User Manual

9
ティンパニの音程の合わせかた
5
締めすぎたボルトは、手順
3
( ※2) の要領でゆる
めます。すべてのボルト付近の音程がある程度同
じになったら、ペダルを 2 3 回往復させます。
6
すべてのボルト付近の音程が完全に同じになるま
で、手順
3
から
5
を繰り返します。
7
手順
2
の要領でヘッドをたたいて、音程を確認します。
●
設定したい音程より低い場合
すべてのボルトを同じ量ずつ1/16 回転
以下)締めて、音程を合わせます。
●
設定したい音程より高い場合
すべてのボルトを手順
3
の※ 2 の要領で
同じ量ずつ(1/16 回転以下)ゆるめて、音
程を合わせます。
8
手順
5
の要領でペダルを往復した後も音程が変わ
らないことを確認したら、完了です。
(音程が変わったら、手順
7
に戻ります。
これで最低音を、希望する音程に合わせることが
できました。全体の音程を上げるには、ペダルの
つま先部分を踏み下げます。
9
引き続き次の『ペダルの調整』を行なってから
『チューニングインジケーターの調整』(10
ジ)を行ないます。
ペダルの調整
ペダルを往復させてから、以下のようにしてスプリ
ング調整ボルトを回してください。
●
ペダルのかかと部分を踏み下げて足を離すと、ペ
ダルのつま先側がはね上がる場合、またはペダル
のつま先部分を踏み下げるのにくらべて、かかと
部分を踏み下げる方が重く感じる場合
→ スプリング調整ボルトを左(逆時計方向)に回
してください。
●
ペダルのつま先部分を踏み下げて足を離すと、ペ
ダルのつま先側がはね上がる場合、またはペダル
のかかと部分を踏み下げるのにくらべて、つま先
部分を踏み下げる方が重く感じる場合
→ スプリング調整ボルトを右(時計方向)に回し
てください。
スプリング調整ボルトは、付属のチューニングキー
で回します。一度に何回も回さずに、2 回転ごとに
ペダルを往復させて、様子をみながら調整してくだ
さい。
●ペダルバランススプリング機構
ヤマハ・ペダルティンパニは、音程を変えるメカニズ
ムに、独自のペダルバランススプリング機構−ヘッド
の張力とバランスによって、任意の音程を得る方法−
を採用しています。
ペダルを動かすとヘッドの音程は変化します。また、
どの位置でペダルから足を離しても、その時定まった
音程は変化しません。
スプリング調整ボルト
ペダルの下やベース部分のすきま、可動部分に
は、絶対に手や足を入れないでください。ペダ
ルにはさまれて大けがをすることがあります。
警告
スプリング調整ボルトは、一度に 3 回転以上ゆ
るめないでください。ペダルのつま先側がいっ
きに下がることがあります。
注意