User Manual
3.各部の名称とはたらき
Viscount UnicoCL8/CL7/CL6/CL4/CL2 取扱説明書 25
0 オーケストラ(ORCHESTRA)セクション(CL7のみ)
使用したいオーケストラボイス(チャイム、チェンバロ、ピアノなどオルガン以外の音色)を各ストップで選択します。
A MIDIセクション(CL8/CL7のみ)
手鍵盤および足鍵盤のMIDIノートメッセージを[MIDIOUT]端子から出力するか、または無効にするかを設定します。
B サブディスプレイ
• [CRESCENDO]:クレッシェンドペダル(
K
項)を踏み込んだ時の段階を示します(CL8/CL7/CL6のみ)。
• [M.BANK]:[MEM.BANK +]/[MEM.BANK −]ボタン(
E
項)を使用して選択したコンビネーションのメモ
リーバンク番号を表示します。
C ジェネラルボタン/ピストン
• [1]〜[8]:選択されたメモリーバンクに保存されているコンビネーションを呼び出します([PREV]/[NEXT]を
参照)。これらのコンビネーションは変更できます。
D
項の手順をご覧ください。
• [HR]:メモリーを呼び出す前にマニュアルモードで設定したボイスの設定を復元します。
• [PREV]/[NEXT]:ジェネラルコンビネーションのシーケンサーです。[PREV]ボタンで降順、[NEXT]ボタンで
昇順に表示されます。また、[S]ボタンを押したまま[PREV]ボタンまたは[NEXT]ボタンを押すと、メモリーバン
クを選択することができます。
D[S]ボタン
全体および専用コンビネーション、トゥッティ(特殊な音色以外をすべて呼び出すスイッチ)、クレッシェンドの段階
を保存するためのボタンです。
コンビネーションまたはトゥッティを設定するには、必要に応じてボイスを設定した後に、[S]ボタンを押しながら、
保存したいコンビネーションのボタンまたはピストンを押します。
クレッシェンドの段階を保存するには、同名の足鍵盤を使用して選択した後に、[S]ボタンを押しながら、全体メモ
リーの[HR]ボタンを押します。1つの段階の内容を別の段階にコピーするには、コピーしたい段階を選択し、[S]ボタ
ンを押しながら、内容をコピーしたい段階を選択し、全体メモリーの[HR]ボタンを押します。
E 本機全体のコントローラー
以下のコントローラーは、それぞれのセクションではなく、本機全体にはたらきます。
• [MEM.BANK+]/[MEM.BANK−]:メモリーバンクを選択します。選択したメモリーバンクの番号は、
[M.BANK]ディスプレイ(
B
項)に表示されます。
• [A.P]:手鍵盤(CL8:第Ⅱ、CL7/CL6/CL4/CL2:第 Ⅰ )で足鍵盤の音色を演奏できる、オートマチックペダル機
能をオンにします。この場合、オルガンの足鍵盤からは音が出なくなり、手鍵盤で最も低い音符を優先して発音し
ます(モノフォニーで発音します)。
• [ENC]:エンクローズド機能がオンのとき、エクスプレッションペダル(CL8:[MAN.Ⅲ]、CL7/CL6/CL4/CL2:
[MAN.Ⅱ])を使用して、全体の音量を調節します。
• [T]または[TUTTI]:トゥッティ(フルオルガンによる総奏)に切り替えます。特殊な音色以外を呼び出します。
トゥッティの設定は変更できます。
D
項の手順をご覧ください。
• [C]:キャンセルボタンです。すべてのストップ、トレモロ、カプラー、手鍵盤上のその他のボタンをオフにします。
F リバーシブルピストン(CL8のみ)
これらのピストンを作動すると、連携しているコントローラーがオフになります。ピストンを解除すると、コントロー
ラー機能が再びオンになります。
• [MIDIREVERS.]:MIDI コントローラーをオフにします。このピストンが作動していても MIDI コントローラーの
設定は可能です。
• [32'FLUTEREVERS.]:32'フルート管をオフにします。
• [32'REEDREVERS.]:32'リード管をオフにします。
メモ:
[S]ボタンのインジケーターが消灯しているときは、LOCKORGAN 機能(39 ページ)でオルガンのプログラミングがロックさ
れているため、コンビネーションの保存や内部のプログラミング機能の確認はできません。
メモ:
本機の電源を入れると、常にメモリーバンク1番が選択されます。