User Manual

電源のオンとオフ
電源をオンにする
TUNER ボタンまたはMETRONOME ボタンを押すと、電源がオンにな
ります。使用する機能のボタンを押してください。
TUNER ボタンを押すと、チューナーのメーターモードが起動します。
ディスプレイには
が表示されます。
METRONOME ボタンを押すと、メトロノームが起動します。ディスプ
レイには
が表示されます。
本機は、チューナーとメトロノームを同時に動作させることができます。
TUNER ボタンとMETRONOME ボタンは、ポケットやバッグなど
に収納したとき、意図せずに電源が入らないように他のボタンよ
り背を低く設計してあります。オンまたはオフにする場合は、ボタ
ンを少し押し込むように操作してください。
チューナーをオフにする
チューナーが動作しているときにTUNER ボタンを押すと、チューナー
がオフになります。また、音が20分間入力されなかったときにも、自動
的にオフになります。
メトロノームをオフにする
メトロノームが動作しているときにMETRONOME ボタンを押すと、
トロノームがオフになります。また、20分間停止状態が続いたときにも、
自動的にオフになります。
楽器、コンタクトマイクなどを接続するとき
エレキギターのようにピックアップ付きの楽器をチューニングすると
きは、楽器に市販のケーブルを接続し、ケーブルのもう一方のプラグを
本機のINPUT端子に接続します。
接続時はモノラルプラグを使用してください。INPUT端子はモノ
ラル専用ですので、ステレオプラグは使用できません。
チューナー用マイクロフォンを使用して楽器をチューニングするときは、
本機のINPUT端子に チューナー用マイクロフォンのプラグを接続します。
INPUT端子に何も接続されていないと、内蔵マイクによるチューニ
ングになります。
ヘッドホンを接続するとき
市販のミニプラグ(φ3.5mm ステレオ)のヘッドホンを、 PHONES
子に接続します。このときスピーカーからは音が出ません。
ヘッドホンの音量は、ボリュームで調整します。
チューナーの操作
メーターを見てチューニングする
(メーターモード)
1.
必要に応じて、楽器や チューナー用マイクロフォンなどをINPUT端
子に接続します。
INPUT端子に何も接続されていないと内蔵マイクによる
チューニングになります。
2.
TUNER ボタンを押します。
に“
が表示され、その下には基準ピッ
(キャリブレーション)が表示されます。
3.
基準ピッチを変更するときは、CALIBNOTE ボタンを押します。
基準ピッチが1Hz単位で上下します。このボタンを長く押すと、基準
ピッチが連続的に上下します。この設定は、電源をオフにしても記憶
されます。
4.
楽器を単音で鳴らします。
入力した音に最も近い音名が、ディスプレイの中央に表示されます。合
わせたい音名が表示されるように、楽器を大まかにチューニングします。
内蔵マイク使用時は内蔵マイクに楽器をできるだけ近づけ、
チューニング中に余計な音が入らないようにしてください。
5.
楽器を単音で鳴らしながら、メーターが中央の を指し、チュー
ニングガイドの中央の緑のランプが点灯するようにチューニング
します。
チューニングガイドは、楽器の音が低いときは左の赤いランプが、
が高いときは右の赤いランプが点灯します。
純正の長3度上、短3度上にチューニングする方法
A(0 cent)の音に対し、純正の長3度上の音にチューニングするとき
は、音名表示をC♯にし、メーターを左側の
に合わせます。
A(0 cent)の音に対し、純正の短3度上の音にチューニングするとき
は、音名表示をCにし、メーターを右側の
に合わせます。
音を聴いてチューニングする
(サウンドアウトモード)
1.
TUNER ボタンを押します。
メーターモードに入ります。
2.
SOUND/SOUND BACKボタンを押して、サウンドアウトモー
ドに入ります。
PHONES端子またはスピーカーから基準音が出力されます。音量は
ボリュームで調整します。
3.
CALIBNOTE ボタンを押して、合わせたい音名を選びます。
出力される基準音が以下のように変わります。
C( C 3
C♯
D
E♭
E
F
F♯
G
G♯
A
B♭
B
C(C4) ... C(C6)
C(C3)...
この設定は電源をオフにしても記憶されます。
4.
