User Manual

8
1
チューニングはティンパニの最低音に対して行な
います。
足でペダルのかかと部分を下いっぱいまで踏み下
げておきます。
ティンパニのサイズによって、それぞれ適正な最
低音(と音域)があります。下図のように、たと
えば 26 インチのティンパニでは最低音を A
チューニングしたときに、最も無理のない状態で
ヤマハティンパニをお使いいただけます。
ティンパニの音程の合わせかた
●
設定したい音程より低い場合
→ 次の手順
3
に進んでください。
●
設定したい音程より高い場合
7 ページの手順
5
の図の順番に、チューニ
ングボルトを同じ量ずつゆるめます。
チューニングボルトをゆるめる場合は、ま
、ゆるめたい量の倍ゆるめてから、半分
戻す(締める)ようにします。設定したい音
程よりも半音内低くなるまでゆるめたら
次の手順
3
に進みます。
3
各チューニングボルトの近くのケトルエッジから
5 cm以内の内側をマレットで軽くたたき、どの
場所が一番高く響くか調べます。
●
この一番高い音が、設定したい音よりも高い
合(※2)
その場所のチューニングボルトだけをわず
かにゆるめます。ゆるめる量は 1/8 回転か
1/16 回転位です。また、チューニング
ボルトをゆるめる場合は、まず、ゆるめた
い量の倍ゆるめてから、半分戻す(締める)
ようにします。ゆるめたら、先程のように
軽くたたいて調べます。
●
この一番高い音が設定したい音よりも低い場合
→ 次の手順
4
に進んでください。
4
一番高い音に合わせるように、他のボルトを少し
ずつ(1/8 回転から 1/16 回転位)締めていきま
す。ただし、ボルトをひとつ締めると、その隣や
向かいのボルト付近の音程も上がりますので、一
番音の低い場所のボルトを少し締めたら、各ボル
ト付近の音程を再び確認し、一番音の低い場所の
ボルトを少し締める というように繰り返
します。基準とした一番高い音のボルトには触れ
ないようにします。
ケトルのふち(エッジ)から
ヘッドの中心までの距離(A)
1/3 から 1/4 の場所(B)
が標準的な打点です。
未使用(入荷されたまま)のペダルティンパニをお使いになる場合は、必ず最初に 6 7 ページの『ペ
ダルティンパニをお使いになる前に』の手順に従って調整を行なってください。
ヘッドのチューニング *
(* ある音程を出すためにヘッドを張ること)
ヤマハティンパニの標準的な音域
以下の手順
2
から
7
までについては、特に記述がな
い限り、ペダルのかかと部分を踏み下げたまま行なっ
てください。
2
ヘッドをたたいて音程を確認してください。下図
はティンパニの打点(たたく位置)の標準例です。
打点
ペダル
32" (81cm) 29" (74cm) 26" (66cm) 23" (58cm)