User Manual

MCP1リモートコントロールプロトコル仕様書 V1.0.0
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4. コマンドシーケンス
4.1. 通信開始シーケンス
コントローラーと操作対象機器は起動タイミングが異なる。
リモートコントロールは「コントローラーから操作対象機器を操作する」行為なので、操作対象機器側の準備が完了するまでコントローラーは待つ
必要がある。
そこで、コントローラー側では、下記シーケンスで待つことが求められる。
Ethernetのように論理的なセッション構築が必要な場合は、セッション構築自体を試行する。
セッション構築後、devstatusコマンド 1秒以上の間隔で試行する。
OK devstatus runmode が返ったら内容を確認する。
「通常運用モード」となったことが分かれば、起動したとみなしてコントロール操作を開始する。
まだ通常運用モードでなければ、試行を続ける。
注意) リモートコントロール開始時は、“devstatus runmode を必ずデバイスに送信すること。
デバイスから「OK devstatus runmode normal”」の応答があったとき、デバイスはその他のコマンドの送受信が可能となる。
........
リモートコントローラー
時系列
操作対象機器
何らかの方法により
相手との通信経路が
すでに接続済みの状態
通信経路が接続済みならば、結
果通知が返るまで1秒以上の間
隔でdevstatus runmode を試行
し続ける。
結果通知に含まれる動作モードを
見ることで、リモート・コントロール
の通信ができるようになったかを知
ることができる。
また、変更通知として機器側から
能動的に通知してくる場合もある
ので、結果通知と変更通知の両方
を監視する。
接続認知
devstatus runmode
1秒以上の間隔
1秒以上の間隔
devstatus runmode
devstatus runmode
devstatus runmode
OK devstatus runmode normal
このようなシーケンスとする理由は下記の通り。
コントローラーの方が先に起動していた場合の例
devstatus runmode
devstatus runmode
devstatus runmode
リモートコントローラー
接続済み
OK devstatus runmode normal
通常起動済み
接続不明
起動待ち
接続認知
操作対象機器
デバイス起動中
デバイス通常動作