User Manual

10.ユーティリティおよび MIDI 機能(UTIL.&MIDI メニュー)
Viscount Physis オルガン リファレンスマニュアル 62
プログラムチェンジ / バンクセレクトメッセージの送信(PROG.CHANGESEND 機能)
MIDI プログラムチェンジ(PG)メッセージを使用して、特定のサウンドまたはプログラム(パッチ)を接続されたユニッ
トで呼び出すことができます。[MIDIOUT]端子に接続した外部モジュール(外付け音源など)から、使用したいボイスを
選択することができます。また、バンクセレクトメッセージの MSB(CCn.0) および LSB(CCn.20) を送信して、外部
音源からストップのバンクを選択することもできます。
UTIL.&MIDI メニューから PROG.CHANGESEND フィールドを選択し[ENTER]を押します。
SECT(セクション)欄にはオルガンの各セクションが表示されます。各セクションに関連したプログラムチェンジ、
MSB/LSB バンクセレクトメッセージは PGMSBLSB 欄にそれぞれ表示されます。
この画面の MIDI メッセージは該当セクションに即座に送信され、ジェネラルメモリーディヴィジョンメモリートゥッ
ティメモリーにも保存されます。プログラムチェンジとバンクセレクトを選択して望ましいメモリーを変更設定します。
この機能は外部音源ユニットなどを接続して本機のボイスと他のストップを組み合わせたい時に便利です。
MIDI メッセージが不要な場合は、値を「---」に設定してキャンセルします。画面を終了し UTIL.&MIDI メニューに戻るに
[EXIT]を押します。
MIDI ベロシティの調節(PEDAL/KEYB.TOUCH 機能)
各セクションごとにオーケストラストップで演奏され[MIDIOUT]端子から送信される、ノートのベロシティを、この機
能で設定します。以下の画面が表示されます。
セクションごとに、1 127 の範囲の固定値FIXEDまたは 3 種類のダイナミックカーブSOFTNORMALHARD
を設定します。[EXIT]を押して画面を終了し設定を保存します。
COUPLEDNOTES(音のカプリング)機能
COUPLEDNOTES 機能を使用して、MIDI で送信するノートを選択します。「YES」を選択すると、実際に手鍵盤上で演
奏している音符と「カプラーのかかった」音符の両方を送信します。
カプリングⅡ /P を有効にして足鍵盤を演奏した場合、音の情報は足鍵盤の MIDI チャンネルと第Ⅱ手鍵盤の MIDI
チャンネルの両方から送信されます。「NO」に設定していると、実際に演奏している鍵盤から送信されます(この例の場合
では足鍵盤のチャンネルからのみ送信されます)
サブ / スーパーオクターブのカプラー搭載モデル、および / またはユニゾンオフのカプラー搭載モデルでは、どのカプ
ラーが MIDI データを送信するかを選択できます。
NONE送信しない
STD2 つの手鍵盤間、または手鍵盤と足鍵盤間のカプラーのみ(ただしサブ / スーパーオクターブのカプラーは除く)
ALLすべてのカプラー
3 段手鍵盤モデル 2 段手鍵盤モデル
4 段手鍵盤モデル
3 段手鍵盤モデル 2 段手鍵盤モデル
4 段手鍵盤モデル