User Manual

10章 コンポーネントエディター (TXnのみ)
AmpEditor 取扱説明書
171
APF(AllPassFilter)
すべての周波数範囲の信号を通過させ位相だけを変化させるフィルターです。主にクロスオー
バー帯域での位相整合のために使用します。APF1stでは、設定した周波数において位相が
90°回転し、全帯域で見ると0°から180°まで回転します。APF2stでは、設定した周波
数において位相が180°回転し、全帯域で見ると0°から360°まで回転します。APF2nd
Qの設定が可能です。
HornEQ
CD(ConstantDirectivity:定指向性)ホーンスピーカーは、高域のレベルがロールオフする
特性を持ちます。HornEQは、この特性を補正するイコライザーです。そのためGain0dB
以上、Frequency500Hz以上に限定されています。
Delay(ディレイ)
信号の遅延を設定します。遅延時間は、ミリ秒、サンプル、メートル、フィートで指定できます。入
力部とSpeakerProcessor部の2箇所にあります。
DelayScaleはパラメーターリンクに対応していません。
パラメーター 設定範囲 機能
q
Delay
ms:0500
(入力部は01,300)
SAMPLE:サンプリング周波
数によって異なります。
METER:0171.8
(入力部は0446.7)
FEET:0563.6
(入力部は01465.4)
ディレイタイムを設定します。
エディットボックスが2つあり、上段はミリ秒、下
段は[DelayScale]で選択した単位で表示されま
す。
w
ON On/Off ディレイをオン/オフします。
e
DelayScale
ms
SAMPLE
METER
FEET
ディレイタイムの設定単位を選択します。選択され
ているボタンが点灯し、[Delay]の下段のエディッ
トボックスの単位が変わります。
e
q
w
NOTE