User Manual

Table Of Contents
TA3 TC3 SH3 SC3 取扱説明書
45
便利な機能を使う
(
ユーティリティー
)
4
■ 演奏の設定
ファンク
ション番号
機能 設定範囲 初期設定
f#1
ハーフペダル位置の
調整
ダンパーペダル(右のペダル)を踏んでいない状態と、完全に
踏み込んだ状態の中間の状態を「ハーフペダル」といい、グ
ランドピアノのダンパーが弦に触れるか触れないかの微妙な
状態を指します。ここではどの程度踏み込んだらハーフペダ
ルの効果がかかるかを設定します。数値が大きいほど深い踏
み込み位置で効果がかかります。
-2~0~+4 0
f#2
タッチ感度 鍵盤を弾く強さに対する強弱の付き方(タッチ感度)を設定し
ます。
(左記) 0 (ミディア
ム)
-2 (ソフト) 弱く弾いても大きな音が出ます。
-1 (ソフト/ミディ
アム)
ソフトとミディアムの中間のタッチ
感度です。
0 (ミディアム) 標準的なタッチ感度です。
1 (ミディアム/
ハード)
ミディアムとハードの中間のタッチ
感度です。
2 (ハード)
強く弾かないと大きな音が出ません。
OFF (固定) タッチによる強弱は付かず一定の音
量が出ます。このときの音量はF3.3
で設定できます。
f#3
タッチ固定時のベロ
シティー
タッチ感度をOFF (固定)に設定したときのベロシティー (音
量)を設定します。
1~127 64
f#4
音の高さ(ピッチ)の
調整
(マスターチューニン
グ)
鍵盤全体のピッチを0.2Hz 単位で微調整します。ほかの楽器
や携帯音楽プレーヤーの再生などに合わせて演奏するときに
便利です。
NOTE
設定値は100の位の表示は省略されます(440.2Hzの場合は、
「40.2」と表示されます)。
414.8~
466.8 (Hz)
440.0 (Hz)
f#5
音律(調律法) 一般的なピアノの調律法である「平均律」以外の音律によっ
て演奏される音楽があります。音律の設定を変えることで、
それらの音楽が誕生した当時の調律法で演奏できます。
(左記) 1 (平均律)
1 (平均律) 1オクターブを12の間隔で等分した
音律です。現在もっともポピュラー
なピアノの調律法です。
2 (純正律長調) 自然倍音を基準とするため、主要3
和音が美しく純粋に響くのが特徴で
す。現在でも合唱のハーモニーなど
に見られます。
3 (純正律短調)
4 (ピタゴラス音律) ギリシャ時代の哲学者ピタゴラスに
よって考えられた、5度音程だけの
組み合わせからできた音律です。3
度はうなりが生じますが、5度と4度
の音程が美しく、旋律の演奏に向い
ています。
5 (中全音律) ピタゴラス音律の3度の音程のうな
りをなくすために改良された音律で
す。16世紀後半から18世紀後半まで
にかけて広く普及し、ヘンデルも使
用しました。