User Manual

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TA2取扱説明書
バイノーラルオン / オフ
バイノーラル機能のオン / オフを設定します。オンの場合はバイノーラルサンプリングまたはステ
レオフォニックオプティマイザーにより、ヘッドフォン使用時でも臨場感のある音が楽しめます
(21 ページ )。
NOTE
ヘッドフォン接続時のみ効果がかかります。
VRMオン / オフ
VRM( 下記参照 ) のオン / オフを設定します。オンにすると、ピアノ音色 (PF1 PF5) にのみ VRM
の効果がかかります。
VRM の要素 ( ダンパーレゾナンス、ストリングスレゾナンス、アリコートレゾナンス、ボディレゾ
ナンス ) は個別に調節できます (F5.4 F5.7)。
NOTE
ヘッドフォンからの出力音にのみ効果がかかます。
設定範囲
On、OFF
初期設定
On
バイノーラルサンプリング、またはステレオフォニックオプティマイザーは、ヘッドフォンで
聞くのに最適になるように作られています。そのため、以下の場合はこの機能をオフにして使
用することをおすすめします。
機能オフをおすすめする例:
接続したヘッドフォンでその音をモニターしながら、外部オーディオ機器やミキサーと接続
して、本機の音を外部スピーカーで再生する場合
ヘッドフォンを使用しながらオーディオ録音 (26 ページ ) し、その曲をスピーカーで再生した
い場合 ( 録音した曲をあとでスピーカーから再生したい場合は、録音前から機能オフにしてお
きます。
NOTE
外部オーディオ機器を接続する前に、必ず「ほかのオーディオ機器と接続する」(51ページ)をお読みください。
設定範囲
On、OFF
初期設定
On
VRM(VirtualResonanceModeling/ バーチャル・レゾナンス・モデリング ) とは
アコースティックピアノでは、ダンパーペダルを踏んで演奏すると、弾いた鍵盤の音が伸びる
だけでなく、その鍵盤の弦の振動がほかの弦や響板へ伝わっていき、それぞれが影響しあって
豊かで華やかな共鳴音が広がります。本機に搭載された VRM は、そのような弦と響板の複雑な
相互作用を、仮想的な楽器( 物理モデル ) の上で忠実に再現することで、よりアコースティック
ピアノに近い響きを作り出します。鍵盤やペダルの状態に合わせて、瞬間瞬間の共鳴音を作り
出しているので、鍵盤を押さえるタイミングや、ペダルを踏むタイミングと深さを変えること
で、多彩な響きが得られます。