User Manual

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チューニングの方法
3
この一番高い音に合わせるように、他のボルト
を少しずつ1/8 回転から 1/16 回転)締めて
いきます。ただし、ボルトをひとつ締めると、そ
の隣や向かいのボルト付近の音程も上がりますの
、一番音の低い場所のボルトを少し締めたら、
各ボルト付近の音程を再び確認し、一番音の低い
場所のボルトを少し締める というように
繰り返します。締めすぎたボルトは、手順
1
の要
領でゆるめます。
4
設定したい音程にチューニングされるまで、手順
2
3
の要領でボルトを締めていきます。その際、
ヘッドをなじませるためにヘッドの中心部分を手
のひらで数回軽く押します。
5
ヘッドの中心部分を押した後も音程が変わらない
ことを確認したら、完了です。
* チューニング時、ヘッドとフープがケトルの中心に位置
するよう注意してください。
* 新しいヘッドはある期間使い込むまでは、徐々に伸びる
傾向があります。伸びた分だけ音程は下がりますので
ときどき音程の確認をしてください。
ケトルのふち(エッジ)から
ヘッドの中心までの距離(A)
1/3 から 1/4 の場所(B)
標準的な打点です。
ヘッドは工場出荷時にある程度にチューニング(ある
音程を出すように張ること)されていますが、ご使用
の際には以下に示す方法でご希望の音程にチューニン
グしてください。
ヤマハティンパニの適正な音域
設定したい音程より低い場合
→ 次の手順
2
に進んでください。
設定したい音程より高い場合
チューニングボルトを下図の順番に同じ量
ずつゆるめます。まず、ゆるめたい量の倍
ゆるめてから、半分戻す(締める)ように
します。設定したい音程よりも半音程度低
くなるまでゆるめたら、次の手順
2
に進み
ます。
打点
29" (74cm) 26" (66cm) 23" (58cm)
1
ヘッドをたたいて音程を確認してください。下図
はティンパニの打点(たたく位置)の標準例です。
6 本の場合8 本の場合
2
各チューニングボルトの近くのケトルのふち
( エッジ ) から 5 cm以内の内側をマレットで軽
くたたき、どの場所が一番高く響くか調べます。
【正しい位置】 【中心から外れている】
ケトルのふち
( エッジ )
ケトルのふち
( エッジ )
フープ
フープ