User Manual

9.一般設定(SET-UP メニュー)
35 Viscount Physis オルガン リファレンスマニュアル
上図は手鍵盤のトレモロの現在の深さ値DP または DPTと速度SP または SPDを示しています。
[EXIT]を押して SET-UP メニューに戻り、新しい設定内容を保存します。
Physis オルガンには各セクションにつき 2 種類のトレモロがあり、サウンドを更にカスタム化したり VoxHumana
どの特定のレジスターに更に震音効果をかけることができます。VOICES メニューから EDITPARAMETERS 機能を
選択し(8.2 章参照)各レジスターにかけたいトレモロを選択します。 2 トレモロの速度と深さを調節するには、SET-
UP メニューから「2ndTREMULANT」を選択します。表示画面は第 1 トレモロとまったく同じです。このような設定で
音に震音効果を加えることができ、特定のレジスターのサウンドが更に心地よく、またリード系ストップのサウンドが表
現豊かになりました。
閉ざされた環境内で一連の音が反射したものがリバーブです。
各反射音の順序と値は部屋の大きさ、室内にあるオブジェクトの数や材質、聴き手の位置など、室内環境の多くの要因に
よって異なります。
Physis オルガンのデジタルプロセッサーは、真のパイプオルガンで弾いた時に生じるリバーブに影響を及ぼす複雑な要
因を人工的に再現し、適切なリバーブをかけることによって優れた音質に更に磨きをかけます。
SET-UP メニューの REVERBERATION 機能を使用すれば、反射音の大きい大聖堂から、短く柔らかい反射音を持つ小
部屋に至るまで、様々な種類のリバーブを選ぶことができます。このリバーブには合計 8 つのスタイルがあります。
ミュレートされている環境の質と、雰囲気音によって生成される反射音の量も調整できます。
左のパネルには[REVERBVOLUME]コントローラーがあり、リバーブ効果のレベルを調整します。このコントローラー
で反射音もコントロールするかどうかを、ディスプレイ上で選ぶことができます。
望ましい効果を設定するには、SET-UP メニューの REVERBERATION フィールドを選択し、[ENTER]を押します。
上の行にはシミュレートされている環境が表示され、そのリバーブ効果が生成されます。
トレモロの深さと速度は、各ジェネラルコンビネーションやディヴィジョンコンビネーション、およびトウッティごとに異なる値を
設定して保存できます。PROG.FUNCTIONS メニューでこの機能をオンにしてください(9.6 章参照)
9.2リバーブスタイルの選択(REVERBERATION 機能)
3 段手鍵盤モデル 2 段手鍵盤モデル
4 段手鍵盤モデル