Virtual Acoustic Synthesizer Owner's Manual
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REFERENCE PART
第1章 プレイモード
PLAY
F6
・各エレメントの調律を、次の中から選択します。
・off:Equal(平均律)
12のすべて等しい半音で構成されます。転調も完全に自由です。
・01:P Major C ∼ 12:P Major B(純正律 − 長調) および
・13:P Minor A ∼ 24:P Minor A♭(純正律 − 短調)
金管楽器の音律で、自然倍音を基準とするため、合奏時の和音は濁りの
ないきれいなものとなります。ただし、移調の際には、音律を変える必
要があります。
・25:Mean T C ∼ 36:Mean T B(ミーントーン)
ピタゴリアン音律の3度が不純である問題点を解決した音律です。
・37:Pythago C ∼ 48:Pythago B(ピタゴリアン)
ギリシャ時代の音律で、ローマ人に継承され、グレゴリオ聖歌や吟遊詩
人に伝わった音律です。
・49:Werckmeist(ヴェルクマイスター) および
・50:Kirnberger(キルンベルガー) および
・51:Vallotti & Y(バロッティ&ヤング)
調性的音律と呼ばれており、移調の際に調律を変える必要がありませ
ん。しかし、演奏する際の調号(シャープやフラット)が増えるにしたが
い、和音はより緊張感を持ち、旋律はより美しくなるという特長を持っ
ています。つまり転調によって曲想を大きく変えることができます。ク
ラシックの名曲にはこれらの音律を使ったものが多数を占めます。
・52:1/4 Shift
全体に1/4音上げた平均律です。通常の平均律と混ぜて使用すると非常
に緊張感のある音となります。
・53:1/4 Tone
鍵盤上の半音が1/2半音となる調律です。C2の音程を基準として作成し
てあります。
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