基準音に合わせて、楽器をチューニングします。
INPUT端子または PHONES端子いずれか または両方)に接続して
いる場合は、メーターモードが同時に起動しているので、メーターを
見ながらのチューニングも可能です。
5.
もう一度SOUND/SOUND BACKボタンを押すと基準音が止ま
り、メーターモードに戻ります。
音とメーターを使って、チューニングする
(サウンドバックモード)
サウンドバックモードは、入力した楽器の音を感知して、最も近い基準
音を出力します。自分が出した音のピッチのズレを確認するときなど
に使用します。
INPUT端子または PHONES端子いずれかまたは両方)に接続がある
場合に使用できる機能です。
1.
TUNER ボタンを押します。
メーターモードに入ります。
2.
SOUND/SOUND BACKボタンを長く押して、サウンドバック
モードに入ります。
に“
が表示されます。音量はボリュー
ムで調整します。
PHONES端子にヘッドホンが接続されている場合は、内蔵マイクも
しくはINPUT端子からの入力音を受け、ヘッドホンから基準音を出力
します。
PHONES端子に接続されていない場合は、INPUT端子からの入力音
を受け、スピーカーから基準音を出力します。
PHONES端子、INPUT端子共に接続されていない場合は、サウ
ンドバックモードは機能しません。
3.
基準音とメーターを使って、楽器をチューニングします。
4.
もう一度SOUND/SOUND BACKボタンを押すと、メーターモー
ドに戻ります。
トロノームの操
テンポ、拍子を設定する
1.
METRONOME ボタンを押します。
に“
が表示されます。
2.
TEMPO
ボタンを押して、テンポを設定します。
TEMPO
ボタンを2つ同時に約1秒間押し続けると、ペンデュラ
(機械式メトロノームの振り子)ステップとフルステップが交互
に替わります。ペンデュラステップのときはディスプレイに
が表示されます。
ペンデュラムステップまたはフルステップを選んだ後に
TEMPO
ボタンを押すとテンポを設定することができます。
この設定は、電源をオフにしても記憶されます。
ペンデュラムステップのとき
TEMPO
ボタンを押すと、テンポの値は1ステップずつ増減しま
す。このボタンを長く押すと連続的に値が増減します。
30
32
34 ... 88
92
96 ... 232
240
252
30 ...
フルステップのとき
TEMPO
ボタンを押すと、テンポの値は30 252まで1ずつ増
減します。このボタンを長く押すと連続的に値が増減します。
3.
START/STOPボタンを押し、メトロノームをスタートさせます。
テンポに合わせてメトロノームの振り子が左右に動き、その動きに合
わせてTAP INボタンが点滅します。
4.
拍子を変更するときは、BEAT
ボタンを押して選択します。
拍子は以下のように変わります。
0
1 ... 9 9拍子)
( 4連中抜き)
( 4連符)
3連中抜き)
3
( 2連符)
0 ...
5.
テンポに合わせて演奏します。
6.
メトロノームを停止するときは、START/STOPボタンを押します。
タップテンポを入力する
入力したタップテンポがBPM(拍/分)で表示されます。
1.
METRONOME ボタンを押します。
に“
が表示されます。
2.
TAP INボタンを一定の間隔で数回押します。
本機では、ボタンが押された間隔をBPMで検知し、テンポとして設定
し、ディスプレイのテンポ表示に、その数値が表示されます。
テンポを検知している間は、ディスプレイに
が表示されます。
プ・テ BPMが30満の 、デ
“Lo”と表示され、テンポは30”に設定されます。
プ・テ BPMが252を超えるとき 、デ
“Hi”と表示され、 テンポは“252に設定されます。
3.
START/STOPボタンを押し、メトロノームをスタートさせます。
テンポに合わせてメトロノームの振り子が左右に動き、その動きに合
わせて、TAP INボタンが点滅します。
タップテンポ入力は、メトロノーム動作中も可能です。
4.
テンポに合わせて演奏します。
5.
メトロノームを停止するときは、START/STOPボタンを押します。
チューナーとメトロノームの同時操作
本機ではチューナーとメトロノームを同時に使用することができま
す。
チューナー、メトロノームの詳しい操作方法は、「チューナーの操作」
「メトロノームの操作」をそれぞれ参照してください。
チューナーとメトロノームを同時に使う方法
例えば、メトロノームの音に合わせ、リズムトレーニングをしていると
きに、楽器のチューニングがずれていると感じたときは、メトロノーム
はそのまま動かしながら、チューニングすることができます。
以下のように本機を操作します。
1.
