User Manual

このたびは、ヤマハミュージックプロダクションシンセサイザー
MOTIFXSをお買い上げいただき誠にありがとうこざいます
このファーストステップガイドは、MOTIF XSをすぐ使える
ように操作の基本をまとめたものです。MOTIF XSには音楽
制作のための機能が多数あります。すべての機能は、製品付
属の取扱説明書をこ覧いただくとして、本書では音を出す、
音色を切り替える、曲を作成するなど基本的な操作をマスター
しましょう。
音を鳴らす準備やデモ演奏の再生などについては、MOTIF
XS本体に付属の取扱説明書19ページ以降をご覧ください。
モードについて
MOTIF XSは、多彩な機能を効率よく使い分けることができ
るように、さまざまなモード/サブモードが用意されています。
まずはこのモードを理解することがMOTIF XSを使いこなす
秘訣です。
簡単に各モード/サブモードが持つ機能を説明しましょう。

単一の音色を選んで、演奏するモード。

音色を重ねたり、特殊な効果を加えて演奏するモード。

ボイスやパフォーマンス、ソング、パターンの区別なく、設
定をワンタッチで呼び出せるように登録するモード。

曲を作ったり再生するモード。

曲を作ったり再生するモード。ソングとの違いは、曲をセク
ション(Aメロ、サビなど)ことに作成していくのに適してい
ます。

本体で制作した音色や曲を、USBデバイスに保存したり、
保存したデータを本体に読み込むモード。

外部からの音声を本体に録音(サンプリング)し演奏するモード。

ソングやパターンモードで、トラックごとの音色・音量・パ
ン(定位)・エフェクトなどの調整を行なうモード。

本体の設定、たとえばチューニングやMIDIに関する設定を行
なうモード。

ボイスやパフォーマンスを自分の好みに変更したり、ソング
やパターンの修正を行なうサブモード。

各モードにおいて、データのコピーやイレース(消去)などを
行なうサブモード。

各モードにおいて、データをMOTIF XS本体に保存するサブ
モード。
操作を説明する際、「××モードに入る」という表記は、各
モードボタンを押して、そのモードを操作する状態にすると
いう意味です。
󰺞
󰺞
󰺞
󰺞
󰺞
󰺞
ステップ1 はじめに
数値を変更する
MOTIF XSは、パラメーターの数値や曲、パターンを変更
するには、ふたつの方法があります。ひとつはデータダイア
ルを左右に回す方法です。右に回すと数値が増え、左に回す
と数値が減り、大きい数値の変更に向いています。もうひと
つは、[INC/YES][DEC/NO]を使う方法です。
INCはIncrement(インクリメント)の略で『増やす』、
DECはDecrement(ディクリメント)の略で『減らす』と
いう意味で、データの値をひとつずつ変更するのに向いてい
ます。
カーソルボタン
デ一夕ダイアルの下、上下左右の矢印のついたボタンをカー
ソルボタンと呼びます。このボタンはディスプレイ中のカー
ソル(反転表示部分)を上下左右に移動させる場合に使用し
ます。ディスプレイに表示されるいろいろな項目(数値など)
を変更したいときに、その項目を選択する場合に使用します。
デモソングを再生しよう
MOTIF XSにはデモソングが3曲収録されています。まずは
デモソングを聴いて、MOTIFXSの音質と表現力を実感して
みましょう。
1.       を押して、ソングプレイのトラックビュー
画面を表示します。
2.カーソルボタンを押して、ソングナンバー(①)にカーソル
を移動します。
3.データダイアルを回して、再生するソングを選びます。
MOTIFXSには、ソングナンバー01〜03の3種類のデモ
ソングが収録されています。
4. [>](プレイ) (①)を押してデモソングの再生をスタート
しましょう。
5.再生を途中で止めるには[■](スップ)(②)を押します。
曲が終われば自動的に演奏はストップします。


落ち着いたロックテイスト。透明感のあるスチールギター
のアルペジオとエレクトリックのギターの音色に耳を傾け
ましょう。ミュート音やさまざまなギターならではの表現
力が魅力です。

オーケストラ系。全体を支えるストリングの艶やかさはも
ちろん、前半のクラリネット、オーボエでのレガート奏法、
終盤での深みのある金管からも、オーケストレーションに
耐えうるクオリティを実感できるはずです。

ジャズファンク系。フォールダウンのブラスからピアノ、
エレクトリックギター、オルガン、エレピ、シンセリード
とめまぐるしく変わる楽器それぞれのリアルさを堪能して
ください。
ステップ1:はじめに






②①
MASTER(マスター)
SEQSETUP
(シーケンサーセットアップ)
MIXING(ミキシング)
UTILITY(ユーティリティ)
STORE(ストア)
PERFORM
(パフォーマンス)
VOICE(ボイス)
PATTERN
(パターン)
INTEGRATED
SAMPLING
(サンプリング)
FILE(ファイル)
EDIT(エディット)
JOB(ジョブ)
SONG(ソング)
INC/YES
(増える)
増える減る
DEC/NO
(減る)
ENTER
(エンター)
EXIT
(エグジット)