User Manual
Yamaha Sound System Simulator Y-S
3
取扱説明書 V3.1
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Coverage(Distributed Speaker Layout Pattern)
受音面におけるカバーエリアを想定し、スピーカーが自動的に配置されます。均一な直接音分布を得るためのスピー
カー配置を検討する場合に有用です。
Layout Judgement
リストボックスから Pattern、Band Width、Center Frequency の諸条件と、Density を選択します。
Pattern:
設置平面のスピーカーのレイアウトパターンを Rectangular、Hexagonal から選択します。
Band Width、Center Frequency:
カバーエリアを算出するための帯域幅と中心周波数を設定します。帯域幅は狭くなるほど目的とする中心周波数付近
での分布に応じた配置がされますが、干渉などによる極端な分布変化の影響を受けやすくなります。初期値は 2 Oct.
Band、1kHz となっており、話声の音声帯域にほぼ対応しています。
Density:
受音面でのカバーエリアの密度を設定します。受音面と設置平面との距離(Ceiling:天井配置の場合は高さ)を考
慮して設定します。一般的に、天井高が高いほど、算出されたスピーカー配置間隔も大きくなるため、一定以上の音
圧を得るために、高密度の配置を選ぶ必要があります。
Speaker Arrangement
Angle(Relative):
設置平面から見たスピーカーの角度を設定します。初期値は Pan(0.0)、Tilt(90.0)、Rot(0.0)となっており、
初期状態ではスピーカーの背が平面に設置されています。設定可能範囲は-180.0~180.0 です。
Offset from plane:
設置平面からのスピーカーのオフセットを設定します。初期値(0.00)はスピーカーの背が設置平面に接している状
態です。設定可能範囲は-90.00m~90.00m(-295.0ft~295.0ft)です。