METRONOME ボタンを押します。
2.
START/STOPボタンを押して、メトロノームをスタートさせます。
必要に応じてテンポ、拍子などを設定します。
テンポの設定TEMPO
ボタン、またはTAP INボタン
拍子の設定BEAT
ボタン
チューナーとメトロノームを同時に使用する場合、メトロノー
ムの拍子に3連符、3連中抜き4連符、4連中抜きを設定できま
せん。
3.
TUNER ボタンを押してメーターモードに入ります。
ディスプレイのメーターが2段になり上段にチューニングメー
ターが、下段にトロノームの振り子が表示されます。メトロノーム
のテンポは、TAP INボタンの点滅でも示します。
サウンドアウモードでチューニングするときはSOUND/
SOUND BACKボタンを押します。
ウンドバックードューングるとSOUND/
SOUND BACKボタンを長く押します
メーターモードのチューニング
楽器を単音で鳴らすと、ディスプレイには入力した音に最も近い音名
が表示されます。チューニングメーター、チューニングガイドを見
ながら楽器をチューニングします。
サウンドアウトモードのチューニング
基準音を聞きながら楽器をチューニングします。
サウンドバックモードのチューニング
基準音とチューニングメーター、チューニングガイドを使って、
器をチューニングします。
4.
チューニングを終えたら、TUNER ボタンとMETRONOME ボタン
をそれぞれ押してチューナーとメトロノームをオフにします。
必要に応じてバックライトボタン を押して、バックライトを設定
します。バックライトボタンを押すたびに、ソフト→オート→オフ→
ソフト... と切り替わります。バックライト点灯時はディスプレイにバッ
クライトマーク
が表示されます。
ソフト 電池の消耗を抑えるため、常に低輝度の点灯になります。
オート 音を入力した場合とボタン操作時に、明るく点灯します。約
10秒間、音の入力やボタン操作が無いときは、自動的に低輝度
の点灯になります。
フ: 点灯しません。
チューナー部
音律 12平均律
測定範囲* C1(32.70Hz) C8(4186.01Hz)サイン波時
基準発振音 C3(130.81Hz) C6(1046.50Hz)3オクターブ
チューニングモード
メーターモード、サウンドアウトモード、サウンドバッ
ク・モ
キャリブレーション範囲 A4=410Hz ~ 480Hz(1Hz単位)
測定精度 ±1セント以内
サウンド精度±1セント以内
メトロノーム部
テンポ範囲
𝅘𝅥
=30 ~ 252回/分
テンポ設定方法
ペンデュラムステップ、フルステップ、タップテンポ
拍子範囲 0 9拍子、2連符、3連符、3連符中抜き、4連符、4連符
抜き
テンポ精度 ±0.3%
主要規格
接続端子 INPUT端子(6.3mmモノラルフォーンジャック、不平
)、 PHONES端子(3.5mmステレオミニフォーン
ジャック)
スピーカー ダイナミックスピーカー(φ23mm)
電源 単4形乾電池2本(3V)
電池寿命 チューナー ...
約130/55/36時(バイトフ/ソフト/オト、
A4連続入力、マンガン乾電池使用時)
メトロノーム...
約130/55/36時(バイトフ/ソフト/オト、
テンポ120、4拍子、音量最大、マンガン乾電池使用時)
外形寸法(W×D×H) 111 x 74 x 18mm
量: 103 g(電池含む)
品: 取扱説明書、動作確認用単4形乾電池(2本)
チューナー部のキャリブレーション、基準発振音、メトロノーム部のテ
ンポ、拍子、ペンデュラム/フルステップ、バックライトの設定は、電源
をオフにしても記憶されています。ただし、電池を交換した場合は以下
の初期値に戻ります。
初期値:
キャリブレーション=440Hz、準発振音=A4、ンポ=120、拍子=4
拍子、テンポ設定=ペンデュラムステップ、バックライト設定=オフ
測定範囲内の音であっても、倍音を多く含む音色や、減衰の速い楽器
音は、測定できない場合があります。
仕様および外観は、改良のため予告無く変更する場合があります。