User Manual

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スプリング調整ボルト
ペダルの調整
■ペダルトルクの調整 (PAC)
(TP-8300R/7300R シリーズのみ )
本楽器のペダル機構には、ペダルのバランスを維持
したままでペダルトルク ( ペダルの重さ ) を調整す
ることができる PAC(PedalAdjustmentClutch)
が採用されています。PAC はヤマハ独自のメカニズ
ムです。
PAC の調整】
1
PAC 調整ノブの下にあるロックナットを左
時計方向)に回してロックを解除します。
2
ペダルの動きを重くする場合は、PAC 調整ノブ
を右時計方向)へ回します。
ペダルの動きを重くした後で元に戻すには
PAC 調整ノブを左逆時計方向)へ回します。
調整は必ず片手で行なってください。両手で
回したり、工具等ではさんで回すことはおや
めくださいPAC が破損します)
3
調整ができたら、ロックナットを右時計方向)
に回してロックしてください。
PAC 取り扱い上の注意
PAC を最も強くした場合でも、ペダルはロッ
クされたわけではありませんヘッドを外し
た際にペダルのかかと部分がはね上がるのを防
ぐため」等の目的では使用しないでください。
PAC 調整ノブには、右方向に回転する限界点
があります。回していて回転がしにくくなった
ら、無理に回さないでください。機構が破損す
るおそれがあります。
チューニングキー
PAC 調整ノブ
ペダルの動き
重く
ロックナット
重くしたものを戻す
ロック解除
ロック
ペダルバランスの調整」および ペダルトルクの調整」の前に、ティンパニが正しくチューニングさ
れていることを確認してください。
ペダルの下やベース部分のすき間、キャスターの
すき間などの可動部分には、絶対に手や足を入れ
ないでください。はさまれて大けがをするおそれ
があります。
危険
スプリング調整ボルトは、一度に 3 回転以上ゆ
るめないでください。ペダルのつま先側がいっ
きに下がることがあります。
注意
■ペダルバランスの調整
ペダルを往復させてから、以下のようにしてスプリ
ング調整ボルトを回してください。
ペダルのかかと部分を踏み下げて足を離すとペダ
ルのつま先側がはね上がる場合、またはペダルの
つま先部分を踏み下げるのにくらべてかかと部分
を踏み下げる方が重く感じる場合
→ スプリング調整ボルトを左逆時計方向)に回
してください。
ペダルのつま先部分を踏み下げて足を離すとペダ
ルのつま先側がはね上がる場合、またはペダルの
かかと部分を踏み下げるのにくらべてつま先部分
を踏み下げる方が重く感じる場合
→ スプリング調整ボルトを右時計方向)に回し
てください。
スプリング調整ボルトは、付属のチューニングキー
で回します。一度に何回も回さずに、2 回転ごと
にペダルを往復させて、様子をみながら調整して
ください。
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