Virtual Acoustic Synthesizer Owner's Manual

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BASIC PART
第3章 Learn the VP1
ボイスの構成

ミキサーでは、各エレメントから出力されたダイレクトとエフェクトセンドの
信号のバランスを調整したり、エフェクトやイコライザーの細かい設定を行い
ます。
この部分に関しては、すべてのパラメーターをエディットすることができま
す。

リバーブやコーラス、フランジャー、ピッチチェンジなど、30種類以上のエ
フェクトタイプを選択することができます。また、各エフェクトのパラメー
ターも細かく調整することもできます。

4つのバンドを持つパラメトリックイコライザーです。特にLowとHighのバン
ドでは、シェルビング型のイコライザーを採用していますので、ダイナミック
なイコライジングが可能です。

ボイスは、本体内に64種類ストア(保存)しておくことができます。
64種類のボイスは、16個ずつの「バンク」に分類され、それぞれ01∼16の番号
が付けられています。
バンクA 01 ∼ 16
バンクB 01 ∼ 16
バンクC 01 ∼ 16
バンクD 01 ∼ 16
このバンクと番号を並べた「A01」とか「C12」などといった表記のことを「ボ
イス番号」と呼びます。
各ボイスには、10文字までの「ボイス名」とボイスの分類を示す「カテゴリー」
(→ BASIC PARTP. 3-21)が付けられています。
また、ボイスによっては、ノートウィンドウが表示され、32文字までのコメン
トを付けることができます。(→ REFERENCE PARTP.1-54)

エディットしたボイスを直接フロッピーディスクに保存したり、フロッピー
ディスクから直接ボイスを呼び出すことはできません。

外部のMIDI機器との間でプログラムチェンジデータをやりとりする場合には、00∼
63のプログラムチェンジナンバーが、A01∼D16に対応します。たとえば、外部シーケ
ンサーからプログラムチェンジナンバー17を受け取ったとき、本機はB02のボイスに
切り換えます。
64∼127のプログラムチェンジナンバーは受信しても無視します。
バンクセレクトの信号には対応していません。