User Manual

12
ヘッドの交換
ペダル
1
スプリングの力でペダルが急に下がるのを防ぐた
め、ペダルのかかと部分を踏み下げた状態で、ペ
ダルとベースの間に木片などを挟みます。
2
チューニングボルトを交互にゆるめ、外します。
その際、フープのペダル側にセロテープ等で印を
付けることをおすすめします。フープを再び取り
付ける際に、同じ位置に取付けることができます。
チューニングボルトのネジ部にはグリスが塗
られていますので、手を触れないようにして
ください。
3
フープとヘッドを一緒に取り外します。
フープをケトルのエッジなどに当てないよう
に注意してください。
フープ
セロテープ
4
ケトルのエッジにはエッジテープが貼られていま
す。ティンパニの動作においては、エッジが滑ら
かであることが大変重要です。エッジテープを傷
付けないよう、ほこりやゴミを除去してください。
エッジテープをはがしてしまったり、テープ
の傷みが激しい場合は、別売のティンパニ用
エッジテープに貼り換えてください。
5
新しいヘッドとフープをケトルに乗せます。
ヤマハティンパニ用ヘッドをご使用になる場合
は、ヘッドの YAMAHA マークがペダルと反対
側に来るように向きを合わせます。
フープは、手順
2
で付けた印をめやすに、外す
前と同じ向きにします。ヘッドが軽く張るまで
チューニングボルトを指などで交互に締めます。
この際、ヘッドとフープがケトルの中心に位置す
るように注意してください。
次に、チューニングキーを使ってチューニングボ
ルトを 1/4 回転ずつ締めます。これを最低 4
繰り返します。
6
6 7 ページの ペダルティンパニをお使いに
なる前に』 の手順
2
以降に従ってチューニングを
行ない、さらに正確に音程を合わせたい場合は、
8 9 ページのティンパニの音程の合わせかた』
に従ってください。
木片など
チューニングボルトをゆるめる ( ヘッドをゆるめ
) 際、絶対にペダルに手を触れないでください。
また、ペダルの下やベース部のすきま、可動部分
にも絶対に手や足を入れないでください。スプリ
ングの力でペダルが急に動き、大変危険です。
危険
ヘッド交換のめやす
ヘッドを軽く張った状態で、ヘッド面が波打って
いたり、凹凸が見られたら、交換の時期です。使
用状況にもよりますが、ヘッドの寿命は、長くて
1 2 年です。音色が損なわれないうちに、
早めに取り換えましょう。
2 年以上張ったままのヘッドを使用すると、
適正な音域にチューニングできない。
ペダルのバランス調整ができなくなる。
本体の機構自体に損傷を与えてしまう。
などの原因となります。できれば毎年交換するこ
とをおすすめします。
01_timpani_2015_J.indd 12 2015/11/20 9:11:50