User Manual

IN
PH ONESPH ONES
ASSIGNABLE
SUSTAIN
FOOT SWITCH FOOT CONTROLLER
21
ASSIGNABLE OUTPUT OUTPUT
RRL
L/MONO
A/D INPUT
R
L
GAIN
16 17
ステップ2 このボイスはこう使え!
 リード/パイプ系の音はこう使え!!
リード/パイプ系とは、いわゆる木管楽器系の音色のこと。木
管楽器と聴くとオーケストラ系のサウンドをイメージするか
も知れないが、サックスセクションはブラスセクションと共
にアンサンブルを厚くするアイテムとしてよく使われるし、ポッ
プス曲ではフルートやオーボエがオブリガードなどで使われ
ることも多い。MOTIF XSでは、木管楽器系のソロ音色にも
新規ウェーブを多数搭載し、さらにXA機能によってレガート
演奏時の音のつながりが美しく、音色のクオリティが一段とアッ
プしている。中でもお薦めの音色を紹介しよう。
【この音を弾け!!】
PRE5:010(A10) VeloGrowlLegato
タッチによって柔らかくメローな音から割れたようなグロー
音まで幅広い音色が出せる、表現力に富んだテナーサックス
音色。XA機能によってレガート時にはアタック音が鳴らず、
音が滑らかにつながる。
PRE5:017(B01) FluteLegato
新波形を採用した、オーケストラ向けの艶やかなフルート音色。
XA機能によって、アタック時にはリアルな息の音が鳴り、レ
ガート時には音が滑らかにつながる。アタック音、レガート
音ともに3段階のベロシティスプリットが設定されていて、タッ
チの強弱にも繊細に反応して音色が変化する。通常は単音し
か演奏できない状態(Mono)だが、ASSIGNABLE
FUNCTION [1] をオンにすると和音が演奏できる状態
(Poly)になる。
PRE5:020(B04) Oboe1AF1
PRE5:025(B09) Bassoon1AF1
オーケストラ向けの新規波形のオーボエとバスーン音色。自
然なビブラートがかかったリアルで美しい音色だ。他のボイ
ス同様、XA機能によるレガート時に音が滑らかにつながる。
強いタッチで音色が変化する。
PRE5:023(B07) Clarinet1AF1
オーケストラ向けのビブラートがかかっていないタイプのク
ラリネット音色。新波形を採用してクオリティがアップして
いる。他のボイス同様、XA機能によるレガート時に音が滑ら
かにつながる。タッチの強弱にも繊細に反応して音色が変化
する。
 ボコーダー音はこう使え!!
ボコーダーとは、ロボットボイスを作り出すエフェクターの
こと。ボコーダーの使い方について紹介しよう。
ボコーダーを使うための準備
始めに、マイクをMOTIF XS本体リアパネルのA/D INPIT
端子(①)に接続しよう。接続はL/RどちらでもOK。A/D
INPIT端子横にあるGAINつまみ(②)を時計回りに回していく
とマイクの音量が大きくなる。音量が小さい場合は、ゆっく
りと回して調整しよう。
次にA/D INPIT端子の入力ゲインを「mic(マイク)」に変更
しよう。
1. [VOICE] を押していったんボイスモードに入ってか
ら、 [UTILITY] を押してユーティリティーモードに入
り、[F2]を押してI/O (インプット/アウトプット)
面を表示する。
2.カーソルボタンを押してカーソルを[Mic/Line]欄(①)に移
動し、データダイアルを左向きに回して「mic」に設定す
れば完了だ。
続けて、A/D INPIT端子の入力信号が、ボコーダーに流れ込
むための設定をしよう。
1.ユーティリティモードの状態で [F4] を押し、さらに
[SF1]を押してOutput(アウトプット)画面を表示する。
2.カーソルボタンを押してカーソルを [A/D Input]
[Output Select]欄(④)に移動し、データダイアルを右向
きに回して「insL」に設定すればOK。
【この音を弾け!!】
PRE8:127(H15) VocoderPad
PRE8:128(H16) VocoderPad2
いずれもシンセリード系のいわゆるボコーダー的な音色だ。
では、鍵盤を弾きながらマイクに向かってしゃべってみよう。
すると、声がシンセ音に変わり、音程が付いて出力される。
上記の設定をしているのにボコーダーがかからない場合は、
[EFFECTBYPASS]の[INSERTIONのランプが点灯し
ていないか確認しよう。点灯していたら、ボタンを押してラ
ンプが消す。するとボコーダーがかかるはずだ。
ボコーダーの仕組みについては、取扱説明書のP111を参照
しよう。
VOICE
UTILITY
F2
1
F4
SF1
INSERTION