User Manual

Table Of Contents
ボイスをエディットする
ELS-02/ELS-02C/ELS-02X取扱説明書
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ボイスエディット
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AWM音色のエディットは、ボイスエディット画面のAWM
ページとレイヤーページで行ないます。AWMページは、ボ
イス全体の音質を調整するためのページで、レイヤーページ
は、ボイスを構成する各エレメントを細かくエディットする
ためのページです。
AWMページ
1 エレメントオン/オフ
AWM音源の8つのエレメントとVA音源を表しています。
上の表示切替ボタンを押すことで、AWM1〜4とAWM5〜
8の表示を切り替えることができます。AWM1〜8の各ボタ
ンを押すたびに、オンとオフ(消音)が切り替わります(オフ
にしたエレメントはグレー表示になります)。AWM音色を
エディットしている場合、[VA]ボタンをオンにすることは
できません。
2 ボイス/エレメント
エディット中のエレメントが表示されます。上のイラストで
は、AWM1にアコーディオン1のエレメント1が、AWM2
にアコーディオン1のエレメント2が入っていて、AWM3
AWM4にはボイスが割り当てられていません。
別のボイスで使われているエレメントを呼び出して、現在
エディットしているエレメントと差し替えることもできま
す。ボイス、エレメントのそれぞれのボタンを押すと、ボイ
スメニュー、エレメントメニューが表示されるので、その中
から使用したいものを選びます。
ボイスを変更すると、対応するエレメントは変更後のボイス
が持っている先頭のエレメント(通常はエレメント1)に自動
的に変更されます。
3 EQローフリケンシー /EQローゲイン
低い周波数の音量を変化させます。フリケンシースライダー
では、音量変化させたい周波数を32Hz〜2.0kHzの範囲で
設定します。ゲインスライダーでは、フリケンシースライ
ダーで設定した周波数付近の信号量を、−12dB〜+12dB
の範囲で調節します(+6dBでもとの音量の倍、−6dBで
もとの音量の半分になります)。
4 EQハイフリケンシー /EQハイゲイン
高い周波数の音量を変化させます。フリケンシースライダー
では、音量変化させたい周波数を500Hz〜16.0kHzの範囲
で設定します。ゲインスライダーでは、フリケンシースライ
ダーで設定した周波数付近の信号量を、−12dB〜+12dB
の範囲で調節します(+6dBでもとの音量の倍、−6dBで
もとの音量の半分になります)。
レイヤーページ
1 エレメント選択
エディットしたいエレメントを選択します。
2 エレメントオン/オフ
AWM音源の8つのエレメントとVA音源を表しています
AWM1〜8の各ボタンを押すたびに、オンとオフ(消音)が切
り替わります(オフにしたエレメントはグレー表示になりま
す)。エディット中のエレメントだけをオンにしておくと、
エディット内容が確認しやすくなります。ただし、いくつか
のエレメントをオフにすると、鍵域や弾く強さによっては音
が出ないこともあります。
3 画面切り替え
レイヤーページは、3つの画面で構成されています。
ボタンで画面を切り替えられます。それぞれの画面
の内容は、以下のとおりです
AWM音色のエディット
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1
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EQ(イコライザー )
EQ(イコライザー )は、音をいくつかの周波数帯域に
分けて、各帯域のレベル(ゲイン)を上げ下げすること
で、音質を補正します。もともとは、アンプやスピー
カー、部屋の特性に合わせて、音場環境を補正する
(たとえば、低音が響きすぎる部屋では低い周波数の音
を小さくする)ためのものでしたが、イコライザーを
使って積極的な音作りを行なうこともできます。クラ
シックはより繊細に、ポップスはより明確に、ロックは
よりダイナミックに、というように、曲の特長を引き出
すのに欠かせないエフェクトです。
このエレクトーンのイコライザーは、ロー (低周波数)、
ハイ(高周波数)の2つの帯域の設定ができます。
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