User Manual

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ステップ3 パフォーマンスを使いこなせ!
 パフォーマンスの使い方をマスターする
〜コード演奏編〜 
次に、左手でコードを押さえ、右手でメロディを演奏するタ
イプのパフォーマンスを選んで、コードの押さえ方やボイス
の変更方法などをマスターしましょう。
和音を押さえてアルペジオをスタートさせる
1.[PERORM]を押して、パフォーマンスモードに入ります。
2.バンク[USER3]、グループ[G]、ナンバー[6]
を押して、「USER3:102(G06) Summer Festival」
を選びます。
3.B2より下の鍵盤で和音を押さえると、アルペジオがスター
トしてパート1〜3のドラム、ベース、ギターの演奏が始
まります。
このパフォーマンスの場合、ギターはB2より下で押さえ
た鍵盤の音程で発音し、ベースは自動判別されたコードに
従って発音します。また、パート1〜3はホールド機能が
ONになっていて、鍵盤を離しても音が鳴り続けます。こ
のあたりのルールはパフォーマンスごとに異なるので、パ
フォーマンスを選んだ後で必ず確認してください。
4.C3から上の鍵盤では、パート4のトランペットの音でメロ
ディが演奏できます。
コード演奏用のパフォーマンスでは、ほとんどの場合C3から
上の鍵盤がメロディ演奏用、B2から下の鍵盤がアルペジオス
タート及びコード判別用の鍵盤となっています。
鍵盤の位置は、MOTIFXS6の場合は下図のようになります
MOTIF XS7/8のC3の位置は、取扱説明書の10〜12ペー
ジで確認してください。
メロディの音色(ボイス)を変更する
5.[F2]を押してボイス画面を表示します。
6.カーソルボタンを押して、カーソルをパート4のバンク欄
(①)に移動します。
7.バンク[PRE5 、グループ[A] ナンバー[3]
を押して、「PRE5:003(A03) Soprano Legato」を
選びます。
これでメロディの音色がトランペットからソプラノサッ
クスに変更になりました。
8. [F1] を押してパフォーマンスプレイ画面に戻してお
きます。
アルペジオタイプを変更する
9.[SF1]を押してARP1を選びます。
10.[F4]を押してアルペジオ画面を表示します。
11.カーソルボタンを押して、カーソルをパート1のアルペ
ジオタイプ欄(①)に移動します。
12.データダイアルを回して、アルペジオタイプを変更します。
ここでは、「5445」に変更しましょう。コンガの入った
少しにぎやかなパターンに変更されました。
ここでは、ARP1のアルペジオタイプを変更しましたが、
ARP2〜5を選んでから同様の作業を行なえば、各アルペ
ジオを変更することができます。
アルペジオタイプは6000種類以上もあるため、気に入った
タイプを探すのは大変です。そこで、すべてのアルペジオタ
イプには、カテゴリー(楽器の種類)とサブカテゴリー(音楽ジャ
ンル)が設定されています。アルペジオタイプを変更する場合
は、カテゴリー及びサブカテゴリーが元のアルペジオタイプ
と同じものから選ぶようにしましょう。
パフォーマンスを保存する
作りかえたパフォーマンスが消えてしまわないように、本体
のメモリーに保存(ストア)しましょう。
作りかえたパフォーマンスは、他のモードに移動したり、他
のパフォーマンスを選んだりすると消えてしまうので、その
前に必ず保存作業を行ないましょう。
13.[STORE]を押して、ストア画面を表示します。
14.保存先のメモリーを選びます。
ここでは、ナンバー [7] を押して、「USER3:103(G07)」
を選びましょう。
保存を実行すると、保存先のメモリーに元から入っていたパ
フォーマンスは消えてしまいます。
15.[ENTER]を押し、続けて[INC/YS]を押す。
これで保存が完了しました。
さて、ここまでの準備ができたら、下記の楽譜を演奏して
みましょう。左手は、楽譜よりも1オクターブ下げて演奏
しましょう。慣れてきたら、アドリブで続きのメロディを
演奏してみましょう。
アルペジオのテンポを変える
1. [SELEART C RO (①)を押して、[ARP FX]ランプ
(②)を点灯させます。
2.ノブ8(③)を回すと、アルペジオのテンポが変更されます。
ディスプレイの表示でテンポを確認しながら、ゆっくりと
変更してみましょう。
コードを演奏するタイプのパフォーマンスは、いわば作曲の
アイデアの宝庫です。ぜひパフォーマンスを使いこなして、
楽曲制作に役立ててください。
では、次にお薦めパフォーマンスを紹介しましょう。ぜひ実
際に操作して、MOTIF XSのパフォーマンス機能を十分に楽
しんでみましょう。
パフォーマンスを使って曲作りがしたくなったら、「ステッ
プ4:MOTIFXSで楽曲制作」にジャンプしてください。
PRE5
STORE
ENTER INC/YES
PERFORM
USER3
G 6
A
F1
3
F4
7
SF1
F2
SELECTEDPARTCONTROL
C1 C6C3B2
D2
アルペジオスタート/
コード判別
メロディ演奏