User Manual

Viscount UnicoCL8/CL7/CL6/CL4/CL2 取扱説明書29
6.本機のチューニング(TUNINGメニュー)
本機のさまざまな調律を変更できます。
TUNINGメニューにアクセスするには、メイン画面で「TUNING」を選択します。
以下の項目を設定できます。
メイン画面に戻るには、[EXIT]ボタンを押します。
TRANSPOSER 半音単位で移調します。設定範囲は「−6「+5」です。
EQUAL
EQUAL(平均律)以外に、さまざまな時代や地域の歴史的なテンペラメント(古典調律法 17
種類)の設定を変更します。
BASEKEY 古典調律を構成する12音の五度環が始まる音を設定します。
ENSEMBLE
オルガンのパイプとパイプの間の微妙なピッチのずれのレベルを設定します。年月とともに
進行する摩耗や温度変化によって自然に発生するチューニングの誤差をシミュレートした
ものです。設定範囲は「--」(パイプのチューニングが完全に合っている状態「8」(ピッチの
差異が最大の状態)です。
AIRPRESSURE
短時間で大量の空気が必要な場合(例トゥッティで大きな和声を演奏した場合)の空気圧の
低下をシミュレートします。空気圧の低下により、一時的にピッチがゆっくり下がります。
の現象は長く、太いパイプ(フルート、ブルドン、プリンシパル)のほうが顕著に現れます。
PITCH(A)
ピッチを微調整します。A4(8パイプ)の周波数で表示されます。工場出荷時は440.00Hz
に設定されています。
メモ
本機の電源を入れたとき、移調設定は常に「0」に戻ります。
移調設定は、本機の内蔵シーケンサーのソング再生にははたらきません(ただし録音時には、現在の移調設定で録音されます)移調
して曲を再生したいときは、必要に応じて専用のトランスポーザーを使用しま(45ページ参照)