User Manual

3.各部の名称とはたらき
Viscount Physis オルガン リファレンスマニュアル 22
P[CRESCENDO]ペダル
このペダルを踏み込むとクレッシェンドの段階を選択できます。ペダルの各段階で、ピアニシモからフォルティシモ
まで同数値のラウドネス設定にリンクされた、プリセットのストップ群を作動します。現在選択されている段階は、
[CRESCENDO]ディスプレイ(⑬項)に表示されます。このペダルはすべてのレジスターをコントロールし、ストッ
プ設定を変更します。クレッシェンドの各段階はプログラミングが可能です。設定の保存方法については⑳項を参照
してください。
Q エクスプレッションペダル
エクスプレッションペダルは 1 つまたは複数のセクションの音量を常にコントロールし、種々のダイナミックな効
果を生むために使用します。
ペダル数はモデルと手鍵盤の段数により異なります。
[MAN. Ⅳ]第Ⅳ手鍵盤の音量を連続的に調整します。
[MAN. Ⅲ]第Ⅲ手鍵盤の音量を連続的に調整します。
[MAN. Ⅱ]第Ⅱ手鍵盤の音量を連続的に調整します。
[MAN. Ⅰ]第Ⅰ手鍵盤の音量を連続的に調整します。
[MAN. /PEDAL]第Ⅰ手鍵盤と足鍵盤の音量を同時に連続調整します。
[MAN. /PEDAL]ペダルはクレッシェンドペダルとしても機能します。この機能についての詳細は 9.6 章をお読
みください。
ペダルの一つにはオーケストラボイスのサステイン効果を調節するためのレバーシステムが組み込まれています。
R リア接続パネル
オルガンの背面には、外部スピーカーシステムに接続するための端子や、ライン入力、マイク入力が搭載されていま
す。
[EXT.+12VDC][PROG.OUT]端子に接続されたバイカウント製スピーカーに、+12V の電源を供給する端
子です。
[GEN.SUBOUT]低域音再生用スピーカー(サブウーファー)を接続するための専用の出力端子です。
[PROG.OUT]オルガンからの一般ライン出力端子です。パイプオルガンの風箱のシミュレーションが可能で
す。EXT.OUTPUTROUTER 機能の設定に従って信号が出力端子から送信されます(9.10 章参照)風箱のタイ
プとサイズ、およびスピーカーの位置を設定できます。各出力には専用のレベル/イコライザーコントロールがあ
ります(9.11 章および 9.8 章参照)
[L(+R)/RINPUT]オルガンの内蔵アンプを使用して他の楽器を演奏するためのライン入力端子です。ソース音
源がモノラルの場合は、[L+(R)端子のみを使用してください。
[MICINPUT]マイク入力端子です。内蔵アンプを使用して出力されます。
[GAIN]マイク入力信号のゲインを調節します。
S[EXT+12VDC]端子用電源スイッチ
この端子は背面にあります。
t トレモロコントローラ
各セクションのトレモロ(第 1 トレモロ、8.2 章参照)およびモデルによっては、VoxHumana レジスター専用のト
レモロ(第 2 トレモロ、8.2 章参照)があります。
U パイプ照明灯コントローラー
V サブ/スーパーオクターブ
これらのドローノブは第Ⅲ手鍵盤のサブ/スーパーオクターブを作動し、第Ⅲ手鍵盤の 16' カプラーを他の手鍵盤
にかけます。
警告
オルガンの背面にあるこれらの端子は外からは見えません。使用するためにはオルガン背面の木製パネルを取り外す必要があり
ます。信頼できるスタッフにご相談ください。