User Manual

16
TA2取扱説明書
2 演奏する
本機は、アコースティックピアノとして演奏するだけでなく、シーンに合わせて、以下の3 つの
モードでの演奏をお楽しみいただけます。これらのモードでは、コントロールユニットに内蔵され
た音色を使って演奏したり、演奏を録音したりできます。
トランスアコースティックモード :トランスアコースティック技術により、ピアノの響板から電
子音を響かせて演奏します (17 ページ )。
レイヤーモード:アコースティックピアノの音だけでなく、電子音も鳴らして演奏します(18ペー
ジ)
サイレントピアノモード消音してヘッドフォンで電子音を聞きながら演奏します(19ページ)。
トランスアコースティック技術とは
アコースティックピアノでは、鍵盤を押すことによりハンマーが弦をたたき、その振動が響板に伝わって音が鳴ります。一方、
トランスアコースティックピアノでは、トランスアコースティック技術により、トランスデューサー (加振器)が音源の信号を振動
に変えて響板に伝えます。響板が生み出す響きはまさにアコースティック。その豊かな響きはそのままに、音量を調節することも
できます。
アコースティックピアノとして演奏する
通常のアコースティックピアノとして演奏する場合は、本機の電源を入れる必要はありません。
アップライトピアノの場合
電源を切り、消音レバーを手前に引いて奥に戻すか、消音ペダルを踏みながら右側にスライド
させて元の位置に戻してから演奏します。
グランドピアノの場合
電源が入ったままでもアコースティックピアノとしての演奏に切り替えられます。[VOLUME]
つまみを押すと、[Aco.] ンプが点灯し、アコースティックピアノとして演奏できるようにな
ります。このとき、自動的に音色が「---」( オフ ) に設定されます。
もう一度 [VOLUME] つまみを押すとトランスアコースティックモードに切り替わります。
NOTE
「---」(オフ)以外の音色を選ぶと、[Aco.]ランプだけでなく[TA]ランプも点灯し、レイヤーモードになります(18ページ)。
<ソステヌートペダル搭載> <ソステヌートペダル非搭載>
点灯