#exit
SWR2311P(config)#interface port1.1
SWR2311P(config-if)#service-policy input policy1
9.2.25 プレマーキングの設定(DSCP)
[書式]
set ip-dscp value
no set dscp
[パラメーター]
value : <0 - 63>
プレマーキングで設定する DSCP
[入力モード]
ポリシーマップ・クラスモード
[説明]
分類したトラフィッククラスの DSCP 値を、指定した DSCP 値に変更する。また、トラストモードに対応した送信
キュー ID テーブルに基づき、送信キューの再割り当てを行う。
no 形式で実行した場合、トラフィッククラスに対する DSCP 値のプレマーキング処理を削除する。
[ノート]
本コマンドを実行するには、QoS を有効にしておくこと。
プレマーキングは、送信キュー指定機能と併用することはできない。
RFC で推奨されていない DSCP 値へのプレマーキング/リマーキングは、
合計 4 種類までを使用できる。
RFC で推奨
される DSCP 値は、下表のとおり。
PHB
DSCP
RFC
default 0 2474
Class Selector 0, 8, 16, 24, 32, 40, 48, 56 2474
Assured Forwarding 10, 12, 14, 18, 20, 22, 26, 28, 30, 34, 36,
38
2597
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